加湿器代わりに最適な観葉植物おすすめ5選:乾燥対策に!

公開日:2024/8/26 更新日: 2024/8/28

加湿器代わりに最適な観葉植物おすすめ5選:乾燥対策に!

加湿器代わりに最適な観葉植物おすすめ5選:乾燥対策に!

観葉植物がインテリアとしてだけでなく、自然な加湿器としても活躍することをご存じですか?お部屋に緑を取り入れるだけでなく、乾燥が気になる季節にぴったりの観葉植物5選とその育て方を詳しくご紹介します。
どの植物を選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

本記事では、観葉植物がどのようにして加湿効果をもたらすのか、その仕組みについて詳しく解説します。乾燥が気になる方や、自然な加湿方法を探している方は必見です!

観葉植物の蒸散作用とは?加湿の仕組みを解説

蒸散作用とは、植物がまるで汗をかくように、体内の余分な水分を水蒸気にして外に出すことです。

  • 植物の根から吸い上げられた水が、茎を通って葉へと運ばれる
  • 葉の裏側にある小さな穴(気孔)から、この水が水蒸気となって外に放出される
  • 気孔は、植物の体のエアコンのようなもので、周囲の温度や湿度に合わせて開いたり閉じたりします。暑い日や乾燥しているときにはたくさん開いて、涼しく湿度の高いときにはあまり開かないなど、環境に合わせて調節しているのです。

植物は、私たちが思っている以上にたくさんの水を蒸散させているって知っていましたか?

植物の種類蒸散量
一般的な観葉植物1日でコップ半分ほどの水を蒸散
中型のモンステラ1時間にコップ1杯ほどの水を蒸散
※モンステラの高い蒸散量は、その大きな葉面積と熱帯環境に適応した効率的な水分調節機能によるもの

植物の種類によって蒸散量が大きく異なります。これは植物が育ってきた環境や、その植物が持つ特徴に大きく左右されます。

・蒸散量が多い植物

モンステラ、パキラなどの植物は、熱帯地方が原産で、大きな葉を持つものが多く見られます。大きな葉は、より多くの水分を蒸散させることができます。また生長が早く、水分をたくさん必要とするため、蒸散量も多くなります。

・蒸散量が少ない植物

サボテン、多肉植物などの植物は、乾燥した地域に生息しているため、水分をできるだけ失わないように進化してきました。そのため葉が小さく、表面積を減らしたり、葉をトゲに変化させたりするなど蒸散量を少なくする工夫が見られます。

加湿力UP!光と温度で変わる植物のパワー

植物は、私たちが思っている以上に空気清浄機のような働きをしています。その秘密は、光合成と蒸散という2つの働きにあります。

光合成とは、植物が光エネルギーを使って二酸化炭素と水から酸素と栄養を作り出すことです。この時、余分な水分が植物の葉から空気中に放出されるのですが、これが蒸散です。

蒸散が活発になると、空気中の湿度が上がり、加湿効果が期待できます。蒸散を活発にするためには、植物に十分な光を当てることが大切です。光が当たることで光合成が活発になり、結果的に蒸散も促進されるのです。

曇りの日や暗い場所では、植物の光合成が十分に行われない可能性があります。しかし、以下のコツを実践することで、光合成を促し、蒸散量を増やして加湿効果を高める効果を期待できます。

光合成のコツ詳細効果
補助光源の活用LED栽培ライトや植物育成用蛍光灯を使用不足する光を補い、適切な波長の光を提供
光の反射を利用白い壁や反射板を植物の周りに配置利用可能な光を最大限に活用
植物の配置窓際など、できるだけ明るい場所に配置十分な光合成時間を確保
葉の清掃定期的に葉の表面のほこりを拭き取る光の吸収効率を向上
適切な温度管理18〜28℃の範囲内に保つ光合成の効率を最適化
CO2(二酸化炭素)の供給室内の換気を適切に行う光合成に必要な二酸化炭素を確保

お部屋の空気をキレイにして、潤いをプラスしたいあなたへ。観葉植物のパワーで、快適な空間を作りませんか?加湿効果はもちろん、見た目も楽しめる観葉植物5選を厳選しました。初心者さんでも育てやすい種類もご紹介します。

天然加湿器になる観葉植物おすすめ①【ガジュマル】

ガジュマル

ガジュマルは、その独特の姿と高い加湿能力で人気の観葉植物です。特に気根と呼ばれる特徴的な根が、ガジュマルの魅力と機能性を高めています。ガジュマルは、気根が伸びていく様子を観察するのが楽しく、まるで小さな盆栽のようです。

ガジュマルの葉から蒸散される水分は、周りの空気を潤してくれます。特に、乾燥しやすい冬場や室内の湿度が気になる場所に置くことで、より効果を実感できます。ガジュマルはその緑の葉と相まって、お部屋に潤いと癒しを与えてくれます。葉が大きく、数が多いものを選ぶと良いでしょう。

ガジュマルの加湿効果を最大限に引き出すには、適切な環境づくりと管理が重要です。

要素適切な条件
置き場所明るい間接光(窓際が理想的、直射日光は避ける)
水やり土の表面が乾いたらたっぷり
・夏場は2-3日に1回程度が目安
・冬場は2週間に1回程度が目安
湿度50-60%程度
温度10-30℃が理想(5℃以下になると葉が落ちたり、枯れる可能性あり)

天然加湿器になる観葉植物おすすめ②【シェフレラ(カポック)】

シェフレラ(カポック)

シェフレラ(カポック)は、その美しい緑の葉がインテリアとして高く評価されており、どんな空間にも馴染むシンプルでエレガントな存在感を持っています。さらに、シェフレラは空気中の有害物質を除去する効果も期待されており、室内環境を健康的に保つ助けにもなります。

シェフレラは観葉植物として人気がありますが、加湿効果も期待できる植物です。葉から水分を蒸散させる性質があり、特に大型の個体ほど効果が高くなります。加湿器ほどの即効性はないため、長期的な視点で効果を感じることができます。

葉の表面積が大きいほど蒸散量が増えるので、定期的な剪定で葉を増やすことで、より効果的な加湿が期待できます。シェフレラの世話をしながら室内の湿度管理ができるのは、植物好きにとって一石二鳥だと感じています。

個人的には、育て始めた頃は水やりの頻度に悩みましたが、土の表面を触って湿り気を確認する習慣がついてからは、シェフレラとの関係が深まった気がします。毎日の小さな変化を観察するのが、今では日課の一つになっています。

要素適切な条件
置き場所明るい間接光(窓際の明るい場所、直射日光は避ける)
水やり土の表面が乾いたらたっぷり
・暑い時期は毎日
・冬場は週に1-2回程度
湿度50-70%程度
温度20-25℃の理想(5℃以下になると落葉したり、枯れる可能性あり)

天然加湿器になる観葉植物おすすめ③【ポトス】

ポトス

ポトスは、お部屋に緑を取り入れたい方におすすめの観葉植物です。生長が早く丈夫なため、植物の世話に慣れていない方でも育てやすく、お部屋を明るくしてくれます。またポトスには空気浄化効果もあり、室内の有害物質を吸収する能力があります。

ポトスの世話をしていると、日々の小さな変化に気づけて楽しいですよ。新しい葉が出てきたり、つるが伸びたりするのを見るのが私の密かな楽しみになっています。

ポトスは、根から吸い上げた水分を葉から蒸散させる働きがあり、周囲の空気を潤す効果が期待できます。特に、乾燥しがちな冬場や、エアコンによる乾燥が気になるお部屋に置くことで、室内の湿度を穏やかに上げるため、乾燥を緩和する一助となるでしょう。特に、葉数が多いポトスは、より多くの水分を蒸散し、室内の湿度を穏やかに高める効果が期待できます。

要素適切な条件
置き場所明るい間接光(室内の明るい場所。直射日光は避ける)
水やり土の表面が乾いたらたっぷり
・夏場は2-3日に1度が目安
・冬場は週に1回程度
湿度60-70%程度
温度15~30℃の理想(8℃以下になると葉が落ちたり、枯れる可能性あり)

天然加湿器になる観葉植物おすすめ④【ベンジャミン】

観葉植物_8号_ベンジャミンリッチ_1

ベンジャミンは、インドから東南アジアが原産の常緑樹で、観葉植物として人気があります。小さな葉が密集して生え、優雅な樹形が特徴です。空気清浄効果や癒し効果があり、インテリアとしても魅力的です。観葉植物の中でも、ベンジャミンは特に存在感があり、室内の雰囲気も明るくなったように感じますよ。

ベンジャミンは、葉から水分を蒸散させることで、周囲の空気をわずかに潤す効果が期待できます。特に、乾燥しやすい冬場や、エアコンによる乾燥が気になる方は、ベンジャミンを置くことで、肌や喉の乾燥を和らげ、快適な空間作りに役立ちます。また、ベンジャミンは多くの葉を持つため、蒸散量も多く加湿効果も高い点が魅力です。

要素適切な条件
置き場所明るい間接光(窓辺などの明るい場所。直射日光は避ける)
水やり土の表面が乾いたら
・夏場は2-3日に1回程度(夜~夕方)
・冬場は1週間に1回程度
湿度50-70%程度
温度20~30℃が理想(5℃以下になると株が弱り、枯れる可能性あり)

天然加湿器になる観葉植物おすすめ⑤【モンステラ】

モンステラ

モンステラは、その大きな葉と独特の切れ込みが特徴的な観葉植物です。エキゾチックな雰囲気を醸し出し、インテリアとしても人気があります。モンステラの葉の形状には魅了されますね。まるで熱帯雨林の中にいるような気分になれるんです。

モンステラは、大きな葉から想像できるように、蒸散作用が活発で、室内の湿度をわずかに上げる効果が期待できる観葉植物です。まるで、小さな自然の加湿器のような働きをしてくれます。

モンステラが葉から大量の水蒸気を放出する蒸散作用は、植物が根から吸い上げた水分を気孔から水蒸気として放出する現象です。この過程で、周囲の温度を下げ、湿度をわずかに上げる効果があります。蒸散作用は、気温、湿度、光強度など、周囲の環境条件によって大きく左右されます。

要素適切な条件
置き場所明るい日陰(窓辺などの明るい場所。直射日光は避ける)
水やり土の表面が乾いたらたっぷり
・夏場は毎日(涼しい時間帯に)
・冬場は2-3日に1回
湿度60-70%程度
温度15~30℃が理想(10℃以下になると成長が鈍化)

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観葉植物は、自然な方法で室内の湿度をわずかに調整する手助けをしてくれますが、加湿器のように室内の湿度を劇的に変えることは難しい点にご注意ください。
蒸散作用による加湿効果を楽しみつつ、美しいインテリアとしても活用することをおすすめします。

 

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