ケンチャヤシの育て方・水やり・肥料・病害虫対策まとめ

観葉植物_ケンチャヤシ_大鉢(尺鉢/10号)

ケンチャヤシは、初心者にも扱いやすい人気の観葉植物です。この植物は室内に南国の雰囲気をもたらし、エレガントな葉姿で空間を華やかに演出します。

ケンチャヤシという名前の由来は、ヤシ科の植物でありながら、葉の形状が羽毛のような繊細さを持つことから、「羽毛(ケン)のようなヤシ」にちなんで名付けられました。この名前は、植物の優雅さと美しさを象徴しています。

本記事では、ケンチャヤシを元気に育てるためのポイントを詳しくご紹介します。

名称内容
科名ヤシ科
属名ハウエア属
学名Howea forsteriana
一般名称ケンチャヤシ
原産オーストラリアのロードハウ島
入手難易度普通
栽培難易度簡単~普通
耐性種類内容
耐寒性強い(0~3度まで耐えられるが霜に当たると傷む。凍らなければ越冬可能)
耐暑性強い
耐陰性強い

日光

・直射日光に弱いため、窓際のカーテン越しなど明るい室内で育てるのが最適
・直射日光に置く場合は徐々に慣らし、急に強い日光を当てると葉焼けの恐れがあるので注意
・室内灯があれば基本的にどこでも育てられるが、少し光が遮られ風通しの良い場所が最適
・暗すぎる場所では葉が下の方に垂れてきたり、茎が徒長し樹形が乱れるため、適度な明るさを保つことが大切

水やり

・春~夏:土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るくらいの量をたっぷりと与える
・秋~冬:土の表面が乾いてから2~3日後に水を与える

・乾燥で葉を痛めることがあるため、週に1~2回の葉水が効果的。エアコンの風に当てないよう注意(特に夏場は乾燥しやすい)

・ヤシ科の植物は、水不足で枯れやすいので注意する。水切れすると葉が茶色くなります。葉全体が茶色になった場合は、茎を大元の幹の付け根から切り取る。葉先だけが茶色くなっている場合は、その部分だけを切り取る

・水やりが過ぎると常に土中が湿った状態になり根腐れを起こし、全体的に葉が垂れて黄色くなる

肥料

・春~秋にかけて2ヶ月に1回程度、液体肥料を与える
・冬場は控えめにし、与えすぎに注意しながら、必要に応じて液体肥料を併用することで、健康的な成長を促すことができる

病害虫

害虫予防には、葉水をこまめに行うことが効果的。カイガラムシの幼虫には薬剤が効果的ですが、成虫になると殻で覆われて薬剤が効きにくくなるため、歯ブラシなどでこすり落とす方法がおすすめです。

空気の乾燥により(特に春~秋にかけて)葉の裏側に付着する傾向がある。葉が茂っていると見落としがちになりやすい

主に葉の裏側に発生することが多いが、茎や幹にも付着する可能性がある。特に高温で乾燥した環境で増殖しやすい

植付け・植替え

植付けの適期は、3~5月(新しい用土を使用することを推奨)

植え替えは2年に1回程度、初夏(5~7月)に行うのがおすすめ。
植え替えをしないと根詰まりを起こしやすくなり、枯れの原因になることがある。根詰まりを防ぐことで、植物の長期的な健康を維持することができる

・ヤシ科は強風で葉が痛みやすいことに留意する

・環境の変化に敏感なので、置き場所を変える際は徐々に新しい環境に慣らしていくことが大切です。特に明るい場所から暗い場所への移動は注意が必要

・比較的成長が遅い植物なので、急激な成長を期待せず、長期的な視点で育てることが大切

・根が大きくなりやすいため、安定性のある深めの鉢を選ぶとよい

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ケンチャヤシは、その優雅な姿と扱いやすさから、初心者にも人気の観葉植物です。「羽毛(ケン)のようなヤシ」という名前の由来からも分かるように、繊細な葉姿が特徴的です。

オーストラリアのロードハウ島原産のこの植物は、野生では準絶滅危惧種に指定されていますが、園芸品種として世界中で広く栽培されています。室内環境によく適応し、明るい日陰を好むため、日本の家庭でも育てやすい植物です。

基本的なケアを心がければ、ケンチャヤシは長く楽しめます。日々の生活に、エキゾチックで優雅な雰囲気を与えてくれる存在となるでしょう。