観葉植物は室内でのインテリアとして定番のアイテムですが、屋外で育てられる観葉植物もあります。ベランダにいくつか観葉植物を置くだけで、何気ないベランダの雰囲気が一変します。ガーデニングと一緒に観葉植物を置くと、グリーンが妙な存在感を発揮してくれて、いつものガーデニングをより深みのあるひとときにしてくれるでしょう。観葉植物がベランダにある美しいグリーンに囲まれた生活は、心身ともに洗われるような気がして、とても癒されます。
観葉植物は冬の寒さに弱いものというイメージがあるので、一年中外に置いておくのを躊躇してしまう方も多いと思いますが、凍えるような冬も越冬できるほど寒さに強い観葉植物も数多くあります。
本記事では、屋外で観葉植物を育てるメリットやコツのほか、屋外で育てるのに向いたおすすめの観葉植物を紹介します。観葉植物を屋外で育てたい方は、ぜひお役立てください。
目次
観葉植物の多くは熱帯地域に生息している品種が多いため、暑さには強いですが寒さには弱いという性質をもつ観葉植物が数多くあります。しかし、観葉植物の中には越冬できるくらい寒さに強かったり日陰に強かったりという性質をもつ品種も多々あります。
屋外で育てられる観葉植物には、直射日光に弱く葉焼けしてしまう品種のものも数多くあるので、一つひとつの品種の特徴を理解して選びましょう。
観葉植物を屋外で育てることで、屋内とは異なるさまざまなメリットを享受できます。代表的なのが、目隠し効果やリラックス効果、風水的な効果が期待できる点です。
以下では、屋外で観葉植物を育てるメリットを3つ解説します。
天然の目隠しとして働いてくれるのは、ベランダや庭に観葉植物を配置するメリットの1つです。観葉植物が外からの視線を自然に遮ることでプライバシーを守りつつ、緑豊かな空間が日常に安らぎをもたらします。ブラインドや高い塀といった人工物の存在感や圧迫感が苦手な方には、特におすすめの方法です。
隣家との距離が近い場合や道路に面した場所に住んでいる場合は、大きな観葉植物やつる性植物を選ぶと良いでしょう。また、観葉植物の葉には遮熱効果もあるため、夏場は天然のグリーンカーテンとしても活躍します。
観葉植物はその美しい緑色と自然な形状が心を癒し、リラックス効果をもたらします。植物から発せられるフィトンチッドは、リラックス効果があるとされる揮発性物質です。登山や自然の多い公園に訪れた際の木々たちの独特の香りに癒やされた方もいるのではないでしょうか。また、緑視率を高めることで心理的な安らぎ感を向上させる効果も期待できます。
朝のコーヒータイムに、ベランダの緑を眺めながら過ごせば、一日の始まりが爽やかに感じられるでしょう。自宅での作業中や職場から帰宅した後ふと視界に入る自然の緑は、仕事でのストレスを和らげるのに効果的です。緑豊かな空間は友人や家族と過ごす時間の心地良さを増し、話の種としても役立ちます。
風水では、観葉植物を家の中に取り入れることで運気が上がるとされていますが、屋外に置くことでも効果が期待できます。特にベランダや庭は「気の入口」と言われる場所です。ここに観葉植物を配置することで、外から悪い気が入り込むのを防ぎ、家全体に良いエネルギーが巡るとされています。
風水的なゲン担ぎを気にする方にも、非常に理にかなった選択と言えるでしょう。葉の形状によっても効果は異なり、鋭い葉は仕事運や勉強運を、丸い葉は癒しの効果があると言われています。
観葉植物の多くは熱帯原産で高温に強いものが大半ですが、日本の夏の暑さには気をつけなければなりません。暑さに強い植物でも、直射日光や高温、害虫の被害を受ける恐れがあるためです。
以下では、夏場に屋外で観葉植物を健やかに育てるためのコツを4つ紹介します。
日光自体は観葉植物が生きるのに必須です。しかし夏の日差しは非常に強く、観葉植物の種類によっては過酷な環境下となります。夏の強烈な日光に長時間さらされると、葉焼けを起こして植物が弱ってしまうケースが珍しくありません。
屋外で観葉植物を育てる場合は、植物が必要な光を確保しつつ、直射日光から守ることが重要です。明るい日陰に置くか、すだれやシェードを使用して適度な日陰を作りましょう。午前中は陽が当たり、午後は日陰になるような環境が理想的です。
夏場は害虫が活発になる季節です。観葉植物につく害虫も例外ではなく、アブラムシやハダニ、カイガラムシなどが発生しやすくなります。これらの害虫は植物の健康を害するだけでなく、最悪の場合枯らしてしまうこともあるため、何としても防がなければなりません。
害虫対策として、まず定期的に植物をチェックし、害虫がついていないか確認しましょう。また、葉の裏に霧吹きで水を与えると、葉の乾燥を防ぎつつもハダニなどの発生を抑えられます。さらに、害虫が住み着きやすい腐葉土は避け、土の表面に赤玉土やゼオライトを敷けば、コバエの発生防止にも効果的です。寒冷紗や不織布を使って植物を覆うのも、虫除け対策にはなります。
観葉植物につく害虫6種類の原因と対処法!発生させない対策法も解説
植物にとって風通しの良さは重要です。湿気が溜まると病害虫の発生リスクが高まり、植物が弱る原因となります。
夏場に観葉植物を屋外で育てる場合は、風通しが良く、涼しい場所を選びましょう。自然の風が通る場所に置くことで湿気を防ぎ、植物の健康を保てます。ただし、室外機の風やエアコンの排気など、人工的な風は植物を乾燥させすぎてしまうため、避けましょう。
観葉植物を健やかに育てるためには、適切な水やりが欠かせません。気温が高く、土や葉から水分が蒸発しやすい夏は、水切れを起こしやすい季節です。夏場は3~5日に1度を目安にたっぷりと水を与え、根までしっかりと湿らせましょう。
葉水を与えて葉の乾燥を防ぐのも効果的ですが、そのまま直射日光にさらされると葉焼けの原因となりかねません。鉢の中が蒸れるのを防ぐ意味でも、水やりは早朝か夕方の涼しい時間帯に行うのがおすすめです。ただし、水の与えすぎは根腐れの原因となります。水やりは、土の表面が乾いてきたのを確認してからにしましょう。
観葉植物は寒さに弱い種類も多くあるため、注意が必要です。観葉植物を冬場に屋外管理で育てるためには、事前の準備が欠かせません。夏の終わり頃から涼しくなり始めるタイミングを見計らって植物を屋外に出し、徐々に環境へ慣れさせましょう。
以下では、屋外で観葉植物を冬越しさせるときのコツを4つ解説します。
冬になると観葉植物は休眠期に入り、水をあまり吸わなくなります。春~秋の生育期と同じように水を与えてしまうと、根腐れを起こしかねません。植物の健康を保つためにも水やりの頻度を減らし、土が中まで完全に乾燥したのを確認してから水を与えるようにしましょう。
土の表面が乾燥して白っぽくなったときや、鉢を持って軽く感じたときが水やりのタイミングです。冬の水やりは早朝や夕方の涼しい時間帯に行い、植物が急激な温度変化にさらされないように注意してください。また、受け皿に溜まった水も根腐れや害虫が増える原因となるため、水を残さないようにしましょう。
観葉植物の多くは熱帯地域を原産国とするため、冬の寒さに弱い品種が大半です。耐寒温度は一般的に5~10℃程度で、気温が10℃を下回ると休眠期に入ります。雪国でないからといって何も対策しないと、冬の寒さに耐えられずに葉が傷んできて枯れる場合があります。
事前に植物の越冬温度を確認しておき、外気が15℃を下回る前に10℃以上の室温を維持できる部屋へ移動しましょう。ただし、室内でも窓際の冷気に注意しなければなりません。窓から離れた場所に置くか、断熱シートを使って冷気を遮断する必要があります。
冬場は日照時間が短くなるため、観葉植物に十分な日光を当てるのが難しくなります。しかし、植物は光合成を行うために日光が必須です。植物の光合成が活発になる午前中の柔らかい日光に当てるようにし、健康を維持できるようにしましょう。
屋外に置く場合は、風通しが良く、直射日光を避けられる場所を選びます。鉢植えの場合は、日陰から日向に移動させられるため、日照条件に合わせて適宜場所移動させると良いでしょう。地植えの場合は植える場所を慎重に選び、できるだけ日光が当たるように工夫してください。
雪や霜は、観葉植物を枯らす原因となります。冬の寒さから観葉植物を守るためには、マルチングや段ボールを活用するのも効果的です。マルチングとはウッドチップや軽石、苔などで株元を覆う方法で、土の内部を保温し、冷気から植物を守ります。見た目も美しくなりインテリア性も向上しますが、水やりの際にはマルチング材をどかして土の状態を確認することが必要です。
また、鉢を鉢カバーや段ボールで覆ったり植物の上からビニールを被せたりしても、冷気を遮断して温度を保てます。
一軒家やマンションのベランダで観葉植物を育てる際には、いくつかの注意点があります。適切な場所の選び方や管理方法を知らないと、植物が健康に育たなかったりトラブルに発展したりしかねません。
以下では、屋外で観葉植物を育てるときの注意点を4つ解説します。
観葉植物をベランダに置く際は、室外機の風に当たらないよう注意しましょう。エアコンや室外機からの風は植物にとって過度に乾燥させる原因となり、葉が傷んだり枯れたりする可能性があります。特に、夏場の冷房や冬場の暖房の風は温度差が大きいため、植物の受けるダメージは甚大です。
室外機からの風が直接当たらないよう風通しの良い別の場所に植物を配置するか、市販の室外機カバーを利用して風を遮る工夫をしましょう。また、室外機周りに障害物があるとエアコンの効きが悪くなるという面でも、置き場所は離すのがおすすめです。
ベランダで観葉植物を育てる際には、排水溝の掃除も欠かせません。雨天や水やりの際に、土や落ち葉が排水溝に流れ込んだまま放置すると、詰まりの原因となるためです。また、植物の種類によっては排水溝に落ちた根がそのまま育ち、排水を妨げるケースも珍しくありません。
排水溝が詰まると汚れの中で害虫が卵を産んで、害虫の大量発生源になったりします。排水溝の土やゴミは定期的に取り除き、植物の健康を保つとともに、衛生的な環境を維持しましょう。
大型の観葉植物には、強風で倒れるリスクがあります。特に強風が吹く地域や台風の時期には、植物が倒れて鉢が割れたり、窓ガラスが破損したりする事故が少なくありません。風にあおられて高所から落下した場合には、他人に甚大な被害を与える場合もあります。
大型の植物は設置場所へしっかりと固定し、重めの鉢や鉢底石、紐や固定具などを使用して安定させることが重要です。不注意による事故を防ぐためにも、適切に固定しましょう。
マンションなどの共同住宅では、ベランダは避難通路としての役割も持っています。災害時には迅速に避難する必要があるため、常にベランダを整理整頓して人が通れるスペースを確保することが重要です。また、避難器具の周りにも物を置かないようにしましょう。
共同住宅によっては、ベランダの使用方法に制限が設けられている場合もあります。まずは管理規約を読み、ベランダに観葉植物を置けるか、種類や大きさに制限がないかを確認すると良いでしょう。
観葉植物といっても多くの種類があるため、どれが屋外で育てるのに向いている観葉植物なのか分からない方もいるのではないでしょうか。以下で屋外で育てるのに向いた観葉植物を紹介するので、気になった観葉植物は自宅の環境にあっているかなどを一緒に確かめてください。
サンスベリアは、アフリカや南アジアなどに生息する観葉植物です。サボテンに似た性質を持っていて、暑さや乾燥にとても強く虫が付きにくいという丈夫な性質があります。初めての方でも育てやすい、人気の品種です。
サンスベリアには希少な品種や独特な濃い色柄の品種、小さいサボテンのような可愛らしい品種など70種類ほどの非常に豊富な品種があります。その存在感のある個性的な見た目と色柄は、やはりどことなく南国のラフなイメージを思い起こさせます。
湿気にとても弱いので、乾燥させながら育てたほうが元気に育ちます。葉に水分を溜めこみ蓄えるという性質を持っているため頻繁に水やりをする必要はありません。土の表面が乾いて2~3日経ってから水やりをしましょう。サンスベリアは水分不足になると葉に縦ジワが現れてくるので、縦ジワが現れてから水やりをしても何ら問題はありません。
また寒さや湿気にとても弱いという性質を持っています。サンスベリアは温度が10℃を下回ってくると、寒さに耐えるため休眠期に入ります。休眠期に入ると水を吸わなくなりますので、休眠期の間は水を一切与えないようにしてください。また、気温が5℃を下回ってくると枯れてしまうので、冬の間は室内の暖かい場所に移動させて越冬するようにしましょう。
ドラセナは、熱帯アジアや熱帯アフリカに生息する植物です。ハワイでは玄関先に飾ると幸せが舞い込んでくると言い伝えられており、そこから「幸福の木」と呼ばれ親しまれています。
ドラセナは葉や幹の太さや長さ、色柄も非常に豊富で、品種が50種類以上あります。以下は豊富なドラセナの品種の特徴の例です。
・葉がまさに棘のように鋭く伸びた品種や葉が程よくしなだれた品種 ・短い葉が生い茂る品種 ・色も濃く艶やかな品種 ・薄く線の入った涼やかな品種 ・白い斑点がある品種 |
ドラセナは日陰に強い観葉植物ですが、あまり日光に当てないでいると日照不足で萎びてしまうため、適度に日当たりのいい日陰に置きましょう。日光が直接当たると葉焼けするため、直射日光には注意してください。
生育期には水を吸いやすくなるので、土が乾いたらたくさんの水をあげます。また、みずみずしく生長させるには、葉が乾燥しているときに葉水をするのが効果的です。
寒さに弱いので気温が下がってきたら室内に移し、最低でも10℃以上の温度を維持してください。室内では、なるべく部屋の真ん中や壁際などに置き、外気の影響を受けやすい場所は避けましょう。冬場は休眠期に入るため、生育が止まりあまり水を吸わなくなります。そのため、冬場は土の表面が乾いてから水をあげてください。
シェフレラは、台湾や中国南部が原産で、熱帯アジアやオセアニアを中心に分布しています。日本では葉の形がカポックに似ていることから「カポック」とも呼ばれていますが、正式名称はシェフレラで、実際のカポックとは別の植物です。あらゆる方向に豊かに生い茂る葉が特徴的な植物となっています。
シェフレラはとても丈夫で寒さや日陰にも強く枯れにくいため、細かいところに気を遣わずに楽に育てられる観葉植物です。葉が厚く丸みのある艶やかな品種や葉が薄く細長く伸びてギザギザしている品種、小ぶりで肉厚な葉が花のように開いた品種など、品種の数は150種類あります。多くの品種は鉢植えで育てられますが、中には12mもの大きさまで生長する高木の品種もあります。
シェフレラは、日光がよく当たる場所で育てると葉に艶が増し美しく生長します。日陰にも強いのですが、長い間日陰に置くと葉が落ちて樹の形も悪くなるため、健康に育てるためにも日光を十分に当ててあげましょう。また、生育期には水を吸いやすくなるので、土の表面が乾いたらたくさんの水をあげるようにしてください。
気温が10℃以下になると休眠期に入るので、冬の間は土の表面が乾いて2~3日経ってから水を与え、乾燥させながら育てましょう。シェフレラはとても寒さにも強く、雪や霜が降らなければ越冬できます。しかし、気温が0℃以下になると傷んでくるので、気温が下がってきたらなるべく室内の日当たりのいい場所に移して越冬させるのがおすすめです。
エバーフレッシュは、中南米や東南アジアに生息する観葉植物です。エバーフレッシュはほかの観葉植物にはない変わった性質を持っていて、昼間は葉を広げていますが夜になると葉を閉じて休眠運動をします。
このような性質はネムノキによく似ていて、エバーフレッシュはネムノキと同じマメ科の部類に入ります。春から夏にかけて黄色の花を咲かせ、花が枯れると赤いさやに黒い実をつける特徴があり、このように花や実をつけるのも他の観葉植物にはない大きな特徴です。
エバーフレッシュは、綿密に並んでいる細やかな美しい葉が特徴的で、その繊細な柔らかさが涼やかな雰囲気を醸し出しています。繊細な見た目に反して丈夫なところと、個性的で美しい姿で人の目を惹きつけます。
エバーフレッシュは日光を当てると生育が良くなりますが、真夏や長時間の直射日光は強すぎると葉焼けをするため、日当たりの良い日陰において日光の量を調節しましょう。また、日陰にも比較的強いですが、長い間暗い場所に置いておくと弱ってきてしまいます。通気性が悪い場所も湿気た空気で痛んでしまうため、風通しの良い場所で育てましょう。
乾燥が苦手なので、土の表面が乾いたら水をたくさんあげてください。乾燥させすぎると弱ってしまうので、特に水が蒸発しやすい夏の間は土の乾燥状態をこまめに確認して水やりをしましょう。
霧吹きで葉水をすると葉のみずみずしさが増します。昼間の間は普段葉を広げていますが、昼間なのに葉が閉じている場合は水不足になっている可能性があるので、空気が乾燥しすぎていないか、水やりや葉水が不足してないかを確認してください。
モンステラは、熱帯雨林が原産地の観葉植物です。葉に深い切れ込みが入っており、独特な美しいシルエットと濃く艶やかなグリーンが特徴的です。南国風のデザインによく用いられており、その独特でエキゾチックな見た目が魅力となって、多くの人々を惹きつけています。
モンステラの品種は20~40種類あると言われており、左右対称に切れ込みの入った品種から小ぶりで可愛らしい品種、切れ込みではなく穴が開いている品種など実にさまざまです。
水をあげすぎてしまうと根腐れを起こしやすいため、土が乾いてから水をあげましょう。特に冬の間は、土が乾いてから2~3日後にたくさんの水をあげてください。熱帯地域に生息している観葉植物なので湿度が高いことを好みます。葉が乾燥すると葉ダニが発生するため、霧吹きでこまめに葉水をすると効果的です。
モンステラは、鬱蒼としたジャングルに生息しているため、直射日光などの強い光を苦手としています。直射日光にあたると葉焼けして枯れてしまうので、ベランダに置くのであれば、なるべく適度に日当たりの良い日陰などに置きましょう。
また暑さには強いですが寒さにはとても弱い性質をもっています。気温が15℃まで下がってきたら、室内に移します。乾燥するため、エアコンの暖気が直接当たらないように気を付けてください。
住んでいる地域や家の向き、形によって、適している観葉植物の種類は異なります。それぞれの環境に合わせた観葉植物を選ぶことで、植物の健康を保ちつつ、長期にわたって美しい緑と花を楽しめるでしょう。
以下では、4つのシーン別におすすめの観葉植物を紹介します。
以下の植物は暑さに強く、屋外でも元気に育ちます。
ストレリチア | トロピカルな雰囲気が魅力の、乾燥に強く日当たりを好むため屋外でも育てやすい植物です。水やりは土がしっかり乾いてからしましょう。 |
ガジュマル | 夏の暑さに強く日光を好む上、丈夫で枝が折れても新芽が生えます。ただし、寒さに弱いため、冬場の管理には注意が必要です。 |
シマトネリコ | 直射日光に強く、鮮やかなグリーンが魅力です。風に揺れると涼しげな音を立て、和風の庭にも良く合います。乾燥にはさほど強くないため、適度な水やりを心がけましょう。 |
トックリラン | 暑さや乾燥に強く、亀甲状の幹が特徴的です。直射日光にも寒さにも強いですが、霜には注意が必要です。冬場は株元をマルチングするなどの対策を行いましょう。 |
以下の植物は寒さに強く、冬場でも屋外で元気に育てられます。
パールアカシア | 丸く美しい葉と春に咲く黄色い花が魅力の常緑樹で、マイナス5℃までの寒さに耐えられます。日当たりの良い場所を好み乾燥にも強いため、初心者にも育てやすく、シンボルツリーとしても人気です。 |
ヘデラ・ヘリックス(アイビー) | つる性で0~3℃までの耐寒性があり、耐陰性にも優れています。ハンギングやグランドカバーとしても使え、多様なアレンジが可能です。乾燥気味の気候を好むため、土が完全に乾くまで水をやる必要がありません。 |
ユッカ | 太い幹とシャープな葉が特徴で、寒さと乾燥に強く初心者にも育てやすい植物です。週に1~3回ほど日光に当てれば日陰でも育ち、株周りにマルチングすれば3℃まで耐えられます。 |
アロエ | 冬の水やりは月に1度でよく、乾燥させることで寒さに強くなる多肉植物です。冬場は日当たりの良い室内で育てるのが理想ですが、徐々に慣らせば0~3℃まで耐えられるようになります。 |
家やマンションが日当たりの悪い北向きなどの場合、以下のような耐陰性の高い観葉植物がおすすめです。
ポトス | つる性で狭いベランダやハンギングにも適しており、支柱で上に伸ばすと葉が大きく、下垂させると葉が小さくなります。水耕栽培も可能で、さまざまな場所で育てられる植物です。 |
コルジリネ・レッドスター | 直射日光にも耐えますが、日陰でも問題なく育ちます。耐寒性が高く、マイナス5℃まで耐えられるため地植えも可能です。インテリア性の高い観葉植物で、風水的には悪い気を断ち、良い気をもたらすとされています。 |
テーブルヤシ | テーブルに置けるくらい小型サイズのヤシで、水はけの良い土を好みます。直射日光や強い日差しが苦手なため、明るい日陰で育てるのがベストです。 |
アジアンタム | レースのような葉が特徴的な、多湿を好むシダの仲間です。直射日光は苦手ですが日の光は必要なため、完全な日陰よりも半日陰の環境を好みます。乾燥しすぎると葉が縮んで戻らなくなるため、水は小まめにあげましょう。 |
日陰に強い観葉植物はある?種類や枯らさないためのポイントも解説
地植えにすると植物が根を広げて丈夫に育つため、水やりや鉢替えの手間が減るというメリットがあります。以下は、地植えに適した観葉植物です。
オリーブ | 適度な日光を好み、暑さに強い上に耐寒性もマイナス3度まであり、害虫がつきにくいのが特徴です。身をつける品種なら収穫してオイルやピクルスを楽しめます。 |
ゴールドクレスト | 日光を好むモミの木に似た姿の針葉樹で、トピアリーとしても人気があります。高湿度は苦手なものの、耐寒性があり乾燥にも強いため、風通しの良い屋外での育成に適した品種です。 |
アイビー | 耐暑性・耐寒性・耐陰性・乾燥耐性に優れ、繁殖力が非常に強いつる性植物です。他の植物との相性も良く、寄せ植えにも適しています。 |
パキラ | 成長が早く丈夫で、剪定も簡単なため自由に樹形を整えやすく、初心者にもおすすめの観葉植物です。「発財樹」とも呼ばれ、風水的には金運や仕事運の向上に良いとされ、贈り物としても人気です。 |
当記事では、屋外で育てられるおすすめの観葉植物についてご紹介いたしました。観葉植物は室内で育てるイメージを持っていた方も、屋外で育てられる観葉植物もあることがお分かりいただけたと思います。これを機に、いつもの何気ないベランダの雰囲気を観葉植物の深みのあるグリーンで変えてみるのもいいかもしれません。
外で育てられる観葉植物の中には、ゴムの木の仲間のフィカス・ウンベラータや、トロピカルなオーガスタなど、今回おすすめした植物以外にも多くあります。気になる方はそちらもチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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