ミルクブッシュは、白い樹液と特徴的な葉の形状を持つ多肉植物で、室内に独特な雰囲気と現代的なアクセントをもたらします。葉は肉厚で青みがかった緑色をしており、縁が波打つような特徴的な形状を持ちます。茎を切ると白い乳液(ラテックス)が出ることから「ミルクブッシュ」という名前がついています。そのユニークな姿と比較的育てやすい性質から、インテリアグリーンとして人気が高まっている植物です。
本記事では、ミルクブッシュを健康に育てるためのポイントを詳しくご紹介します。
【目次】
ミルクブッシュの基本情報
ミルクブッシュの育て方
ミルクブッシュの風水・花言葉
ミルクブッシュのトラブル対処方法
ミルクブッシュのよくある質問
さいごに
科名 | トウダイグサ科 |
属名 | トウダイグサ属(ユーフォルビア属) |
学名 | Euphorbia tirucalli |
一般名称 | ミルクブッシュ |
原産 | 熱帯アフリカ、南アフリカ |
別名 | アオサンゴ(青珊瑚)、ミドリサンゴ(緑珊瑚)、フィンガーツリー、ペンシルツリー |
入手難易度 | 普通 |
栽培難易度 | 簡単~普通 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 弱い |
温度 | 20℃~38℃を推奨 最低でも10℃以上を維持 |
光 | 直射日光には弱い 明るい窓際などを推奨 |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたらたっぷりと 秋冬:土の表面が乾いて数日待ってから |
肥料 | 緩効性肥料、多肉植物用肥料 |
剪定時期 | 5~9月 |
・ミルクブッシュは基本的に日光を好みますが、真夏の強い直射日光は葉焼けの原因となります。特に、夏場は30%から50%の遮光が推奨されており、木陰やレースカーテン越しの日光が理想的です。
・室内で育てる場合は、風通しが良く明るい場所に置くことが重要です。エアコンの風が直接当たる場所は避けたほうがよいでしょう。
ミルクブッシュは春から秋にかけて生育します。この期間は、土の表面が乾いてから水を与えることが重要です。
土が完全に乾燥したら、鉢の底から水が出るまでたっぷりと与えます。特に外で育てている場合、梅雨などの雨量が多い時期は、雨の当たらない場所に移動させることが推奨されます。
冬になるとミルクブッシュは成長が遅くなります。このため、水やりは控えめにし、土が完全に乾燥してから行います。
気温が15℃以下になると成長スピードが遅くなるため、冬はあまり水を必要としません。葉が落ちてくる場合は、水やりの頻度を調整する必要があります。
ミルクブッシュは乾燥に強い植物ですが、水を与えすぎると根腐れを起こす可能性があります。特に冬場は水やりを控えめにし、土の状態をよく観察することが大切です。
ミルクブッシュには、緩効性の化成肥料が最も適しています。このタイプの肥料は、ゆっくりと栄養を放出するため、植物が必要とする栄養素を持続的に供給します。具体的には、春から秋の生育期に2〜3ヶ月ごとに施用することが推奨されています。
多肉植物専用の肥料も効果的です。これらの肥料は、特に水分を多く含む環境で育つ植物に必要な栄養素をバランスよく含んでいます。成長期には、通常の濃度の4分の1程度で与えることが推奨されており、過剰な肥料による根腐れを防ぐことができます。
肥料は春から秋にかけて与えるべきですが、冬季は休眠期となるため施用は避けるべきです。特に寒い時期に肥料を与えると、根腐れや枯死の原因になることがあります246。また、施用後は水やりを行い、根への栄養吸収を助けることが重要です。
小さな害虫で、葉の裏側に潜んで吸汁します。ハダニによる被害は、葉に白い斑点を残し、放置すると枯れる原因となります。
ミルクブッシュに影響を及ぼす主要な害虫で、成長が停滞し、健康が弱まります。カイガラムシは白い綿のような塊として見えることが多く、放置すると葉が黄変し、最終的には葉落ちを引き起こします。
ミルクブッシュに付着することがあり、葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早期に対処しないと株全体が弱ってしまう可能性があります。
ミルクブッシュの植付けに最適な時期は、春から初夏の5月から6月です。この時期は気温が安定し、植物が活発に成長を始めるため、根付くのに適した環境が整っています。
植替えについても、同様に5月から6月が推奨されており、秋にも植替えが可能ですが、気温が下がる前に行うことが望ましいです。
・根の成長
鉢の底から根が見える、または排水穴から根が飛び出している場合は、根詰まりの兆候であり、植替えが必要です。
・土の乾燥
水やり後に土がすぐに乾いてしまう場合も、根が混みあっているサインです。
・植物の不安定さ
植物が頭が重くなり、不安定になっている場合も注意が必要です。
・成長の鈍化
植物の成長が遅くなったり、新しい葉や枝が出てこない場合も、植替えを考慮すべきです。
・病気や害虫の兆候
根腐れや病気、害虫による被害が見られる場合は、早急に植替えを行う必要があります。
・金運アップ
ミルクブッシュは金運を高める植物として知られています。特に、東の方角に置くことで良い知らせが入ってきやすくなるとされています。
ミルクブッシュは、清楚な白い花と穏やかな佇まいから「穏やかな性格」という花言葉を持ち、控えめながらも凛とした姿で周囲に安らぎを与える存在として親しまれています。
・葉が落ちる
水やりの過剰や不足、日光不足が原因です。特に冬場は水やりを控えめにし、土が完全に乾燥してから行うことが重要です。日当たりの良い場所に移動させることで、葉の健康を保つことができます。
・葉の色が悪くなる
日光不足や水分過多が影響します。日当たりの良い場所に移動し、直射日光を避けつつも十分な光を確保します。また、水やりは土が乾いてから行うようにし、根腐れを防ぎます。
・葉の先が茶色くなる
乾燥や栄養不足が考えられます。定期的に肥料を与え(春から秋の生育期に2〜3ヶ月ごと)、水分管理にも注意します。
・根腐れ
過剰な水やりによって土壌が湿りすぎると、根腐れを引き起こすことがあります。根腐れが疑われる場合は、鉢から植物を取り出し、腐った根を剪定します。その後、水はけの良い土で再植え替えを行います。
・根詰まり
植物が成長するにつれて鉢内で根が詰まることがあります。1〜2年ごとに植え替えを行い、新しい鉢と新しい土で根詰まりを解消します。植え替えは春か秋に行うのが理想です。
ミルクブッシュはトウダイグサ科に属する多肉植物で、熱帯アフリカや南アフリカが原産です。特徴的な細長い茎と、白い樹液が出ることから「ミルクブッシュ」と呼ばれています。見た目はサンゴに似ており、観葉植物として人気があります。
ミルクブッシュは挿し木で簡単に増やすことができます。剪定した茎を切り、水を入れた容器で樹液を流してから土に植えると良いでしょう。
はい、ミルクブッシュの樹液には毒性があります。皮膚に触れるとかぶれたり炎症を起こす可能性があるため、取り扱う際には手袋を着用し、誤って口や目に入らないよう注意が必要です。
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ミルクブッシュは、丸みを帯びた灰緑色の葉が特徴的な多肉植物です。肉厚でコンパクトな葉は、粉を吹いたような独特の質感があり、モダンなインテリアとして人気があります。
葉は卵形で互生し、葉の縁が赤みを帯びるのが特徴です。茎を切ると白い乳液が出ることから「ミルクブッシュ」という名前が付いています。樹形はコンパクトで、管理次第で30-50cm程度の高さに育ちます。
耐寒性があまりないため、冬場は室内の明るい場所での管理が望ましいです。過湿に弱いので、水やりは土が乾いてからにし、特に冬場は控えめにすることが大切です。葉の表面は繊細なので、埃を落とす際は霧吹きで優しく洗い流すことをお勧めします。
多肉植物特有の丈夫さがあり、初心者でも育てやすい観葉植物として知られています。