モンステラ・デリシオーサの育て方・水やり・肥料・病害虫対策まとめ

モンステラ・デリシオーサは、初心者にも扱いやすい人気の観葉植物で、室内に爽やかな南国の雰囲気をもたらし、独特の切れ込みのある大きな葉で空間を印象的に演出します。

その名前は学名「Monstera deliciosa」に由来し、「Monstera」は「怪物のような」大きな葉を、「deliciosa」は食用可能な「おいしい」果実を意味します。マドカズラのような葉に多数の穴がある関連種もあり、その特徴的な葉はミッドセンチュリーデザインにも影響を与えました。さらに、棒状の花は熟すと食用になるという多彩な魅力を持ちます。

本記事では、このモンステラ・デリシオーサを元気に育てるためのポイントを詳しくご紹介します。

名称内容
科名サトイモ科
属名モンステラ属(ホウライショウ属)
学名Monstera deliciosa
一般名称デリシオーサ
原産中南米
別名ホウライショウ、デンシンラン、ペッサム
入手難易度簡単~普通
栽培難易度簡単
耐性種類内容
耐寒性強い(5度~10度程度の環境に耐えられる)
耐暑性強い
耐陰性強い(日当たりが悪い場所にも置けるが、日陰に長期間置くと徒長が発生することがある)

日光

・日陰気味を好む(春から夏にかけては日陰が望ましく、あまりにも明るいのは苦手)
・日射しが強いと葉が焼けて部分的に枯れる

水やり

・春~夏:土が乾き始めたら、鉢底から水が出るくらいの量をたっぷりと与える。一般的には1〜2週間に1回が目安
・秋~冬:土が完全に乾いてから、2〜3日待ってから水を与えるようにする

・あまり大きくしたくない場合は、一年を通してやや水やりを控える(水やりの頻度で生育調整が可能)

・葉の手入れとして、ホコリがたまりやすいので、時々水で濡らしたティッシュなどで葉の表面を軽く拭くことが望ましい

肥料

・基本的には春から秋が生育期ですが、冬でも暖かい室内に置いていると新芽が出ることがある。その場合は、肥料を与えてもよい

病害虫

ハダニは乾燥環境を好む微小な害虫で、葉の裏側に生息し植物の汁を吸う。被害を受けた葉は黄色くなり、最終的に枯れることもある。

対策として湿度管理が重要で、霧吹きで葉に水をかけることが効果的。定期的な観察も大切で、早期発見・早期対応が鍵となる。必要に応じて殺虫剤の使用も検討しましょう

カイガラムシは茎や葉に付着し、植物の汁を吸う害虫です。被害を受けた植物は生育が鈍り、葉が黄ばんだり落葉したりする。また、分泌物によってすす病が発生することもある。

対策としては、定期的な観察と早期除去が重要です。軽度の場合はアルコールで拭き取り、重度の場合は専用の殺虫剤を使用します。予防には適切な水やりと肥料管理が効果的

立枯病は土壌中の病原菌によって引き起こされる病気です。根や茎の基部が腐り、最終的には植物全体が枯れてしまう。初期症状は葉の黄変や萎れ、生育の鈍化です。

予防には適切な排水と通気性の良い土壌の使用が重要で、過剰な水やりは避けましょう。感染が疑われる場合は、罹患部分を早急に除去し、健康な部分から挿し木で新しい株を育てることをおすすめします

植付け・植替え

・気根は切っても生育に大きな影響はないが、植物の安定性を保つために残しておくことも検討する

・植え付ける際は、排水性の良い土を使用し、鉢底石を入れて水はけを良くする

・小株は生育に応じて年1回、大鉢仕立ての株は2年に1回を目安に植え替えを行う

・植替え時は、株が大きくなっていれば一回り大きな鉢を選ぶ

・植替え後は、土が落ち着くまで水やりを控えめにする

・育成過程で下の方の葉が落ちてバランスが悪くなった場合、伸びた部分を株元まで切り戻してバランスを整えることを検討する

・葉先から水が垂れることがあるが、これは植物が健康であることを示す正常な現象で、吸い上げた余分な水を排出しているため

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モンステラ・デリシオーサは、その独特の切れ込みのある大きな葉で、室内に劇的な視覚効果をもたらす観葉植物です。学名の「Monstera」は「怪物のような」大きな葉を、「deliciosa」は食用可能な「おいしい」果実を意味しています。

耐陰性に優れ、適切なケアで長く楽しめます。ただし、茎葉には皮膚や粘膜に炎症を起こす成分が含まれているため、特にペットがいる家庭では注意が必要です。

「モンステラ」と呼ばれる鉢物の多くは実はヒメモンステラ(M. deliciosa var. borsigiana)で、葉がやや小型で黄色や白色の斑入り品種もあります。これらの特徴と注意点を理解することで、モンステラをより安全に、そして効果的に育てることができます。

その印象的な姿と適応性の高さから、多くの人々に愛される観葉植物となっており、あなたの空間をより豊かにすることでしょう。