セローム(セロウム)の育て方・水やり・肥料・病害虫対策まとめ

観葉植物_8号_セロウム根上がり_8号

セロームは、初心者にも扱いやすい人気の観葉植物です。この植物は室内に爽やかな雰囲気をもたらし、特徴的な細長い葉で空間を明るく演出します。

セロームの中でも、フィロデンドロンの中では最もよく見かける種として知られており、つるはほとんど伸びず支柱がなくても自立できるほど茎が丈夫です。また、葉柄が短く、よく締まっている株が特に良いとされています。

セロームという名前の由来は、学名の「Chlorophytum comosum」に由来します。「Chlorophytum」は属名で「緑の植物」という意味を持ち、「comosum」は「長い髪の毛のような」という意味です。この学名は、植物の長く伸びる葉の特徴を表現しています。

本記事では、セロームを元気に育てるためのポイントを詳しくご紹介します。

名称内容
科名サトイモ科
属名フィロデンドロン属
学名Philodendron selloum
一般名称セローム
原産南アメリカ
別名愛の樹、ヒトデカズラ、フィロデンドロン セロウム
入手難易度普通
栽培難易度簡単
耐性種類内容
耐寒性強い(5度程度までの環境に耐えられる)
耐暑性強い
耐陰性強い(日陰にも適しているので暖房の効かない蛍光灯のみの室内でも設置可能)

日光

・日陰気味を好む(春から夏にかけては日陰が望ましく、あまりにも明るいのは苦手)
・強い日差しを嫌うため明るい日陰で育てるのが通常だが、暗い所だと生育が遅くなる

水やり

・春~夏:土が乾き始めたら、鉢底から水が出るくらいの量をたっぷりと与える
・秋~冬:土の表面が乾いてから、1週間に1〜2回程度の水やりで十分

・非常に水を好むので、土の表面が乾いたらたっぷりと土・葉・気根に水を与え、霧吹きで葉水を与えながら育てるとよい

肥料

・生育期の春から秋まで。2週間に1回の間隔で液体肥料などを与える(大きくしたくない場合は1ヶ月に1回)

・真夏に液体肥料を与える時はしっかりと薄めてから与えること

・冬は肥料は不要

病害虫

乾燥した環境で発生しやすく、葉の裏側に集中して汁を吸う。被害を受けた葉は黄色くなり、最終的には枯れることもある。対策として定期的に葉に霧吹きで水をかけ、湿度を保つことで発生を抑制できる。また、葉の裏側を定期的にチェックし、早めに対処することが大切

葉や茎に付着し、植物の栄養を吸い取る。白い綿状の分泌物が特徴的で、放置すると植物の生育に悪影響を及ぼす。対策としては、物理的な除去が効果的で、綿棒やブラシで丁寧に取り除くことができます。重度の場合は、カイガラムシ用の殺虫剤を使用することも考えられます

過湿や水はねにより発生し、葉に褐色の斑点や病斑が現れる。進行すると葉全体が枯れることもある。葉腐病を防ぐには、適切な水管理が重要です。過度な水やりを避け、葉に水がかからないよう注意する。また、風通しの良い場所で育て、葉の周りの空気が循環するようにすることで、発生リスクを低減できます

高温多湿の環境で発生しやすく、茎や葉が水浸状になり、悪臭を放ちながら腐敗する。軟腐病を予防するには、高温多湿を避け、適度な温度と湿度を保つよう心がけましょう。また、鉢や周辺の清潔を保ち、病原菌の繁殖を防ぐことも重要です

植付け・植替え

・つる性の植物は光量不足になると徒長しやすいため、伸びたつるは支柱に誘引するとよい

・強健で成長が遅く育てやすい植物もありますが、新芽や脇芽が出た場合、株が健康であれば摘み取っても構いません

・空気中の湿度が高いと気根が出ることがあるが、不要な場合は剪定可能。葉が大きく広がり邪魔になることもあるため、状況に応じて調整する

・植替えの際に根を切りすぎると、植物が徐々に弱ってしまうことがあります。根を切る量には注意が必要

・根の張りが早い植物は、長く放置すると根と土が固まって取り出しにくくなる

・環境が変わると葉が落ちることがありますが、その後は環境に適応した新しい葉が生えてきます。慌てずに様子を見ましょう。

・フィロデンドロンは「木を好む」という意味をもっており、その多くがつる性(和名の「カズラ」はつるを指す)だが、寒さに強いセロームを除くと、おおよそ10度以上の気温が必要

セロームを育ててみたいけど、枯らさないか心配…そんな方におすすめなのが、GOOD GREENの植物レンタルサービスです。
初心者でも扱いやすく、室内の空気を浄化するセロームで、緑豊かな快適な暮らしを手軽に始めてみませんか?

  • カタログから好きな植物を選べる
  • 病気や害虫対策も任せられる
  • 枯れたら即交換
  • 安心の月額制サブスクリプション

 

\初心者でも育てやすい植物ご用意/

セロームは、初心者にも扱いやすい人気の観葉植物として知られています。特徴的な細長い葉が魅力で、室内に爽やかな雰囲気をもたらします。セロームは耐寒性、耐暑性、耐陰性に優れており、室内での栽培に非常に適しています。

セロームは湿度を好むため、霧吹きで葉に水を与えると元気に育ちます。また、日陰でも育つため、置き場所に困りません。さらに、セロームは「愛の木」とも呼ばれ、花言葉には「用心深い人」や「愛」が含まれています。風水的には恋愛運や勝負運を高める効果があるとされています。

適切なケアを行えば、この美しい植物が空間を明るく演出し、長く楽しむことができます。初心者の方でも、これらのポイントを押さえることで、元気なセロームを育てることができるでしょう。その独特の姿と育てやすさから、多くの人々に愛される観葉植物となっています。