ストロマンテ・トリオスターの育て方・水やり・肥料・病害虫対策まとめ

ストロマンテ・トリオスターは、南米原産の観葉植物で、その美しい葉模様が特徴的な植物です。葉は楕円形で、表面には濃い緑色と薄い緑色の縞模様があり、裏面は紫がかった赤色をしています。新芽は巻いた状態で出てきて、徐々に開いていく様子も魅力的です。その独特な色合いと模様から、インテリアのアクセントとして人気があります。

本記事では、ストロマンテを健やかに育てるためのポイントを詳しくご紹介します。

【目次】
ストロマンテの基本情報
ストロマンテの育て方
ストロマンテの風水・花言葉
ストロマンテのトラブル対処方法
ストロマンテのよくある質問
さいごに

ストロマンテ・トリオスターの基本情報

科名	クズウコン科
属名	ウラベニショウ属（ストロマンテ属）
学名	Stromanthe
一般名称	ストロマンテ
原産	南アメリカ、ブラジル
入手難易度	普通
栽培難易度	簡単～普通
耐寒性	弱い
耐暑性	強い
耐陰性	強い
温度	15℃～25℃を推奨 最低でも10℃以上を維持
光	直射日光には弱い 明るい窓際などを推奨
水やり	春夏：土の表面が乾いたらたっぷりと 秋冬：土の表面が乾いて5～10日待ってから
肥料	緩効性肥料、液体肥料
剪定時期	5～10月

ストロマンテ・トリオスターの育て方

日光

・ストロマンテ トリオスターは、その美しい葉の色合いで人気のある観葉植物で、適切な日光管理がその健康と美しさを保つために重要です。この植物は、南アメリカの熱帯地域が原産であり、明るい日陰を好みます。

・ストロマンテ トリオスターは、明るい間接光を好みます。直射日光は葉を焼く可能性があるため避けるべきです。理想的には、北向きまたは東向きの窓辺に置くと良いでしょう。西向きや南向きの窓でも、光が拡散されている場合は適しています。

水やり

春～夏

土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水やりを行います。特に生育期である春から夏は、水を多く必要とします。

手で土を触って水分を感じなくなったら（鉢の中央部分までしっかり乾いてから）たっぷりと水やりをします。受け皿に溜まった水はそのままにせず、こまめに捨てることが重要です。空気中の湿度が低いと葉が丸まるため、年間を通して霧吹きで葉水を与えると良いでしょう。

秋～冬

秋は気温が15℃以下になったら水やりの回数を減らし、冬は鉢土が乾いてから5～10日後に水やりを行います。必要に応じて葉水も行います。

冬季は特に寒さに弱いため、温度管理にも注意が必要です。最低でも10℃以上を保つよう心掛けてください。

肥料

緩効性肥料

春から夏の生育期には、緩効性の置き肥を2か月に1回与えることが推奨されています。このタイプの肥料は、土壌中で徐々に栄養を放出するため、長期間にわたって植物に安定した栄養供給を行います。特に、観葉植物用の緩効性肥料が適しています。

液体肥料

即効性のある液体肥料も効果的です。こちらは水に薄めて使用し、水やりの際に与えることができます。通常、1週間から10日に1回の頻度で施すと良いでしょう。液体肥料は速やかに植物に吸収されるため、成長を促進するのに役立ちます。

肥料施用時期と注意点

・施用時期
肥料は主に5月から10月の生育期に与えます。冬季は植物が休眠状態になるため、肥料を与える必要はありません。冬場に肥料を与えると、根痛みや肥料焼けを引き起こす可能性があります。

・水やりとのバランス
肥料施用時には水やりも重要です。特に生育期には土壌が乾燥しないよう注意し、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水やりを行います。また、受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるため、こまめに捨てることが大切です。

病害虫

ハダニ

葉の裏に小さな虫が見えたり、葉が黄色くなることがあります。特に乾燥した環境で発生しやすいです。水で葉を洗浄し、湿度を高めるために霧吹きで葉水を行うことが効果的です。重度の場合は専用の殺虫剤を使用します。

カイガラムシ

茎や葉の裏に白い綿状の物質が見られます。これらは植物の栄養を吸収し、成長を妨げます。手で取り除くか、綿棒や布で拭き取ります。また、必要に応じて殺虫剤を使用することも考慮してください。

黒斑病

葉に黒い斑点が現れ、進行すると葉が枯れることがあります。影響を受けた葉を早めに取り除き、風通しを良くすることで湿度を下げることが重要です。また、適切な殺菌剤を使用することも効果的です。

斑点病

葉に不規則な斑点が現れ、これも最終的には葉の枯死につながる可能性があります。黒斑病と同様に、感染した葉を取り除き、環境を改善することが必要です。定期的な水やりと湿度管理も重要です。

植付け・植替え

植替え・植付けの適切な時期

ストロマンテ・トリオスターの植え付けや植替えの最適な時期は、5月中旬から7月下旬です。この期間は植物が活発に成長する春から夏にかけての時期であり、植え替えによるストレスを軽減し、健康的な成長を促すことができます。

植え替えのサイン

・根の成長
鉢底から根が出ている場合は、植替えのサインです。根が鉢の中で窮屈になっていると、植物は水分や栄養を十分に吸収できなくなります。

・土の乾燥具合
土が非常に早く乾燥する場合も、植替えを考慮すべきです。これは根が成長しすぎて土の中のスペースが不足していることを示しています。

・葉の状態
葉が黄色くなったり、枯れたりする場合は、根詰まりや栄養不足のサインであり、植替えによって改善される可能性があります。

・成長の停滞
植物が成長しなくなったり、新しい葉が出なくなった場合も植替えを検討するべきです。

ストロマンテ・トリオスターの風水・花言葉

風水

ストロマンテ・トリオスターは、風水において特に重要な役割を果たす観葉植物です。この植物は、東の方角に置くことで「活力や元気が出る」という風水効果を発揮するとされています。ストロマンテ・トリオスターの葉先は尖っており、これが置いた場所の成長や発展を促すと考えられています。また、悪い気を払う邪気払いや魔除けの効果もあり、玄関や部屋の入り口に置くと特に効果的です。

花言葉

ストロマンテ・トリオスターの花言葉は「強い気持ち」と「あたたかい心」です。これらの花言葉は、ストロマンテ・トリオスターの特徴的な葉の色合いに由来しています。緑や白斑の葉に鮮やかな赤紫色が加わることで、情熱的で温かみのあるイメージを与えています。

ストロマンテ・トリオスターのトラブル対処方法

葉のトラブル

・葉焼け
直射日光に長時間さらされると、葉が白くなったり茶色く枯れたりすることがあります。これは、明るい日陰に置くか、カーテンで遮光することで防ぐことができます。

・葉の黄変
新芽が黄色くなることは成長過程の一部ですが、葉全体が黄色くなる場合は、水やりの頻度や土壌の状態を見直す必要があります。特に水不足や根腐れが疑われる場合は、適切な水やりを行うことが重要です。

・葉の丸まり
空気中の湿度が低いと、葉が丸まることがあります。この場合は、霧吹きで葉水を行い湿度を保つことが推奨されます。

根のトラブル

・根腐れ
過剰な水やりや排水不良によって発生します。根腐れの症状には、葉が落ちやすくなる、葉が茶色や黄色に変色する、土から腐敗臭がするなどがあります。対処法としては、鉢から植物を抜き、悪化した土を取り除いて水はけの良い土に交換し、傷んだ根をカットします。

・根詰まり
鉢内で根が成長しすぎてしまうことによって起こります。これにより、水分が浸透しづらくなり、葉が黄色くなるなどの症状が見られます。根詰まりを解消するためには、一回り大きな鉢に植え替えることが必要です。

ストロマンテ・トリオスターのよくある質問

ストロマンテ・トリオスターの葉が夜に丸まるのはどうして？

ストロマンテ・トリオスターは「睡眠運動」と呼ばれる現象を持ち、夜になると葉が立ち上がり内側に閉じます。これは明るさや温度変化に影響されるため、一定の環境ではこの動きが見られないこともあります。

ストロマンテ・トリオスターが枯れる原因は？ 

主な原因として「水のやりすぎ」「乾燥」「日当たり」「寒さ」が考えられます。特に水やりの際には受け皿に水が溜まらないよう注意が必要です。

ストロマンテ・トリオスターは水栽培ができるの？ 

はい、水栽培も可能です。土を取り除いた子株を水に浸けておくことで根が出てきます。土栽培に比べて難易度が高く、根腐れを起こしやすいです。水栽培で育てる場合は、こまめな水替えと、根の状態を注意深く観察する必要があります。

ストロマンテ・トリオスターを育ててみたいけど、枯らさないか心配…そんな方におすすめなのが、GOOD GREENの植物レンタルサービスです。
初心者でも扱いやすいストロマンテ・トリオスターで、緑豊かな快適な暮らしを手軽に始めてみませんか？

さいごに

ストロマンテは、表面が深緑と薄緑の縞模様、裏面が紫がかった赤色の美しい葉を持つ観葉植物です。薄い楕円形の葉は、独特の模様と色彩が織りなす芸術的な美しさで、室内のインテリアとして人気があります。

葉は楕円形で、表面には濃淡の緑色が入り混じる縞模様が入り、裏面は紫がかった赤色という特徴があります。新芽は巻いた状態で出てきて、徐々に開いていく様子も見どころの一つです。株立ち性で、適切な環境下では30-40センチメートルほどの高さまで成長します。

湿度を好む植物なので、乾燥しがちな室内では霧吹きなどで湿度管理をすることをお勧めします。葉は繊細なので、埃を落とす際は柔らかい布で優しく拭くようにし、葉の美しい模様を保つことができます。