ユッカ(青年の樹)|元気な観葉植物を育てるポイント

グリーンレンタル専門の『GOOD GREEN』がお届けする観葉植物の育て方情報です。是非、植物を育てる際は参考にして下さい。

ユッカ(青年の樹)のポイント

  • 観葉植物_尺鉢_ユッカ_1品種によってやや弱いものもあればマイナス10度まで耐えられるものまである
  • 日なたを好むが、斑入りのものなどは夏の直射光は葉焼けし易い
  • 品種によって様々な模様(赤色、紫色、斑入りなどおとなしめの落ち着いた色彩のものから非常に目立つ派手なもの)をした葉を持つ
  • 日陰にも適応するが、日なたで育てると葉が堅くまっすぐに伸びる
  • 直射日光が差し込む南向きのガラス越しなど強光下でも葉焼けを起こしにくい植物
  • 乾燥に強く土が乾いたらたっぷりと水やりをする
  • 多湿が苦手で根腐れしやすいのでとにかく過湿に注意する(大株の鉢植えの場合は逆に水切れしやすいので注意)
  • 根をひどく傷つけると枯れ込みやすいので根鉢をくずさずに植えつけ、また植えつけ時も土を詰めすぎないようにする

ユッカ(青年の樹)の特徴・育て方のコツ

名称 科名 キジカクシ科(リュウゼツラン科、ユリ科)
属名 イトラン属(ユッカ属)
一般名称 ユッカ
別名 青年の樹、セイネンノキ、ユッカ・エレファンティペス、エレファンティペス
学名 Yucca elephantipes
 オススメ度 入手難易度 簡単
栽培難易度 簡単~普通
植物の特徴 耐寒性
  • 耐寒性がかなり強く0~3度まで耐えられるが霜に当たると傷む(凍らなければ越冬可能で、5度以上あれば問題なく育つ)
  • リュウゼツラン(ユッカ)科の中では相対的に寒さに弱い種類で、アツバキミガヨランやイトランなどは戸外で越冬できる
耐暑性
  • 強い
対陰性
  • 耐陰性はあるが日光不足になると葉が垂れて元気がなくなる場合がある
  • 耐陰性があって少々日当たりが悪くても生育するので一年を通して室内の日当たりで管理することが多い
育て方 好ましい日光の量
  • 日なたを好む植物で夏でも直射光でよい
  • 日光に当たっても葉焼けはするがきちんと成長するので、丈夫で育てやすい
  • 日が当たる場所が望ましいが日陰や室内のあまり日の当たらない場所でも育てることはできる(葉が細く弱々しくなる)
  • 直射日光が差し込む南向きのガラス越しなど強光下でも葉焼けを起こしにくい植物
水やり・葉水
  • やや乾燥気味を好む植物であり、根が多肉質で乾燥に強いため、少々水遣りを忘れても枯れることはない(土が乾いてから数日してから水をやるくらいでよい)
  • 春から秋は鉢土の表面が白く乾いてきたら与え、冬は鉢土を乾かし気味(土の表面が乾いて1週間経ってから)で管理する
  • 枯れる理由で多いのが水のやり過ぎで、水をやり過ぎるとトタンに根腐れをおこして葉の先から枯れ込んで黄色くなる(この時点なら水をやらずに日に当てれば復活するが水をやり続けると幹が柔らかくスカスカになって枯れる)
  • 冬に水を控えると耐寒性が高まるので冬越しも楽になる
肥料
  • 生育期の5月~9月の生育期間に、観葉植物用の液体肥料を1ヶ月に1回ゆっくりと効くタイプの固形の肥料を株元に置く
  • 肥料を与えすぎると生長に勢いが付きすぎて樹形が壊れる
  • 肥料があると色艶と生育がよくなるが無かったからといって枯れることはない
病気・害虫・その他
  • 春から秋に炭そ病が発生し、葉に褐色で円形の病斑ができることがある
  • 葉がしなびて水っぽくなって腐る場合、軟腐病という細菌性の病気が発症している可能性があるので病気部分は火や高熱で消毒したハサミやカッターで切り落とす
  • 葉にカイガラムシがついたり、乾燥時にハダニが発生する(葉水で夏の乾燥時期は予防する)
  • 土にコバエが発生している際は根腐れを疑う (幹の全体がブヨブヨになっていたり、中が腐って空洞になったら復活しないので諦める)
  • 水を何度与えても水切れしたり、葉っぱの先から黒く枯れてきた場合は根詰まりを疑う(ただし、よほど長期間育てないと起こらない)
植付け・植替え
  • 生育はあまり早くないので、植え替えは3~4年に1回(4月中旬~9月中旬)に行い、鉢土を3割程度落として1~2回り大きな鉢に植える
  • 植え替え時に葉や枝を切り詰めると根の負担を減らすことが出来て、葉や枝を少しさばくと復活が早くなります
  • 購入した観葉植物の鉢中から発泡スチロールが出てくる場合は鉢を軽くしたり、水はけをよくするため
  • 枯れた葉っぱは取っても取らなくてもいいが、取った方が健康になる
  • 根元から小さなユッカが出てくることがあり、ここから株を増やすことができる
  • 生長してくると下の方の葉が落ちて茎が間延びしたバランスの悪い姿になるので、茎から伸ばした芽が長く伸びすぎたら株元(枝分かれしている部分)から5センチ程度残して切り戻すと切り口近くから新たな芽が吹いてくる(ワキ芽の数が多すぎるようなら付け根からかき取る)
  • 室内で育てていて葉にホコリがたまる場合は濡らしたティッシュで表面を軽く拭く
備考
  • ユッカはアメリカに50種が分布する樹木・多年草だが、観葉植物として最も多く利用しているのは「青年の木」とも呼ばれるユッカ・エレファンティペス
  • 乾燥に強く水やりの手間があまりかからない上に、日光を好む耐陰性で日陰での管理も容易であり、耐寒性にも優れているために0℃まで耐えられることが特徴(ただし過湿に弱いので水のやり過ぎに注意)
  • リュウゼツラン科で分類される場合もある
  • 樹の上部にロウがかぶさっているのは、切り口から水や雑菌が入って腐らないようにするための処理
  • 縦長に生育しするのでインテリアとして邪魔にならず、成長もゆるやか
その他

  • グリーンレンタルの『GOOD GREEN』ではユッカ(青年の樹)のグリーンレンタルも取り扱っております(季節により入荷が困難な時期あり)。まずは、お気軽に御相談・お問い合わせ下さい。

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