セロームの育て方・水やり・肥料・病害虫対策まとめ

観葉植物_8号_セロウム根上がり_8号

セロームは、初心者にも扱いやすい人気の観葉植物です。この植物は室内に爽やかな雰囲気をもたらし、特徴的な細長い葉で空間を明るく演出します。

フィロデンドロンの中では最もよく見かける種として知られており、つるはほとんど伸びず支柱がなくても自立できるほど茎が丈夫です。また、葉柄が短くよく締まっている株が特に良いとされています。

本記事では、セロームを元気に育てるためのポイントを詳しくご紹介します。

日光

・セロームは本来日光を好む植物ですが、耐陰性も高いため、明るい日陰でも育つことができます。特にレースカーテン越しの日光が入る場所が理想的です。

・夏の強い直射日光は葉焼けを引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。直射日光を避けるために、屋外では午前中の日差しを受ける場所や遮光率を高くした場所で管理することが推奨されています。

水やり

春から夏はセロームの生長期であり、この時期は特に水を多く必要とします。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えることが重要です。具体的には、土の中央部分までしっかり乾いてから水やりを行うと良いでしょう。この時期は気温が高く、植物が活発に成長するため、水分を多く吸収します。

また、夏場は特に水切れに注意が必要です。気温が高くなると土が早く乾燥するため、定期的に土の状態を確認し、必要に応じて水やりを行います。霧吹きで葉水を行うことも推奨されており、これにより葉の乾燥を防ぎ、害虫の発生を抑える効果も期待できます。

秋から冬にかけては、セロームの生長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らす必要があります。この時期は土が乾燥してから2〜3日後に水を与えるようにし、特に寒い時期には土の表面が乾いてから1週間に1〜2回程度の水やりで十分です。

冬場は気温が低下し、植物自体も休眠状態に入るため、水分の必要量が減ります。過剰な水やりは根腐れの原因となるため注意が必要です。また、空気が乾燥しやすい冬には霧吹きで葉水を行うことで、葉の健康を保つことも大切です。

肥料

生育期である春から秋にかけて、2週間に1回の頻度で液体肥料を与えることが一般的です。液体肥料は、植物が必要とする栄養素を効率よく供給します。ただし、大きく育てたくない場合は、与える頻度を月に1回程度に控えることも可能です。

緩効性化成肥料も選択肢の一つです。これは、春から秋の生長期に2ヶ月に1回程度与えることで、持続的に栄養を供給します。このタイプの肥料は、土壌中で徐々に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するため、手間が少なく済みます。

・春から秋(成長期)
4月から6月と9月から10月が肥料を与えるのに最適な時期です。この期間は植物が活発に成長するため、栄養を必要とします。液体肥料は約2週間に1回の頻度で与えると良いでしょう。

・冬(休眠期)
冬季(12月から3月)は植物の成長が鈍るため、基本的には肥料を与える必要はありません。この時期に肥料を与えると、根が動かず肥料焼けを起こす可能性があります。

・特別な注意点
7月から8月の高温期は、根が休むことが多いため、この時期も肥料の使用は控えた方が安全です。特に緩効性化成肥料は与えない方が良いとされています。この期間は水やりの代わりに液体肥料を与える程度に留めることが推奨されます。

病害虫

乾燥した環境で発生しやすく、葉の裏側に集中して汁を吸う。被害を受けた葉は黄色くなり、最終的には枯れることもある。対策として定期的に葉に霧吹きで水をかけ、湿度を保つことで発生を抑制できる。また、葉の裏側を定期的にチェックし、早めに対処することが大切です。

葉や茎に付着し、植物の栄養を吸い取る。白い綿状の分泌物が特徴的で、放置すると植物の生育に悪影響を及ぼす。対策としては、物理的な除去が効果的で、綿棒やブラシで丁寧に取り除くことができます。重度の場合は、カイガラムシ用の殺虫剤を使用することも考えられます。

体長1〜3mmで、葉や新芽に付着し栄養を吸います。これにより葉が変色し、最終的には枯れることもあります。駆除方法としては、殺虫剤の使用や水で洗い流すことが効果的です。また、定期的に葉水を行うことで発生を防ぐことができます。

ウドンコカビによって引き起こされる病気で、葉が白っぽくなる症状が見られます。進行すると生育不良や枯れにつながります。予防策としては風通しを良くし、過湿を避けることが重要です。

茶色や黒っぽい斑点が出てきて、放置すると全体に広がり枯れてしまいます。感染した部分は早急に切り取る必要があります。

植付け・植替え

セローム(フィロデンドロン・セローム)の植え付けの最適な時期は、気温が安定し植物が活発に成長する5月から7月です。この時期に植え付けを行うことで、根がしっかりと土壌に定着しやすくなります。

植替えは2年に1回程度が推奨され、同じく5月から7月が適期ですが、冬を避ければ他の時期でも可能です。特に根詰まりを起こしやすいセロームでは、早めの植え替えが望ましいです。植え替え時には、元肥を土に混ぜ込むことで植物の成長を助けることができます。

・根詰まり
鉢の底から根が見える、または根が鉢の外に出ている場合。

・水の吸収が悪い
水やりをしても土がすぐに乾いてしまう、または水が土に染み込まない場合。

・葉の変化
下の葉が黄色くなったり、しおれたりする場合。

・鉢にヒビが入る:根の圧力で鉢が破損することがあります。

セロームは「陰の気」を持つ植物とされ、過剰なエネルギーを吸収し、穏やかな環境を作り出すと考えられています。このため、人間関係や仕事運、金運、恋愛運を向上させる効果があるとされています。

セロームを飾る際には、玄関やリビング、オフィスなど人の出入りが多い場所が推奨されます。これらの場所に置くことで、セロームの陰の気が良いエネルギーを生み出します。

・愛の木
セロームはフィロデンドロン属に属し、その名前自体がギリシャ語で「愛する木」を意味します。このことから、セロームは愛に関連する象徴とされています。特に恋人への贈り物として適しているとされ、愛情を表現するのにぴったりな植物です。

・用心深い人
この花言葉は、セロームが他の樹木に寄りかかって生きる姿から来ており、慎重さや思慮深さを象徴しています。これにより、セロームは贈り物としてだけでなく、育てることで心の安定や落ち着きをもたらす存在とも考えられています。

 葉が黄色くなる主な原因は、日照不足や水分過多です。特に、室内で育てている場合、光が不足しがちです。セロームは明るい場所を好むため、日当たりの良い場所に移動させることが重要です。

葉が黄色くなった場合は、まず水やりの頻度を見直し、土が乾燥してから水を与えるようにします。また、日光に当たる時間を増やすことで、新しい葉の成長を促進できます。

根腐れは過剰な水分によって引き起こされます。特に、植え替え後は根が弱っていることが多く、水分管理が難しくなります。根が腐ってしまうと、植物全体の健康に影響を及ぼします。

根腐れが疑われる場合は、まず鉢から抜いて根元を確認します。腐った部分は切り取り、健康な部分だけを残します。その後、新しい土に植え替え、風通しの良い半日陰で養生させることが推奨されます。

セロームは耐陰性が強く、日陰でも育ちますが、明るい日陰が最適です。温度は5度以上を保つ必要があり、寒さには弱いので冬場は注意が必要です。

セロームは挿し木や株分けで増やすことができます。特に春から秋にかけて行うと成功しやすいです。

セロームには特定の寿命はありません。適切なケアを行えば何十年も育てることが可能です。(品種や栽培環境によって異なります)

セロームは成長期である春から秋にかけて急速に成長し、特に水やりや肥料の管理が適切であれば、年間を通じて数十センチメートル成長することもあります。

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セロームは、初心者にも扱いやすい人気の観葉植物として知られています。特徴的な細長い葉が魅力で、室内に爽やかな雰囲気をもたらします。セロームは耐寒性、耐暑性、耐陰性に優れており、室内での栽培に非常に適しています。

適切なケアを行えば、この美しい植物が空間を明るく演出し、長く楽しむことができます。初心者の方でも、これらのポイントを押さえることで、元気なセロームを育てることができるでしょう。その独特の姿と育てやすさから、多くの人々に愛される観葉植物となっています。

 

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