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光の少ない日陰でも育つ観葉植物

インテリアグリーンとして流行の観葉植物ですが、いざ植えるとなると色々な種類の観葉植物があり何を植えるか迷ってしまう事もありますよね。室内でも育てやすい観葉植物といえば、やはり比較的光量がすくない日陰のような場所で育つものが最適です。観葉植物について深くご説明しながら、皆様の参考になるよう沢山の種類の観葉植物の中から日陰でも育つものをピックアップしていきます。

植物にはなぜ光が必要か

植物を栽培するときに必ずと言っても良いほど重要なのが光です。光がなくとも生きていける植物は腐生蘭やギンリョウソウなど菌に頼って生きているものくらいで、その他はほとんどありません。

ただし、日陰に生育するものなどは少ない光でも生きていくことができ、そういった植物が観葉植物にされることが多いです。

光合成とは

光合成とは光から生まれるエネルギーによって大気中の二酸化炭素や水分を分解して炭水化物を作り出す仕組みのことで、植物はその炭水化物を消費して生きています。

そのため、光を得られなくなると植物は飢餓状態となり、やがては枯れてしまいます。観葉植物の場合は直射日光ほど強い光には弱い場合があるので注意しましょう。

植物_光合成_みんなのみどり

日光が無くても大丈夫?

日光がなくても大丈夫です。要は植物が利用している光の波長さえあれば問題ありませんので、人工的に作り出すことが可能です。

例えば赤い光を生育に必要としているので、赤く塗った電球を使って栽培してみるなどといった実験も行われています。

植物は赤い光以外に青い光も必要としているため、植物育成用ライトなどはこの赤と青の2種類の光を出すように作られています。

日照不足になるとどうなるのか?

日照不足になると植物は栄養が作れなくなるので、自分の細胞を分解して栄養にし始めます。

その結果起こるのが葉の黄化現象などで、そういった面からも植物の健康状態を図ることができます。日陰に強い植物は根に栄養分を蓄えるので、根が健康であればあるほど日照不足に強いといえます。

LEDや蛍光灯のライトは使えるか?

LEDや蛍光灯も使う事ができます。しかし、植物の利用しやすい光を出すものは限られているので、植物育成専用のLEDや蛍光灯を探すと良いでしょう。

ただし、植物育成用ライトの本格的なものは非常に高価なので比較的安価な水槽の水草用のライトを購入すると良いでしょう。

ただミニトマトのマイクロトムは普通の蛍光灯でも栽培可能です。

オフィスの蛍光灯のしたで育つ植物_みんなのみどり

日陰や光の入りにくい場所にオススメの植物

鬱蒼とした森のに自生する植物は基本的に日陰に強いのでそういった種類が観葉植物として栽培されることが多いです。

ただし、全く光を与えないとやがて枯れてしまうので出来るだけ多くの光を与えてやると良いでしょう。

太陽光じゃなくても構いません、ライトなどでも少なからず植物は利用できます。

日陰で育つ観葉植物_みんなのみどり

 

耐陰性の強い植物①:パキラ

パキラ

観葉植物の代表的な種類で、幹がボトルの様になる独特の樹形が魅力的です。

日光を好みますが、耐陰性も強く、光量の少ない室内でも枯れることがありません。

コンパクトに飾ることもできるのでインテリアグリーンとしても人気です。背丈があまり大きくならない植物なので野生では光があまり届かない場所にも生えているのでしょう。

とはいえ光合成は必要なので暗い部屋に置くのはよくありません。蛍光灯やLEDで出来た植物育成ライトがあると便利です。パキラは水分を好む植物で、本来は川岸などの水辺に生えています。

そのため水切れに弱いので出来るだけ毎日水分管理に気を配ると良いでしょう。しおれてしまったら水に漬けると治りますが、それでも治らない場合は、しおれていない部分まで切り戻すと新しい芽が生えてきます。

土は水が溜まりにくい粒状のものが適しています。

パキラはカイエンナッツとも呼ばれ食用にもなることが知られています。

ですが芽の部分にジャガイモのものと似たソラニン系の毒素があることが判明したため、現在では食用が禁止されている国もあります。

万が一食用にする場合にはまだ芽が動き出していない新鮮なものを利用すべきですが、いずれにせよ出来るだけ食べない方が良いと思います。

耐陰性の強い植物②:サンセベリア

サンセベリア

空気を浄化するとされ病院にも置かれることが多いサンセベリアですが、耐陰性があるので家庭でも観葉植物として楽しむことができます。

リュウゼツランなどに近い種とされますが、より丈夫でほとんど枯れることがありません。再生力が強いので簡単に増やすことができます。

斑入りのものが多いですが、日光不足になると斑が薄れるので、美しく保つためにたまには窓辺に置くなどの工夫が必要です。

ただ西日に当たると葉焼けを起こします。

栽培方法は至って簡単ですが、乾燥に強く水が多すぎると根が腐ってしまうという欠点があるので7~9月の間以外は土が完全に乾いて少ししてから水をやるくらいで大丈夫です。

葉挿しで増えるので混み合った葉を間引いた際に土に挿しておけば根が出てきて再生します。葉を分割したものを挿しても復活するので、沢山増やしたい場合は分割した葉を使うと良いでしょう。

サンセベリアは光合成が満足に行かないと色が薄くなってしまうので、日光不足にならないようにたまには窓辺などで日光に当てるべきですが、野外に鉢を出してしまうと、培養土に腐葉土やピートモスなどが使われていた場合にクチキバエなどのキノコバエの仲間が土を餌にして繁殖し、鉢の中で育ったハエが室内を飛び回ることがあるため、できるだけ野外に置かない様にすると良いでしょう。

耐陰性の強い植物③:ポトス

観葉植物_ポトスタワー_1

サトイモ科では珍しくツル性になるものがポトスです。

熱帯雨林原産で鬱蒼とした森で木々に絡みついて生育する植物なので耐陰性は抜群です。

見た目が美しいのでフェイクグリーンが作られることもあります。本来であれば1枚の葉が70センチ以上にもなる大型の植物ですが、日本では九州沖縄などの一部の地域でしかそこまで成長することはありません。花は里芋と同じような花が咲きます。

日陰に強いので室内でも問題無く生育しますが、上にツルを向けると大きく育ち逆に下垂させると成長が抑えられるという性質があるので、満足いくところまでの高さまでツルが伸びたら下に向けて垂らすとそれ以上大きくなりません。

低温にとても弱いので冬はあまり水をやらずに風の当たらない室内に入れると良いでしょう。

LEDで出来た植物育成ライトなどがあればより元気に育ちます。生育に光は必要ですが日光が強すぎると葉焼けを起こしやすいので、室内でライトを当てて栽培すると良いでしょう。

LEDでできた植物育成ライトが最適ですが蛍光灯でも育ちます。もし地植えにするつもりであればバナナやヘゴなどの太陽光を遮る植物の幹に這わせるのが良いかも知れません。

寒さに弱いので9度以上を保つのがベストです。

 

耐陰性の強い植物④:シェフレラ

アイキャッチ_神奈川のレンタル観葉植物_1-1

大きい観葉植物として人気があるのがシェフレラです。

シェフレラは葉が放射状に広がるのでアンブレラツリーとも呼ばれます。

最大で10メートルにも達する植物ですが、それでも自生地ではシェフレラ以上の巨木でひしめきあっているので、シェフレラは少ない光でも生育出来るように進化してきました。

葉が放射状に広がるのも光を拾うための工夫かもしれません。室内であれば蛍光灯で照らしてやると良いでしょう。

シェフレラは乾燥に強く、それほど水を必要としませんが水切れするととたんに葉が全部落ちてしまうので、夏は土の表面が乾いたら水をやり、冬は乾いてから数日経ってから与えると良いでしょう。

日陰に強い植物ですが、日光も好むので夏は太陽光に当てながら野外で栽培して、冬は室内に取り込むなど、様々な方法がとれる丈夫な植物です。

やはり大きく育つ植物なので、大きめの植木鉢を用意しなければすぐに根が詰まってしまいます。ただし、重くなるので家に男性がいない場合は8号程度でないと持ち上がらなくなるかもしれません。

挿し木などで増やすことも出来ますが、斑入りの品種は斑が入らなかった枝を使ってしまうと斑がなくなるので、斑入りの枝を使いましょう。

 

耐陰性の強い植物⑤:ウンベラータ

観葉植物_尺鉢_ウンベラータ_1

ハート型の美しい葉を持つ熱帯性のイチジクの一種で、観葉植物として最も人気の高いものの一つです。

小さい植木鉢でも観葉植物として栽培する事が可能ですが、本来は5メートル以上に成長する植物なので出来るだけ大きい鉢で栽培すると良いでしょう。

イチジクの仲間なのでイチジク同様の偽果をつけます、ナシに似ていて可愛らしいのでこちらも観賞用につけておいても良いかも知れません。

日光が好きな植物ですが、葉が広い分弱い日光でも充分に光合成ができます。

アルカリ性土壌でないと生育しなくなるので、有機石灰などを混ぜて土をアルカリ性に保つと良いでしょう。

肥料はそれほど必要ありませんがカルシウムやマグネシウムが欠如すると葉の色が悪くなります。マグネシウムの補給には塩化マグネシウム(にがり)もしくはキーゼライトから作られる天然硫酸マグネシウムが持続性があるので良いでしょう。

イチジクに似た偽果を付けることがありますが、これを「実をつけると木が弱る」といって取ってしまうと、逆に傷口から雑菌やウイルスに感染したりしてしまうリスクが高まりますのであまり取らないほうが良いでしょう。

さらに樹液にはタンパク質分解酵素が含まれているので、触ると皮膚のタンパク質が溶けてかゆみがでます、剪定の後にはよく手を洗いましょう。

 

耐陰性の強い植物⑥:オーガスタ

アイキャッチ_病院・介護施設のレンタル観葉植物

那覇空港に沢山生えているバナナの様な植物がオーガスタです。

ストレリチア・ニコライの名でも知られ、鳥の頭のような特徴的な花を咲かせます。様々な花色品種がありますが、日本で見られるのはだいたいがオレンジ色主体のものです。

葉が大きく直射日光にあたると葉焼けを起こすので、カーテン越しの柔らかい日差しが適しています。

バナナに近い仲間ですが日陰に強い性質があるので室内で栽培できます。酸性土壌を好むので赤玉土を主体に腐葉土を混ぜた土で栽培します。

バナナと違い乾燥にはある程度耐えるので冬の間はあまり水をやらなくとも大丈夫です。

肥料をやる場合は、窒素の要求量が少ないのでカリ肥料主体で少しのリン酸とわずかな窒素というバランスで与えると良いでしょう。1株につき10グラム程度の肥料を初夏に与えます。

カイガラムシやハダニなどがつきやすいので、トマトやメロンの近くに鉢を置くとハダニがつきやすくなり、サボテンや木苺の近くに置くとカイガラムシがつきやすくなります。

カイガラムシはそれほど繁殖しませんが、目立つので見つけ次第捕殺して下さい。

ハダニは増えると根絶が難しいので注意して下さい。

 

耐陰性の強い植物⑦:モンステラ

モンステラは観葉植物のエリートのような存在で、丈夫で美しく、なんと種類によっては食用にもなることが有名です。

ただ普通の種類はモンステラの名前の通り最終的にはモンスターサイズになります。そのためはじめはヒメモンステラとよばれるものからはじめてはいかがでしょうか。

ヒメモンステラと呼ばれるのはペルツーサやアダンソニーでモンステラと呼ばれるのは果実が食用になるデリシオーサです。モンステラの栽培方法は至って簡単で、酸性の水はけの良い土で水を切らさず栽培するのが基本です。

肥料は硫酸カリ肥料主体が良いですが、ヒメモンステラには専用の肥料も存在します。日陰でも日向でも育つ強い植物ですが、西日の強い太陽光に当たると葉焼けを起こすことがあります。

土はブルーベリーの土に鹿沼土か赤玉土を多めに混ぜ込んだものを使うと良いでしょう。

ヒメモンステラと呼ばれるものの中にモンステラの仲間では無いラフィドフォラ・テトラスペルマとよばれる種が混じっている場合があります、葉の形が似ていますが育つうちにツルになっていきモンステラのイメージと異なる姿形になるので注意して下さい。しかしながら葉型が似ているのでツル性でも気にならない方にとってはとても丈夫で育てやすい植物です。

 

耐陰性の強い植物⑧:幸福の木

観葉植物_尺鉢_マッサンゲアナ_1

幸福の木は名前の縁起の良さから人気の高い観葉植物です。もともと森に生える植物なので日陰に強く耐陰性があります。ただし、斑入りの品種は太陽光に当てないと日光不足で模様が薄れてしまうので明るい窓辺など光の強い場所に置くと良いでしょう。ドラセナ・マッサンゲアナと呼ばれる種が主流です。迫力があるのでインテリアグリーンとして人気があります。水が大好きで多湿を好みますが土に水が溜まると根腐れを起こしやすいので、水はけが良い粒状の土を用いて地上部には一日一回は葉水をかけてやると元気に育ちやすいです。冬など乾燥しやすい時期には水やりを減らして葉水を増やしてやると良いでしょう。日陰に強い植物ですが、太陽光に良く当てると形良く育ちます。本来幸福の木と呼ばれていたのはハワイに自生するコルディリネという植物で、フラダンスのスカートなどに利用されている種類です。地下茎が食用になるとされます。見た目が似ているので混同されたのでしょうが、こちらはハワイ以外の気候では上手く育たないため、代用としてドラセナが利用されているのかもしれません。

 

耐陰性の強い植物⑨:ゴムの木

各種施設のレンタル観葉植物_3_塾のベンガレンシス

新芽が赤い鞘に収まっていることが特徴のフィカス(イチジク)の仲間です。葉鞘の美しさだけでなく展開した葉の光沢なども素晴らしい観葉植物です。

見た目が素晴らしいのでインテリアグリーンとしての存在感は抜群です。ガジュマル同様に栽培も簡単で、イチジク同様の偽果がつきますが食用にはなりません。栽培方法は簡単で、観葉植物用の土で問題ありません。

本来は巨大な木になりますがインテリアグリーンとして飾るのであれば植木鉢で大丈夫です。水切れすると葉が落ちるので乾燥させないようにしましょう。耐陰性がありますが光に当てないと弱ります、出来るだけ光に当てた方が良いですが西日にあたると葉焼けを起こしやすいので室内で栽培する方が良いでしょう。

ゴムの木は名前の通りゴムの原料になっていたことからきているので、ラテックスアレルギーの方などは剪定の際に樹液に触れるとアレルギー反応を起こすことがあるとされているので注意しましょう。

そのほかアレルギーがなくとも他のフィカス同様に樹液がついた箇所が肌荒れになるので気をつけて下さい。

 

完全に真っ暗な場所にはフェイクグリーン

植物の栽培が不安な方はフェイクグリーンを利用するという手もあります。飲食店などでは土に虫が湧いたりすると問題になるので造花やフェイクグリーンが使われることが多いです。

光触媒人工観葉植物とも呼ばれモンステラからドラセナまで沢山の種類があります。フェイクグリーンは生物ではないので水やりや土に気を配る必要はありませんが、だからといって放置しているとホコリが溜まって見た目を大きく損ないます。

3日に1回はホコリを落としてやると良いでしょう。葉の大きなフェイクグリーンは偽物感が強くでてしまうので、本物に見せたい場合は葉が小さくツル性のものを利用しましょう。室内であれば10年は持ちますが、野外だと2年ほどでいろがあせてしまうので気をつけてください。

 

日光にも注意が必要

日陰に強い植物というのは、裏を返せば強い光に弱いということになります。あまりにも強い光に当たると弱ってしまうものがおおく、黄化して枯れてしまうものもあれば、葉が全て落ちてしまうこともあります。

湿度によっても日光への耐性が変わってきますので、できるだけ水を切らさないようにすると良いでしょう。

真夏の直射日光には特に注意

真夏の直射日光は、日差しに強いブドウやトマトなどもダメージを受ける事があるほどに刺激があるので、強い太陽光に弱い種類が多い観葉植物には大敵です。寒冷紗などを利用して遮光するとよいですが、それができ無い場合は育成ライトを用いて室内で楽しむのが良いでしょう。

 

葉焼けとは

葉焼けとは強い日差しに対して植物の葉が対応しきれずに枯れてしまう状態をいいます。日差しに非常に強いバナナでさえ、日本の日差しで葉焼けをする場合がありますので観葉植物の場合は特に気をつけてください。西日に当たるのが一番良くないですが、真夏の直射日光に当たるとほとんどの植物がダメージを負うので注意しましょう。

 

まとめ

観葉植物とされるものの多くは日陰に強く耐陰性があります。逆に西日などの強い太陽光で葉焼けを起こすので、室内で蛍光灯やLEDの育成ライトなどを利用して栽培すると痛みの心配もなく管理も楽です。

さらには観葉植物には空気を綺麗にする作用があるので積極的にとりいれたいものですね。飾りに利用するだけならフェイクグリーンのほうが虫が湧く心配がないので良いかも知れません。

知らないと損!植物のおしゃれな飾り方

ハンギングプランツや壁掛けプランツは、グリーンをお部屋で楽しみたい、だけどスペースがない!という人に最適です。グリーンを吊るすことであなたの空間がナチュラルに、おしゃれに変身しますよ。ほっと癒されるのはグリーンと目線がぴったり合うからでしょうか。

ポットやマクラメを使って観葉植物を吊るす飾り方テクニック

マクラメ(Macramé)ってご存知ですか。手芸の一種で、細紐を幾本か手で結び、幾何学模様を作ります。遠い昔、1970年代、初めてアメリカのオレゴン州でホームステイをした時、ホストのお母さんが編み方を教えてくれたのを懐かしく思い出します。太平洋岸で拾った流木をマクラメに編み込んでくれて、お土産に頂きました。

植物ハンギング用のマクラメ_みんなのみどり

近年では日本でも再度人気が出ているのですね。グリーンを生活に取り入れる時、空間を上手に利用するには「吊るす」という手段はとても理にかなっています。おしゃれに飾るテクニックをご紹介しましょう。

 

まず、マクラメの興味深い歴史を見てみましょう。マクラメの語源は13世紀アラビアの織工が作った房飾りを意味する語(migramah )と言われています。暑い北アフリカでラクダや馬のための装飾用鞍敷きとしてだけでなく、たかるハエを追い払う目的にも使われていたようです。

またトルコ語のナプキンとかタオルを意味するmakramaからきているとする説もあります。それは織布の端を強くするために、縁飾り素材として使われたようです。

 

装飾用のマクラメはバビロニアやアッシリアの石刻にも見られ、当時、服装の飾りに使われていたことを示しています。マクラメはムーア人によって北アフリカからスペイン、イタリアに伝わり、やがてフランスをはじめ英国、ヨーロッパ全土に伝わりました。

船乗りたちは航海中にマクラメ編みの商品(ハンモックやベルト)を作り、売ったり交換したりしたことから中国やアメリカに伝わったそうです。服やテーブルかけ、ベッドカバー、カーテン、ガーデン用品に利用されたのは19世紀後半、英国ビクトリア時代になってからだそうです。

それから一旦流行が去ったものの、再び1970年代になってブレスレットや壁掛け、植物を吊るために利用されました。日本では鞍敷きやのれんとしても使われてきました。昨今になって三度めのブームが起き、今やSNSで多く取り上げられ話題となっているというわけです。

参考文献 

Virginia Colton, ed. (1979). Complete Guide to Needlework. Montreal: The Reader’s Digest Association Canada. p. 445.

Chace, Susan; Pennant, Lilla; Warde, John Maury; Wright, David (1981)

 

ハンギングにおすすめのプランター・ポット

マクラメに使われる素材は綿紐、麻紐、ジュート紐、そして革紐も使われます。基本の編み方は平編みです。そのほかの手法は三つ編み、四つ編み、平結び、ねじり結びなどです。マクラメの市販品を購入することも可能ですが、それほど難しくはないので、是非オリジナルのものを自分で作ってみることをお勧めします。

植物を吊るマクラメのつくりかた材料_みんなのみどり

1.準備するもの:ハサミ、紐、木工用ボンド(結び目を固定する)、リング(なくてもできる)

2.ロープを同じ長さに切り、リングに通します。ロープの中央部分で堅結びをします。その後は同じ長さのところで次々2本づつ堅結びを繰り返します。

3.2で堅結びしたロープと隣り合わせのロープを2本とり、堅結びをします。鉢の大きさに合うように繰り返し行います。最後にすべてのロープを一まとめに堅結びしたら、完成です。以下の動画をご参照ください。http://youtu.be/2W22kWDnpYg 大変わかりやすく、楽しく作業の様子が紹介されています。

 

さあ、自分で作ったマクラメにはどんな観葉植物を入れて飾りましょうか。空間がぱっとナチュラルに、そしておしゃれに変身しますよ。床に直接置かないので、邪魔にもなりませんし、ペットがいるご家庭でも大丈夫です。お掃除も楽!

 

最近ハンギングスタイルの植物をよく目にしますね。テラコッタの鉢が吊り下げられていたり、エアプランツが吊り下がっていたり、、、どんな植物がハンギングにおススメでしょうか、紹介しますね。

 

チランジア・イオナンタ

エアプランツの一種です。インテリア雑誌などで紹介され、今、大変人気がありますね。700種以上の品種があるそうです。メキシコとガテマラが原産地です。エアプランツですから、土がなくても育つんですね。学名のイオナンタのioは紫色のという意味で-antha は花を咲かせるという意味だそうで、穂先が赤く色づき、グラデーションはとてもきれいです。

 

その他、グリーンネックレス、シュガーバイン、リプサリス、ミカヅキネックレス、ホヤ リネアリス、ペペロミア ホープなどがハンギングに適しています。

グリーンをぶら下げて飾る際の注意点

ハンギングプランツを窓辺に吊るすには、S字フックを使ってカーテンレールに取り付けるといいです。でも、くれぐれも重くなりすぎないよう気を付けてくださいね。そして水やりの時の滴りにも気を配りましょう。

植物を壁掛けで壁面に飾る方法

観葉植物を壁にかけてインテリアに利用し、楽しむという方法です。ハンギングするにもカーテンレールなど適当なものがない、床にもスペース的に置けない、という方にぴったりです。絵を飾るときの感覚ですね。素敵なフレームや鉢を選ぶことでお部屋のおしゃれ度がぐんとアップしますよ。

コウモリラン

和名は鹿角歯というちょっとグロテスクでユーモラスなグリーンが今とても人気です。ハンギングや壁掛けにぴったりなのでご紹介しましょう。羽ばたくコウモリに似ているのでコウモリランと呼ばれています。シダの仲間です。耐寒性、耐暑性ともに弱いので管理に注意をしてくださいね。

壁掛けに必要な材料

まずベースになる流木や木材、コルク板などをご用意ください。それに養生させるグリーンを選びます。最近ではサントリーから便利なフレームが販売されていますから、それを利用すると管理も簡単で、面倒くさがり屋さんにはぴったりですね。グリーンが成長する楽しみがあって、成長するほど存在感が増し、しかも長期にわたって楽しめます。

サントリーミドリエのフレームは、サントリーが緑化事業の一環で、壁面緑化に適したパフカルと呼ばれる土に代わる新素材をトヨタとの合弁事業で開発したものです。パフカルはスポンジで水と空気をたっぷり含ませることが可能。主素材はウレタンなので、壁掛けしても土のようにこぼれ落ちるということがありません。

カラーバリエーションも豊富で、清潔感を求めるならホワイト、華やかさを求めるならブラック、落ち着いた印象ならアンバー、躍動感あふれる瑞々しさを求めるならアイボリーといった具合に自分で選べばいいですね。季節ごとの限定品もあるようで、クリスマスに壁に飾るのも斬新でいいかもしれません。参考までにサイズはH19.2 × W18.7 × D 4.8 cm (植物含まず)グリーン5種類の寄せ植えのグリーン植材付きで4800円で購入できます。

 

壁面にグリーンを飾るときにレイアウトで注意すること

ソファーの背面の壁や部屋全体の印象が少ないと感じていませんか。そういう特はグリーンを壁に飾ってみてください。その際、まずフォーカルポイントを作ることが大切です。フォーカルポイントとは視線をキャッチする場所のことです。部屋の雰囲気とマッチしているかどうかが重要です。

優しい雰囲気の部屋なら、ナチュラルカラーのフレーム、シックな雰囲気の部屋なら真四角のブラウンのフレームはどうでしょう。小さいサイズを3つ壁に飾るのがおススメです。小さな森のような空間が生まれ、素敵ですよ。高低差をつけてみるのも良いかもしれません。あえてフレームの色を変えて壁にかけるとリズムが生まれます。

 

人気上昇中、寄せ植えとハーバリウムの作り方

前章で、グリーンがいくつか寄せ植えにして売られているフレームのことをお話ししましたね。寄せ植えというアイデアは、いろいろなグリーンが楽しめ、それぞれが持つ特徴が生かされて、とても素敵な空間が生まれます。

寄せ植えの材料と作り方

多肉植物の寄せ植え_みんなのみどり

寄せ植えを作る時のポイントがいくつかあります。育成環境が近いグリーンを組み合わせること、すなわち管理する温度、日光、水やり具合が近いものを選びます。例えばグリーンネックレスと多肉植物、プミラとコリウスといった具合です。

次にセンス良くアレンジするポイントを押さえましょう。葉の大きさや形が違うものを選ぶ、成長する形(横に広がる、縦に伸びる、下に垂れる)が違うものを選びバランスを考える、主役とわき役を決める、色の組み合わせは良いか、バランスよい高低差はあるか等です。

ハーバリウムの材料と作り方

ハーバリウム_みんなのみどり

最後にハーバリウムについてお話します。ハーバリウムは植物標本という意味の植物学術用語です。押し花、ドライフラワーなどがその範疇に入ります。昨今ではインテリア用に、ガラス瓶などにドライフラワーやプリザーブドフラワーを美しく配置し、ミネラルオイルやシリコンオイルを満たして楽しむ方法を言います。

保存期間は約1年間だそうです。自分でお気に入りの瓶(ドレッシングが入っていたような細長いおしゃれな瓶など)を利用してDIYできます。庭に咲いた小さい花をドライフラワーにしておき、それを利用するといいですね。ドライフラワーを購入してもいいです。オイルは手軽に入手できますよ。

おススメは昼はハーバリウムとして、夜はアロマキャンドルとして使えるものです。フラスコ型の瓶にグリーンを配置し、オイルを入れ、芯を中に垂らすと出来上がりです。面倒くさがり屋さんは出来上がり商品をどうぞ!

 

まとめ

いかがでしたか?グリーンをただ床に置く、という発想から吊るす、壁にかける、標本化するとグリーンの楽しみ方の世界が広がったでしょうか。人間は太古から植物を愛でてきました。楽しみ方に関して飽くなき追及をしていくのは、やはりグリーンが人間の生活になくてはならぬものだからでしょうね。

観葉植物の育て方のコツ(水やり・剪定・植替えなど)

おうちに1つあるだけで、グッとオシャレ感が増す観葉植物。

近年、「インテリアグリーン」という名前で注目され、園芸ショップだけでなく雑貨屋などでもオシャレな植物を見かけるようになりました。

緑が部屋にあると癒される、という方も多いのではないでしょうか。

今回は、部屋をオシャレにしたい!という方や買ったはいいけど育て方がわからない…という方に向けた観葉植物の育て科やのコツを伝授します。

また、暑い夏は外でのガーデ二ングを楽しめない、という場合も観葉植物であれば涼しい室内でお手入れできるのでオススメですよ♪

観葉植物の育て方の基本

植物のお手入れと管理は最低限ここを抑えておきましょう。

植物を育てる上で、最低限抑えておきたいポイントがいくつかあります。

それは、

①水やり

②日当たり(置き場所)

③肥料やりです。

植物は水、光、空気がなければ成長できません。さらに大きく、元気に育てようと思うと栄養も必要です。

基本的な育て方として、まずは3つのポイントを押さえておきましょう。

※時間がない方は、『般的な観葉植物の育て方基礎|元気な観葉植物を育てるポイント』を参照してみてください

①水やり

土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えます。

土の表面に軽く指をあて、土がつかなければ乾いている証拠。お水を欲しがっている状態です。

なんとなく、土の表面が湿るくらいチョロっとあげている人も多いかと思いますが、あまりいいやり方ではありません。

植物の根は水があるところを求めて伸びるので、表面にしか水をあげていない場合根が地表に向かってしまいます。

根の量も少なくなってしまうので、結果的に成長が悪い・水を吸える量が少なくなり枯れやすくなってしまいます。

観葉植物の水やり_みんなのみどり

②日当たり(置き場所)

植物の性質により、たっぷり日が当たる場所、明るい日陰などの好みがあるのはご存知でしたか?

観葉植物のような、室内に置き大きく育ちすぎないほうがいいものは、明るい日陰に置いておくのがいい場合が多いですが、一度購入する際に店員さんに詳しく聞いてみるといいかもしれません。

植物にあった場所に置くことで、元気に育ってくれると嬉しいですよね。

埼玉のレンタル観葉植物_2_オーガスタとマッサンゲアナ

③肥料やり

植物は成長の過程で土の栄養を吸収し大きくなります。

つまり、時間が経過した土の中には栄養が少ないということ。

栄養が少なくなってきた植物は下の方の葉っぱが黄色くなり、「栄養が足りてないよ~」とサインを出してくれます。

ホームセンターなどで観葉植物用の肥料などが売っているので、用意をしておくと安心です。

肥料には固形のものや液体のものなど、種類も様々。

その違いなども後ほどご説明しますので、参考にして下さいね。

 

植物の水やり・剪定・植替え・肥料やり

 

ここからは、より詳しい観葉植物の育てを見ていきましょう。

 

水やりと霧吹き(葉水)の方法

先程基本の部分で述べたように、植物が生きるためにはには水が必須です。

実は水やりにもいくつかやり方があります。

①基本的な水やり

皆さんも学校の授業などで一度はやったことがあるであろう、じょうろなどで鉢に水をあげるやり方です。

サボテンなどの小さな観葉植物は、鉢の底から水が流れ出るようキッチンで水やりをするとやりやすいですよ。

一方で、ゴムノキなどの大きな植物はたっぷり水をあげるのは難しいかと思います。

そういう時は、鉢の下の水受け皿にほんのり染み出しているのがわかる程度に水をあげてください。

染み出してくる水には土の中の老廃物なども溶け出しているので、表面にちょろっとあげるだけでは土の循環にもよくありません。

可能ならば、たまにはベランダや浴室に植物を運んでしっかり水をあげるのがオススメです。

グリーンに水やりをするじょうろ_みんなのみどり

②霧吹き(葉水)

また、葉水という霧吹きで葉っぱに水をかけてあげる方法もあります。

特にモンステラなど亜熱帯地方原産の観葉植物は、葉っぱから水分を吸収する力が発達しています。

やり方は簡単!霧吹きで葉っぱの表面がうっすらとしめる程度にシュッとしてあげて下さい。

葉水は葉っぱの乾燥を防ぐだけでなく、表面に積もった埃などを落として光合成を促す役割もあります。

水やりと葉水をうまく組み合わせて、元気に育てて下さいね。

植物の霧吹き・葉水_みんなのみどり

③ソーキング

こちらは特殊な水やり方法ですが、おしゃれ植物としてインテリアショップでもよく見かける、「エアプランツ」に必要な管理です。

エアプランツとは、亜熱帯原産の土のいらない植物で、主に空気中の水分を吸って成長します。ジャングルなど湿気の多い場所の植物なので、日本の通常の気候では吸収できる水分が足りません。そこで、バットやボウルなどに水を張り浸けてあげることで、より快適な環境にすることができるのです。

ただし、水に浸けている間エアプランツは呼吸ができないので、最大でも6時間程度を目安にしましょう。

 

剪定するときのカットのコツ

観葉植物の剪定_みんなのみどり

買った当初は形がまとまっていたのに、成長するにつれイメージと違ってきてしまった…ということがあると思います。そんな時は自分で好みの形に仕立てられる、剪定を行いましょう。

難しそうな印象があるかもしれませんが、ポイントを抑えれば簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

【時期】

剪定の時期は、植物にもよりますが成長が活発になる5〜7月頃がオススメです。

また、雨の日など湿気が多い日には切り口から雑菌が侵入しやすくなっていますので、晴れた乾燥している日を選ぶと良いでしょう。

【道具】

植物用の剪定ばさみなど、切れ味がしっかりしたものを用意しましょう。切り口が汚いと、病気の元となる菌が侵入しやすくなってしまいます。ホームセンターなどで簡単に手に入るので、おうちに1つあってもいいかもしれませんまた、剪定前にアルコールなどで刃を消毒しておくと、より病気にかかってしまうリスクを減らすことができます。

【剪定方法】

変な方向に伸びてしまった枝、ヒョロヒョロと元気のない枝、枝や葉が多く混雑している部分をカットしましょう。

どの植物も、枝の数が多い=栄養がそれだけ必要、ということ。

剪定することで、必要な枝に栄養を成長させより元気にすることが出来る、と言われています。

特に枝や葉が混雑していると、風通しが悪くなり病気や害虫発生の原因となってしまいます。切ってしまうのはかわいそう…と思う方もいるかもしれませんが剪定は植物にとってリフレッシュになるので、しっかり切ってあげましょう。

ただし、剪定しすぎて葉がなくなってしまうと光合成ができなくなってしまうので気をつけて下さいね。

 

固形肥料・栄養剤・活力剤の利用方法

肥料には、植物の成長に欠かせない三大栄養素が含まれています。まずはそれぞれの働きを知る事で、どんな肥料をあげればどのように成長するかがわかります。

肥料の三大要素=①窒素(N)②リン酸(P)③カリ(K)

①    窒素…葉っぱを育てる栄養素。レタスなどの葉野菜を育てるときに多く使用されます。観葉植物も、最近葉っぱに元気がない、黄色っぽくなってきたという時は窒素成分の多い肥料を選ぶと良いでしょう。

②    リン酸…花を育てる栄養素。花肥、実肥と呼ばれ、花壇など花をたくさん咲かせたいときやトマトなど実を沢山つけたい時に使用されます。

③    カリ…根っこの成長を促進させる働きがあります。根の成長が良くないと、全体の生育に影響が出ます。植え替えをする際に根っこをチェックして、少ないと感じた際は与えてあげましょう。

肥料の袋にはN:P:K:=3:5:3など栄養成分の比率を書いてあるものが多くあります。最初は観葉植物専用の肥料を買い、よりその植物にあった栄養をあげたくなった場合は参考にするといいですよ。

また、肥料にはこのような固形の置き肥や、栄養剤、活力液などがあります。

こちらもそれぞれ使い分けると植物は喜びます。使い方を見てみましょう。

植物の栄養剤_みんなのみどり

【固形肥料】

肥料と聞くと、白や茶色の粒を思い浮かべる方が多いかと思います。

「有機肥料」と「化成肥料」にわけられ、主に原料が有機のもの=たい肥など動植物性のもの、原料が鉱石のもの=石灰やリン酸などとされ、それぞれ特徴があります。

有機肥料は化成肥料に比べにおいがし、カビが発生することが多いので、観葉植物用の肥料は化成肥料である場合が多いです。

【栄養剤】

ボトルなどに入った液体の肥料もあります。原液が売られており、薄めて使うパターンが多いです。

固形肥料との違いは、「即効性」であること。

土の表面からゆっくりと栄養が染み出す固形肥料と違い、栄養剤は水やりのようにすぐに土にしみ込んでいくので効き目が出るのが早くなっています。

普段は固形肥料を使い、明らかに様子がおかしいなどの時に応急処置として使う場合もあります。

また、サボテンの水耕栽培など、土を使用せず育てている場合など、定期的に栄養剤をあげると安定して成長を促すことができます。

【活力剤】

活力剤とは「法律で定められた肥料成分を満たさないものの、植物の生育には影響を与える」ものの総称です。

法的な規制がないため、様々な種類の活力剤が販売されています。

窒素・リン酸・カリの含有量が規定よりも少ないことが多いので、活力剤だけを与えていると枯れてしまうことがあります。

ではどんな時に使うのでしょうか?活力剤は「微量要素」と言われ肥料の三大要素とは違う影響を与える栄養素を補う役割を持っていることが多いです。

活力剤は肥料と併せて使用し、夏バテの防止や根の張りを促進するなど、肥料だけでは補え切れない場合に使用するといいでしょう。人間で例えるなら、肥料=ご飯、活力剤=ビタミン剤といったところでしょうか。

今はスプレータイプで薄めずそのまま使える手軽な活力剤も販売されていますので、園芸売り場など覗いてみると面白いかと思います。

 

挿し木の方法

挿し木という言葉をご存知でしょうか?種類にもよりますが、実は観葉植物を家で増やすことが出来るんです。

その方法を一般的に挿し木(挿し芽)と言います。

植物は種から増えるイメージがあるかと思いますが、多肉植物などは挿し木で簡単に増やすことが出来ます。

【挿し木の方法】

①新しく芽吹いた、元気な枝を5cmほど斜めにカットします。枝に葉っぱがたくさんある場合は、葉っぱを半分にカットしておくと、水分の蒸発を抑えられるので成功率が上がります。

②枝に水分をいきわたらせるため、コップなどに水を張り1時間程つけておきます。

 活力剤の中には、発根促進作用があるものもあるので、水に混ぜておくとより効果的です。

③挿し木(挿し芽)用の土やバーミキュライトなど、水分を含む土に挿します。

④たっぷり水やりをします。明るい日陰で水を切らさないようにしながら管理しましょう。

1週間程でカットした枝から根が生えてきます。

根がしっかりと張るまで待ち、その後生育用の土に植え替えるといいでしょう。

挿し木用の土は肥料分が少なく抑えてあるので、生育にはあまり向きませんのでご注意下さい。

【多肉植物を増やす時は…】

多肉植物の場合はもっと簡単に増やすことが出来ます。

ぽろっと取れてしまった葉っぱをそのまま土の上に置いておくと、次第に根っこが出て新しい葉っぱが出てきます。

定期的に霧吹きで湿らせてあげると、成長も早いですよ。

 

間引きの方法

種まきから植物を育てる際、必要な作業に「間引き」というものがあります。

種をまくとあちこちから芽がたくさん出てきて嬉しくなりますが、一定の場所に密集して芽が出ると、その分栄養を取り合ってしまうので結果的に成長が悪くなってしまいます。

大きく育った芽を残し、弱弱しいものを抜いて健康的に育ててあげましょう。

間引きの時期は、本葉が2~3枚出た頃がオススメです、その頃になると、成長に差が出てどの芽が元気か判断し易くなります。

コツは①大きく元気なものを残す②(そのまま鉢で育てる場合)芽の場所のバランスを考える③株元から引いてあげる、ことです。

元気なものを残すのは当たり前ですが、大きく育った後の事を考えるとバランスも重要なポイントです。

芽の間隔が狭いまま育つと、風通しが悪くなる・葉が重なり合って光合成がうまくできないなどの問題が起きてしまいます。また、風通しの悪さは病害虫の原因になりますので木をつけましょう。

間引く時は株元を持ってそっと引き抜きます。まだ根もそこまで張っていないので、スルッっと簡単に抜けますよ。

 

観葉植物の育て方の応用編

 

傷んだ植物を復活させるには

何度買っても枯らしてしまう…そんな経験がある方も少なくないはず。植物を枯らさないコツは、買う前にその植物の育て方(難易度)を把握しておくことですが、いざ傷んでしまった場合にはどうしたらいいのか?復活の方法をまとめます。

①葉を取って日陰へ

見た目は枯れていても根っこが生きている場合があります。

まずは葉っぱを全て取り、日陰でゆっくりさせてあげましょう。根っこが生きている場合は、新しい葉が出てくることがあります。

②挿し木、挿し芽をする

植物を増やすことができる挿し木は、傷んでしまった植物から新しく元気な株を作るのに有効です。

調子が悪くなってきたな…と思ったら、ひとまず挿し木をして予備を作ることができます。

③傷んだ根を取り植え替える

水やりのしすぎなどで根っこが腐ってしまうことがあります。

一度鉢から取り出し、根っこの様子を確認してみましょう。腐った根っこはブヨブヨしていたり、色が変色しています。

腐った根を切り離し、元気な根っこだけにして新しい土で植え替えると復活する場合があります。

その際、枝や葉などもカットし少なくすると、必要な養分が減るので復活が早くなりますよ。

 

留守中の植物の管理方法

年末年始やお盆など、どうしても家を空けなければならない時がありますよね。

水が足りなくて枯れてしまわないか、心配な方も多いかと思います。留守中の植物の水やりは、工夫することで、不安が解消されます。

①水受け皿に水を張っておく

一番簡単な方法です。水を張っておくことで下部から水が吸収され、水切れを防止してくれます。

ただし、水受け皿のサイズも様々ですし、夏場の窓際の植物は水を必要としますので数日程度の外出ではいいかもしれませんが長期の不在には少し心もとないかもしれません。

②ペットボトル+給水器

家にある500mLや2Lのペットボトルに、プラスチックの給水器をつけるパターンです。給水器は100円均一でも手に入ります。

給水器付のペットボトルを土に挿しておくことで、定量が土に補給され枯れるのを防いでくれます。

また、給水器は普段から水やりの管理をするのにも使用できるので、1つあると便利かもしれません。

③保水剤を使う

土に混ぜるタイプの保水剤も便利です。

粒状で、ジェルのように水を含み栄養も逃がしにくくなります。植え込み時に混ぜておいてもいいですし、今植わっている土の表面に穴をあけ、そこに保水剤を注いで水をかけてあげるだけでも大丈夫です。

一回の水やりで10日程持つようになるものもあります。

長期不在の際は、これらを組み合わせて管理すると安心です。

場合によって使い分けて、帰ってきたときにガックリ…なんてことを減らしたいですね。

 

観葉植物の育て方のコツ(水やり・剪定・植替えなど)のまとめ

植物は生き物なので、愛情をかけてお世話をすることが必要ですが、その分愛着も沸きます。

水やり、剪定、植え替え、肥料など、様々な作業を通して発見も多いはず。

育て方のコツをつかんで、素敵なグリーンライフを送ってください!

屋外のベランダにおすすめの観葉植物

観葉植物といえば、室内でのインテリアとして定番ですが、屋外で育てることのできる観葉植物もあります。ベランダにいくつか観葉植物を置いてみるだけで、何気ないベランダの雰囲気が一変します。ベランダではガーデニングもいいですが、少し観葉植物も置いてみると、観葉植物のグリーンが妙な存在感を発揮してくれて、いつものガーデニングをより深みのあるひとときにしてくれます。観葉植物がベランダにある美しいグリーンに囲まれた生活は、心身ともに洗われるような気がして、とても癒されますよね。

本記事では、屋外で育てることのできるおすすめの観葉植物についてご紹介していきます。

観葉植物は冬の寒さに弱いものというイメージがあるので、一年中外に置いておくのを躊躇してしまう方も多いと思いますが、凍えるような冬も越冬できるほど寒さに強い観葉植物も数多くありますので、ぜひ参考にしてみてください。

屋外で育てることが出来る観葉植物

観葉植物の多くは、熱帯地域に生息している品種が多いため、暑さには強いのですが寒さには弱いという性質をもつ観葉植物が数多くあります。ですが中には、越冬できるくらい寒さに強かったり日陰に強かったりという性質をもつ品種も多々あります。ベランダで育てられる観葉植物には、直射日光に弱く葉焼けしてしまう品種のものも数多くあるので、一つ一つの品種の特徴を理解して選びましょう。

屋外のベランダの観葉植物_みんなのみどり

外で観葉植物を育てる際のポイント

観葉植物は、日光に当たると葉に艶が増して元気よく育つ品種もありますが、中には直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまい、葉が黄色に変色して元の色に戻らなくなってしまう品種も数多くあります。なので、外で観葉植物を育てるときには、適度に日当たりのいい日陰に置くようにして、直射日光が葉に当たらないように注意しましょう。

観葉植物の多くは春から秋が生育期で冬の間は休眠期に入ります。生育期の間は水を吸いやすくなるので、土が乾いたらたくさんの水をあげてください。特に夏場は水が蒸発しやすい時期なので、早朝か夕方の気温が低く涼しい時間帯に水やりをしましょう。また、受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるので、こまめに捨てるようにしてください。

水が溜まりやすい腐敗土は害虫が発生してしまう原因となるので、観葉植物用の土を使うようにして、土や肥料にも注意してください。

また、葉が乾燥してくるとハダニなどが発生してしまうので、葉が乾燥してくる時期には葉水をこまめに行うようにしてください。葉水を葉の表と裏にこまめに行うようにすると、葉の表面に付着した埃やハダニなどを落として葉を清潔な状態に保ち、さらに乾燥した葉がみずみずしさを取り戻し、元気よく生長してくれるのでオススメです。

観葉植物の越冬温度

観葉植物は熱帯地域に多く生息している植物なので、冬の寒さに弱い品種が多く、耐寒温度は510℃ほどになります。

観葉植物の多くは、気温が10℃を下回ってくると寒さに耐えるために休眠期に入ります。そのまま冬の寒さに晒し続けておくと、寒さに耐えられずに葉が傷んできて枯れてしまうので、気温が下がり寒くなってきたら暖かい室内に移動して、室温を10℃以上に維持して越冬させることをオススメします。

また、冬の間は休眠期に入った影響で水をあまり吸わなくなります。生育期と同じように水を与えていると、水の与え過ぎで根腐れを起こしてしまいます。土の表面が乾いて23日経ってから水やりをするというように、なるべく乾燥させながら水を与えるようにして、水を与え過ぎないように注意しましょう。また、冬の間も受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるので、こまめに捨てるようにしてください。

観葉植物の品種ごと越冬温度一覧もご参照ください

ベランダでのガーデニングにおすすめの植物

こちらでは、ベランダでのガーデニングにおすすめのグリーン5選をご紹介いたします。

ベランダにおすすめのグリーン5選

サンスベリア

サンセベリアゼラニカ_尺鉢

サンスベリアは、アフリカや南アジアなどに生息する観葉植物です。サボテンに似た性質を持っていて、暑さや乾燥にとても強く虫が付きにくいという丈夫な性質があるので、初めての方でも育てやすい品種として人気です。

サンスベリアの品種は70種類ほどと非常に豊富で、希少な品種から独特な濃い色柄の品種、小さいサボテンのような可愛らしい品種などと実に様々な品種があります。その存在感のある個性的な見た目と色柄は、やはりどことなく南国のラフなイメージを思い起こさせます。

サンスベリアは湿気にとても弱いので、乾燥させながら育てたほうが元気に育ちます。葉に水分を溜めこみ蓄えるという性質をもっているので、頻繁に水やりをする必要はありません。土の表面が乾いて23日経ってから水やりしてください。サンスベリアは水分不足になると葉に縦ジワが現れてきますが、縦ジワが現れてから水やりをしても何ら問題ないそうです。

サンスベリアは寒さや湿気にとても弱いという性質を持っています。サンスベリアは温度が10℃を下回ってくると、寒さに耐えるため休眠期に入ります。

サンスベリアは、休眠期に入ると水を吸わなくなりますので、休眠期の間は水を一切与えないようにしてください。また、サンスベリアは気温が5℃を下回ってくると枯れてしまうので、冬の間は室内の暖かい場所に移動させて越冬するようにしましょう。

ドラセナ

マッサンゲアナ

ドラセナは熱帯アジアや熱帯アフリカに生息する植物です。ハワイでは玄関先に飾ると幸せが舞い込んでくると言い伝えられており、そこから「幸福の木」などと呼ばれ親しまれています。

ドラセナは品種が50種類以上あり、葉や幹の太さや長さ、色柄も非常に豊富です。葉がまさに棘のように鋭く伸びた品種から葉が程よくしなだれた品種、短い葉が生い茂る品種などあり、色も濃く艶やかな品種から薄く線の入った涼やかな品種、白い斑点がある品種などと実に様々な品種があります。

ドラセナは日陰に強い観葉植物ですが、あまり日光に当てないでいると日照不足で萎びてしまいますので、適度に日当たりのいい日陰に置くようにしましょう。日光が直接当たってしまうと葉焼けしてしまうので、直射日光には注意してください。

ドラセナは生育期には、水を吸いやすくなるので、土が乾いたらたくさんの水をあげるようにしてください。また、葉が乾燥しているときに葉水をすると、みずみずしく生長してくれるので、とても効果的です。

ドラセナは寒さに弱いので、気温が下がってきたら室内に移し、最低でも10℃以上の温度を維持してください。室内では、なるべく部屋の真ん中や壁際などに置き、窓辺の近くなどの外気の影響を受けやすい場所は避けましょう。

一方冬場は休眠期に入るため、生育が止まりあまり水を吸わなくなります。そのため、冬場は2~3日経ってから水をあげるようにしてください。

シェフレラ

介護施設_観葉植物レンタル_1

シェフレラは、台湾や中国南部が原産国で、熱帯アジアやオセアニアを中心に分布しています。

シェフレラは昔から日本では、葉の形がカポックに似ていることからカポックとも呼ばれていますが、正式名称はシェフレラで、実際のカポックとは別の植物です。

シェフレラはとても丈夫で、寒さや日陰にも強く枯れにくいため、細かいところに気を遣わずに楽に育てられる観葉植物です。品種も150種類と非常に豊富で、あらゆる方向に豊かに生い茂る葉が特徴的です。

葉が厚く丸みのある艶やかな品種から葉が薄く細長く伸びてギザギザしている品種、小ぶりで肉厚な葉が花のように開いた品種など、非常にたくさんの品種がそろっています。シェフレラは、比較的多くの品種を鉢植えで育てることができますが、中には12mもの大きさまで生長する高木の品種もあります。

シェフレラは、日光がよく当たる場所で育てると葉に艶が増し美しく生長します。シェフレラは確かに日陰にも強いのですが、長い間日陰に置いておくと、葉が落ちて樹の形も悪くなってしまうので、健康に育てるためにも日光を十分に当ててあげましょう。

また、シェフレラは、生育期には水を吸いやすくなるので、土の表面が乾いたらたくさんの水をあげるようにしてください。

シェフレラは気温が10℃以下になる休眠期に入るので、冬の間は土の表面が乾いて2~3日経ってから水を与えるようにして、乾燥させながら育てましょう。

シェフレラはとても寒さにも強く、雪や霜が降らなければ越冬できますが、気温が0℃以下になると傷んできてしまうので、気温が下がってきたらなるべく室内の日当たりのいい場所に移して越冬させるのがオススメです。

 

エバーフレッシュ

エバーフレッシュは、中南米や東南アジアに生息する観葉植物です。エバーフレッシュはほかの観葉植物にはない変わった性質をもっていて、昼間は葉を広げていますが、夜になると葉を閉じて休眠運動をします。

このような性質はネムノキによく似ていて、エバーフレッシュはネムノキと同じマメ科の部類に入るそうです。そして、春から夏にかけて黄色の花を咲かせ、花が枯れると赤いさやに黒い実をつける特徴があり、このように花や実をつけるのも他の観葉植物にはない大きな特徴です。

エバーフレッシュは、綿密に並んでいる細やかな美しい葉が特徴的で、その繊細な柔らかさが涼やかな雰囲気を醸し出しています。エバーフレッシュは、繊細な見た目に反して丈夫なところと、個性的で美しい姿で人の目を惹きつけます。

エバーフレッシュは、日光を当てると生育が良くなります。ただ、真夏や長時間の直射日光は強すぎてしまい、葉焼けしてしまう場合があるので、日当たりのいい日陰において日光の量を調節しましょう。また、エバーフレッシュは日陰にも比較的強いですが、長い間暗い場所に置いておくと弱ってきてしまいます。

通気性が悪い場所も、湿気た空気で痛んでしまうため、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

エバーフレッシュは乾燥が苦手なので、土の表面が乾いたら水をたくさんのあげてください。乾燥させすぎてしまうと弱ってしまうので、特に水が蒸発しやすい夏の間は土が乾燥状態をこまめに確認して水やりをしましょう。

また、葉水をあげると葉のみずみずしさが増すので、霧吹きで水をかけてあげるようにしましょう。エバーフレッシュは、昼間の間は普段葉を広げていますが、昼間なのに葉が閉じている場合は水不足になっている可能性があるので、空気が乾燥しすぎていないか、水やりや葉水が不足してないかを確認してください。

 

モンステラ

観葉植物_8寸_モンステラ_1

モンステラは、熱帯雨林が原産地の観葉植物です。モンステラは、葉に深い切れ込みが入っており、独特で美しいシルエットと濃く艶やかなグリーンが特徴的です。

モンステラは20~40種類あると言われており、左右対称に切れ込みの入った品種から小ぶりで可愛らしい品種、切れ込みではなく穴が開いている品種など実にさまざまな品種があります。

モンステラは、南国風のデザインによく用いられており、その独特でエキゾチックな見た目が魅力となって、多くの人々を惹きつけています。

モンステラは、水をあげすぎてしまうと根腐れを起こしやすくなってしまうので、土が乾いてから水をあげるようにしましょう。

特に冬の間は、土が乾いてから2~3日後にたくさんの水をあげてください。モンステラは、熱帯地域に生息している観葉植物なので湿度が高いことを好みます。葉が乾燥してしまうと葉ダニが発生してしまうので、霧吹きでこまめに葉水をすると効果的です。

モンステラは、鬱蒼としたジャングルに生息しているため、直射日光などの強い光を苦手としています。直射日光にあたると葉焼けして枯れてしまうので、ベランダに置くのであれば、なるべく適度に日当たりのいい日陰などに場所に置くようにしましょう。

モンステラは暑さには強いですが寒さにはとても弱い性質をもっています。気温が15℃まで下がってきたら、室内に移しましょう。また、モンステラにエアコンの暖気が直接当たらないように気を付けてください。

本記事では、屋外で育てることのできるおすすめの観葉植物についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。

観葉植物は室内でのインテリアのイメージを持っていた方も、屋外で育てることのできる観葉植物もあるということがお分かりいただけたと思います。

これを機に、いつもの何気ないベランダの雰囲気を観葉植物の深みのあるグリーンで変えてみるのもいいかもしれませんね。

外で育てることのできる観葉植物には、ゴムの木の仲間のフィカス・ウンベラータや、トロピカルなオーガスタなど、他にも外で育てることのできる品種は存在するので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

おしゃれでインテリアに人気のおすすめ観葉植物

グリーンインテリアを飾る上で、一番肝心なことは相性です。いくら見た目が好みでも、生活スタイルや成長具合に合わない植物もあります。

最近では、植物を取り扱う専門店だけでなく、インテリアショップで見かけることも多くあります。

今回は、おしゃれでインテリア性にすぐれているだけでなく、好みのタイプ別にご紹介します。

おしゃれでインテリアにかわいい系のインテリアにぴったりな人気の観葉植物

癒される空間にはそれぞれ違いがありますが、グリーンを感じられるかわいさのなかで一番重要なのは、フォルムです。

かわいいフォルムに癒しを感じ、インテリアとの相性が抜群の上位3種類を紹介します。

おしゃれでかわいい空間におすすめの植物ランキング1位

パキラ

パキラ

まっすぐ伸びた茎の先端に、濃い緑色の葉が「手のひら状」に広がるパキラ。茎の基部がふっくらしていて、力強い存在感とかわいらしさが兼ね備えています。

大きく育つと、カイエンナッツと呼ばれる実がつくことがあります。斑入りの種類のほかに、複数寄せ植えして、茎を縄状に編み込んだものもあります。

おしゃれでかわいい空間におすすめの植物ランキング2位

シェフレラ

グリーンレンタル事例_スパサロン2

パンヤ科カポック属に似ていることから、カポックとも呼ばれている「シェフレア」です。光沢のある濃い緑色の葉を広げた姿は、かわいらしさと生命力を感じる立ち姿です。

特に、刃先が丸くなるアルボリコラの品種は、女性の方が好む形となっています。また、淡黄色の斑入りのフイリホンコンもかわいらしさが人気です。

そして、何より丈夫で育てやすいです。

おしゃれでかわいい空間におすすめの植物ランキング3位

ポトス

観葉植物_ポトス_1

ハート型の鮮やかな緑色の葉に、黄色い斑が入ったポトスは丈夫で、育てやすい品種です。

つる性なので、つるを誘引して楽しむだけでなく、吊り下げて飾ることもできます。

インテリアの照明との共演もおすすめです。

全体的にライムの色が多く入るタイプもさわやかで、大変おすすめです。

 

かっこいい系のインテリアにぴったりな人気の観葉植物

室内のシンボルツリーとなるぐらい大きくなる品種だけでなく、葉がかっこよく大型なものも含めてご紹介します。

部屋の主役になる、かっこいい流行りの観葉植物ベスト3をご紹介。

大型でかっこいい、流行りの植物ランキング1位

クワズイモ

ショールームのレンタル観葉植物_2_クワズイモ

サトイモ科で葉の色彩がおもしろい品種です。一昔前までは珍しい品種でしたが、近年見かけることも多くなっています。

葉が大型でインパクトがあり、光沢の見栄えもかっこいいです。いろいろなジャンルのインテリアに合わせやすいのも魅力的です。

大型でかっこいい、流行りの植物ランキング2位

ドラセナ

観葉植物_尺鉢_マッサンゲアナ_1

アフリカの亜熱帯・アジア・アメリカなどに、50種類前後あります。特に、観賞用にはフラグアンス・サンデリアナ・スルクロサ・デレメンシスなどが多いです。また、斑模様の違いなどで多くの種類があります。

小さく育てる品種だけでなく、大きさを楽しむ品種も人気です。

その中でも、ドラセナマッサンゲアナ(幸福の木)は人気で、引っ越し祝いなどのギフトにも喜ばれます。

大型でかっこいい、流行りの植物ランキング3位

モンステラ

観葉植物_8寸_モンステラ_2

熱帯のジャングルを彷彿とさせる大きく深く切り込んだ葉は、穴があくのも特徴です。デリキオサという品種の実は食用にもなります。

小型の種類の場合は、ハンギングバスケットでも楽しむことができ、ガーデニング資材での遊びの楽しみもあります。

上級者におすすめ、レアで珍しいグリーン

沢山の種類が流通している観葉植物ですが、その中でも普段目にしない品種も多くあります。

珍しく、入手困難とまではいかなくても、お友達の家と被らないちょっと他の人と違う3種類をご紹介します。

人気上昇中でおすすめの珍しい植物6選人気のおすすめ観葉植物

アムステルダム

観葉植物_尺鉢_アムステルダム_1

大型で、細身の幹で、すっきりとした樹形が特徴の観葉植物です。大きな空間で育てることが可能であれば、2m以上の迫力のある仕立てにすることもできます。

グリーンインテリアの主役になること間違いないです。

 

アマゾンオリーブ

観葉植物_尺鉢_アマゾンオリーブ_1

レアな品種ですが、管理はさほど難しくないのが、このアマゾンオリーブです。

くねっと曲がった幹が美しいシルエットで、日の陰になった姿も素敵です。また、花と実も楽しむことができ、実を食すこともできます。種が多く甘酸っぱい味わいです。

 

ミルクブッシュ

ユーフォルビア属に属するミルクブッシュは、乾燥した地域に自生しているミルクブッシュは全体的にボリュームがある姿が特徴です。

多肉植物ですので、単体で楽しむだけでなく、他の相性の良い多肉植物と寄せ植えして楽しむことも可能です。

 

トックリラン

徳利のような膨らんだフォルムと変わった草姿が魅力的な観葉植物です。冬の寒さに気を付ければ、比較的育てやすい品種です。花が咲いた後が種ができ、撒いて育てることは可能です。(繁殖したものを個人での販売は禁止されていることがあります。種から育てる場合はご自身で楽しまれることをおすすめします。)

 

トックリヤシ

こちらも徳利みたいに株元が膨らむ種類の観葉植物ですが、若いときはスリム体系で、大きくなるつれ、ポッコリなっていきます。生長が遅いので、若木を買った場合は、ポッコリしてくるのが待ち遠しくなります。

 

マニラパーム

葉軸がしっかりしており、葉の強めなカールが特徴です。名前のごとくですが、マニラの街でよく見かけます。流量が少ないので、入手が困難な場合もあります、ぜったいにほしい方は、見かけ次第すぐにご購入されることをおすすめします。

 

長く愛されている、インテリアグリーン

流行に関係なく、常に愛されている観葉植物の品種を紹介致します。グリーンインテリアが主流になり始めたころから、上位ランキングに入る品種ばかりを紹介します。

 

ゴムの木類(フィカス)

観葉植物_尺鉢_ベンガレンシス_1

フィカス属の常緑または落葉性のゴムの木は、観葉植物が愛され始めたころから不動の人気があります。

観賞用として、ベンジャミン・ガジュマル・インドゴムノキなどがポピュラーです。サイズも幅広く、こまめな剪定で低木に仕立てたり、縄編みや網目状に編み上げることもできます。

また、丈夫で育てやすいのも長く愛されている秘訣かもしれません。

 

サンセベリア

観葉植物_尺鉢_サンセベリア_1

南インドの熱帯・亜熱帯地方、アフリカ・マダガスカルなどに70種類前後あります。

大型に楽しめるものから、小さいものもあり、幅広く対応できる品種です。

固く細長い葉が何枚も直立しており、美しい雲状の模様が入っているのが特徴です。園芸品種のローレンティーが多く出回っており、ハーニーも人気があります。

冬越しは苦手なので、気を付ける必要があります。

 

ウンベラータ

観葉植物_尺鉢_ウンベラータ_1

ハート形のシルエットが愛らしいのに関わらず、大型にも育てることのできる種類です。葉の量の調整により、より姿が美しく仕立てることが可能です。お世話する楽しみが倍増します。

 

オーガスタ

観葉植物_尺鉢_オーガスタ_1

海沿いなどにあるリゾートホテルなどでよく見かけるオーガスタ、トロピカルなイメージがぴったりな姿です。

インパクトのある大型なので、かっこよくインテリアに合わせることも可能です。

 

エバーフレッシュ

アカサヤネムノキという別名ももつこの観葉植物は、葉っぱがとても特徴的です。

涼やかで軽さが際立ちますが、夜になると葉を閉じます。日中には想像しにくい姿になります。夜以外に葉を閉じる場合などは、生育状況が優れない印になるため、早めに対処が必要です。

 

小型で育てやすい厳選2種

 棚やデスク回りにも小さめがフィットするかわいい観葉植物も沢山あります。管理が簡単で育てやすい、おすすめの厳選2種をご紹介します。

 

クリプタンサス ピンクスターライト

ブラジルなどに分布する小型のアナナスの仲間です。美しい葉の色が特徴です。パイナップル属で、葉のギザギザした感じがパイナップルを彷彿とさせます。0℃ぐらいの耐寒性があるので、冬場の室内でも防寒なしで育てることが可能です。

 

パンケーキプランツ(ピレア ペペロミオイデス)

まん丸の葉っぱがかわいいく、育て方も簡単です。珍しい品種のため、株が大きいと高値で取引さえている場合もありますが、小さいポットだとお求めやすい価格の物もあります。

中心からすっと伸びた先にお花がつく姿もとっても愛らしいです。

 

番外編:スーパーで売っている葉付きのパイナップルから、また実がとれるのか?

先に正解を言いますが、答えは「YES」です。ただし、ほっといてできるほど簡単ではありませんが、お子さまと一緒に楽しんで育てることも可能です。

簡単に言いますと、「挿し木」です。パイナップルの冠芽の部分をカットし、葉を数倍はがし挿しやすくしてから赤玉土と腐葉土・緩効性肥料を混ぜた土に植え付けます。

熱帯性の植物ですので、冬の作業は避けてください。

順調に生育すると新芽が伸びてきます。順調に育てば2年後ぐらいには株の中心にパイナップルの実が現れるかもしれません。パイナップルを丸ごとご購入するかたや、ご興味があるかたは是非チャレンジしてください。

まとめ

観葉植物は人気が高く、身近になりつつありますが、日本古来のものが少ないため育て方に寄り添わないとしっかりと育てていくことが難しいです。

暑い地域の生息地だからといって、直射を浴びすぎてしまえば弱りますし、水管理を怠れば残念ながらお別れの時が早まる可能性あります。

ご自身の生活リズムの中に、観葉植物と会話するような管理ができることがベストですが、難しいと感じる場合は丈夫で強健な品種をおすすめします。

グリーンインテリアを上手に使った、インテリアコーディネイトをして、ワンランク上のおしゃれな空間の演出をされてはいかがでしょうか。

プレゼントや引越しなどのお祝い・贈答におすすめの縁起のいい観葉植物

プレゼントに観葉植物はとてもおしゃれで気がきいています。贈る相手が喜んでくれるよう、手間のかからない種類を選んでくださいね。ここでは育てやすさ、おしゃれな雰囲気や形、素敵な花言葉を持つ観葉植物ばかりを紹介します。きっとあなたの思いや感謝、応援が相手の心に届きますよ。

風水で人気の観葉植物3選と花言葉

風水は占いではありません。占いでは「運命は変えられない」、風水では「運命は変えられる」というのが基本姿勢です。風水は中国、漢が発祥地で4000年の歴史を持つ「環境学」です。風水的に良い観葉植物を買いたいが、どれにしようかな?と迷った時、自分の用途と好みにぴったりのものを見つけるヒントにしてくださると嬉しいです。

 

風水で人気の植物『オリーブ』と花言葉

観葉植物_尺鉢_オリーブ_1

オリーブといえば健康に良い食品の筆頭にあげられるオリーブオイルや、国連の旗のモチーフを思い浮かべますね。オリーブはモクセイ科の常緑樹で中近東・地中海沿岸・北アフリカが原産です。クレタ島では紀元前3000年頃には既に栽培されていたそうです。

今でも地中海沿岸では大きく育った(20~30メートル)オリーブの木をいたるところで見かけます。樹齢1000年というのもざらです。

太陽が大好きなオリーブは平和、長寿、繁栄の象徴として近年大変人気のあるおしゃれな観葉植物で、プレゼントにも最適です。みずみずしい縦長の銀葉が美しく、日当たりの良い暖かい場所で管理すると良く育ちます。大きく育つので鉢の置き場所に余裕があるかチェックすることも大切です。

乾燥した地域が原産ということもあって、水やりの基本は土の表面が白く乾いたら、たっぷりやってください。冬の管理のポイントは鉢を窓から離して冷気が伝わらないような工夫をすること、過度の水やりをしないことです。

さて、風水ではオリーブはどんな効果があるとしているのでしょうか。オリーブの葉は縦長で、とがっているため「邪気をはらう」とされています。そのため「平和」「安らぎ」のシンボルなのですね。

花言葉には「平和」「安らぎ」に加え「勝利」「知恵」があります。アイデアがひらめき、仕事でもプライベートでもうまくいく流れを作るということでしょう。家の中を平和に保ちたいときもオリーブは役立ちそうすね。

オリーブの木は環境さえ整えば、成長が非常に早く、新芽がどんどん出てきます。風水で「再生」を象徴する植物とされているのも納得いきますね。逆境にあっても常に前向きにすすめるエネルギーをくれるそうです。さらに日光が大好きで、天に向かって伸びる特徴は「あなたの道を照らす」効果があると考えられています。

それでは、オリーブの鉢をどこに置きましょうか。一番のおススメは玄関です。玄関は気の流れが頻繁な場所で、オリーブがしっかり外からの邪気を払ってくれます。欧米の家庭では魔除けとして入口にオリーブが置かれていたのを思い出します。

リビングに置くのもいいですね。どの家庭にも大なり小なり困難はあるものです。オリーブが持つ「幸せ」と「再生」のエネルギーは家族にどんなことがあっても頑張れる力を与え、守ってくれるのではないでしょうか。

オフィスにもいいですね。冴えた頭で良い案が浮かび、てきぱきと仕事をこなす場に最適です。問題解決に一役かってくれるかもしれません。社内の円満な人間関係も促進されればいいですね。

 

風水で人気の植物『シルクジャスミン』と花言葉

シルクジャスミンって素敵な名前ですね。実物を見る前からわくわくするでしょう?何か良いことが起きそうな予感すらします。別名は月橘(ゲッツキツ)とか、姫万里香とか、オレンジジャスミンとも呼ばれています。6~9月の月夜に真っ白な花から柑橘系の何とも甘酸っぱい香りを漂わせ、部屋中が良い香りに包まれます。

学名はMurraya. スエーデンの植物学者J.A.Murray にちなんでつけられたそうです。丸い葉は艶のある濃い緑で、密に茂り、枝をどんどん伸ばします。とても丈夫で耐寒性もあり、初心者でも育てやすい観葉植物です。

葉にも香りがあって、香辛料に利用されています。花が終わったら緑色の円錐形の実をつけ、熟すとだんだん赤くなっていき、食べることもできます。ジャムにするとおいしいです。お料理好きの方へのプレゼントとして最適ですね。種から育ててみるのも楽しいかもしれません。長く愛着が湧くにちがいありません。

何から何まで楽しむことができるなんて、お得ですね。おまけに100均でも買えるんです!!是非、陶器の鉢に植え替えてあげてくださいね。風水的に良いそうです。

花言葉は「純粋な心」真っ白な花が集まって咲く姿そのものですね。風水的には東南、東、西南の方向に置くと恋愛運がアップすると言われています。

日当たりの良い場所に置いてください。秋~冬は室内に入れてあげましょう。水を好むので夏場はしっかり、冬場は根腐れに気を付けて、土の表面が乾いてから2~3日して水やりをしてください。花を咲かせようと思えば春から夏は戸外で育てると良いです。

 

風水で人気の植物『ガジュマル』と花言葉

ガジュマル

ガジュマルはクワ科、イチジク属の常緑高木。英名はChinese Banyanで別名ベンガルボダイジュ、多幸の木、絞め殺しの木。ありがたそうな別名から少し怖そうな別名まで出てきましたね。原産国は東南アジア、台湾、日本、インド、オーストラリアです。

800種もあると聞きます。独特の風貌をしています。

カンボジアのアンコールワット遺跡を覆いつくすガジュマルはジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったのでイメージできる方も多いでしょう。岩の上や樹木から伸びた根が太くそして長く成長し、気根となって垂れ下がっている様には圧倒されます。まさに巨大なオブジェです。キジムナーとかケンムンとかと呼ばれる子どもの精霊の棲家とも言われています。

細かい気根が地面に達すると、やがて幹のように樹皮ができます。気根が成長するとアスファルトやコンクリートでも突き破ってしまうほどの力を持っています。当然、他の木に絡みつくと、その木を枯らしてしまいます。

花言葉は「健康」。納得いきますね。ガジュマルの種は鳥やコウモリの餌となります。そして糞をし、糞に混ざった種が岩の上や他の植物の上で発芽し、次の世代へと命を繋いでいくのです。その強い生命力には感服させられます。ガジュマルの木の間をくぐると幸せになると言い伝えられています。

日本には明治時代になってから輸入され、沖縄や種子島などで防風林として使用されました。名前の由来が「からまる」や「風から守る」が訛ったものとする説もあります。樹皮、気根、葉には神経痛や関節痛、のどの腫れや痛みを取り除くという薬効があるそうです。

観葉植物としてのガジュマルは10~20センチの高さのものや1メートルぐらいの大鉢が売られています。もっこりとした形がとても親しみがあってかわいいですね。白い陶器の鉢に植えるのがおススメです。おしゃれですっきりした印象になります。信楽焼のような鉢に植えると、和風の部屋にぴったりの盆栽風になりますよ。

日光が大好きで、暑さには強いのですが、直射日光に長時間当てるのは止めましょう。明るい窓辺や日の差すベランダに置くといいです。急に日光の量が変わると枯れることもあるので、最初に適所を慎重に選んであげてくださいね。

耐寒性がないので冬は室内に入れてあげましょう。よく冬に葉が落ちるという心配を聞きます。水やりに問題がある場合が多いです。冬は生育がほぼ止まっているので、土が完全に乾いてから3~4日して水やりをしてください。根腐れ防止のためです。また冬は最低温度が5度以下にならないよう、鉢を暖かい場所に移動させましょう。

ガジュマルが通年きれいな葉を茂らせてくれるように、春から夏にかけてはハイポネックスのような液体肥料を2週間に一回与えてください。冬の肥料は禁物です。根を痛めてしまいます。

風水的にはどうでしょうか。葉の形が丸みを帯びているのでお金を連想させ、金運を招く効果があると言われています。室内の北、北西、西に置くと良いそうです。

 

運気があがると言われる縁起の良い植物

風水では未来の運命は変えられるという考えに基づいていると冒頭で言いましたね。よい未来に繋げてくれるのなら前向きに風水を参考にし、積極的に取り入れない理由は一つもありませんね。

金運アップに良いとされるグリーン

モンステラ

観葉植物_8寸_モンステラ_1

丸いうちわの様な切れ込みのある葉をしたモンステラは見た目にも心を和ませてくれます。浪費を防ぎ、金運アップ効果があり、お金が貯めるパワーがあるとされています。風水では北東、南西、南側の部屋の隅に置くとよいそうです。花言葉は「うれしい便り」「深い関係」「壮大な計画」。輝かしい未来を連想する花言葉ですね。そのため新築祝いや移転祝い、開店祝いのプレゼントとしてよく利用されます。大変育てやすい観葉植物です。ちなみに英語の花言葉は「dedication 献身」。

 

恋愛運アップに良いとされるグリーン

フィカス・ウンベラータ

観葉植物_ウンベラータ_1

大きな葉はハート形で、ゆったりとした枝のカーブがある樹形はスタイリッシュです。熱帯地域アフリカの低地が原産。見る人にほっとした安心感を与える植物です。花言葉は「永久の幸せ」「すこやか」「夫婦愛」です。素敵な花言葉ですね。恋愛運を高めてくれるそうです。

高温多湿に強く、日本の気候にもよく合い、育てやすい観葉植物です。フィカスはラテン語でイチジクという意味で、ウンベラータは日傘という意味なんですって。確かに傘の代わりになりそうな葉ですね。白い樹液はかぶれることがあるのでご注意!

 

商売運アップに良いとされるグリーン

パキラ

撮影植物_パキラ

パキラは鋭く尖った葉を持ち、幹が太いのが特徴です。天に向かってぐんぐん成長するので、生命力のシンボルとされています。また、「お金を生み出す樹」「money tree発財樹」「商売繁盛の樹」とも呼ばれています。縁起の良い観葉植物ですね。そのためオフィスの移転祝いにぴったりです。

花言葉は「快活」「勝利」です。耐陰性があり、寒さや乾燥にも大変強い種類です。生命力にあふれていますね。葉は優しい緑色でとても美しいです。幹を三つ編みに仕立てたりしたものも出回っていて、とてもおしゃれですね。

風水グリーンとも呼ばれるほど人気があり、風水効果抜群なのです。強い気を発すると言われ、エネルギーが必要な場所、オフィスのデスク、勉強机の上などに置くと、集中力が上がるでしょう。

耐陰性はありますが、寒さに弱いので、冬場5度を下回らない明るい窓辺に置いてください。水やりは頻繁でなく、土が乾いたらたっぷりあげてください。

 

お祝いや贈答に人気のグリーン

就任祝いに人気の植物

テーブルヤシ

テーブルヤシ

中南米に100種類が分布するヤシの仲間で、ほとんどがエレガンス種です。学名はチャメドレアで「ちっちゃなプレゼント」という意味だそうです。100均でも手に入る、手ごろで人気のある観葉植物です。直射日光に当てると葉焼けを起こすので、屋外の木陰やレースのカーテン越しの場所で育てましょう。冬は暖かい部屋で管理してください。水やりは冬以外、土の表面が乾いてきたらたっぷり上げましょう。

「あなたを見守る」という素敵で頼もしい花言葉を持っています。新しい仕事場や学校生活を始める人への応援の意味を込めてプレゼントすると喜ばれるでしょう。

コンパクトな卓上サイズのヤシの木でとてもかわいいです。風水的には南国ムードでリラックス出来、細い葉は鋭気ややる気を高めてくれます。玄関に置いて幸運を招いたり、悪い気を払うために浴室やトイレ、キッチンに置いてもよいでしょう。また、対人関係改善にも役立つと言われています。

引っ越し・移転祝いに人気の植物

パキラ(前述)

ガジュマル(前述)

万年青(おもと)(後述)

 

開業祝に人気の植物

万年青(おもと)

日本原産で一年を通して緑の葉を楽しませてくれる、まさに名前通りの観葉植物です。大変縁起の良い観葉植物として古くから愛されてきました。「引っ越し万年青」って聞いたことがありますか。引越しをする日の縁起をかついで、万年青だけを大安の日に先に運び入れておく習わしです。運悪く引越しの日が仏滅の日に当たってしまっても、安心ですね。普通の園芸店ではあまり見かけませんが通販では手ごろな値段で入手できそうです。

万年青は耐陰性があり、観葉植物を育てたことがない人でも失敗がありません。50年でも持つそうです。そのため開業祝、新築祝い、結婚祝いとして古くから利用されています。赤い実のついた万年青は子孫繁栄のシンボルとなっています。

育て方は至って簡単で、水やりは控えめ、手間をかけず、ほっておいても大丈夫だそうです。午前中に日が当たり、午後は日陰になるような所に置きましょう。

花言葉は「母性愛」。江戸時代には「老母草」という漢字をあて、おもとぐさと呼んだそうです。4~6月に葉の中心からパイナップルに似た花芽が上がってきて、やがて赤い実をつけます。その実を緑の葉が抱きかかえているような様から、そんな花言葉が生まれたのでしょうね。他にも「長寿」「相続」。

風水的には鬼門である北東に置いてください。昔から鬼門封じと言って、鬼門から邪気が入らないようにしてくれると言い伝えられています。

 

プレゼントを貰ったらどんなものでも嬉しいものですが、センスの良い鉢に植えられた観葉植物だったら、とてもハッピーな気分になります。花言葉の持つ意味も調べてみたくなりますし、風水的にはどんな効力があるのかしら?とすぐ調べたくなります。そして送り手の気配りに感謝して、大切に育てよう!という気持ちにさせられます。自分が送り手になった時は相手のことをよく考えて慎重に選びたいと心から思います。

ギフト・贈答向けに観葉植物をご利用される方は是非GOODGREENまでお問い合わせ下さい!

知ってた?観葉植物をお部屋やオフィスに置くとこんなメリットが

観葉植物は一石四鳥の働きをするんです!空気清浄効果、加湿効果、リラックス効果、そしておしゃれ度アップ効果。観葉植物を置くことで得られる数々のメリットをここで紹介していきましょう。きっと観葉植物の奥深さに魅了されることになりますよ。

部屋やオフィスに観葉植物を置くメリットその1:空気清浄効果

まず第一にあげられるのは、空気をきれいにしてくれることです。いったいどのようなメカニズムで空気をきれいにしてくれているのでしょうか。

植物はどのように空気をきれいにしているのか

植物は皆、緑色をしていますね。これは植物の細胞に中にある葉緑体と呼ばれるものなのですが、そこで植物は根から吸い上げた水と空中の二酸化炭素を材料にして光合成を行い、新鮮な酸素を放出してくれるのです。

空中のホルムアルデヒドやトルエンといった有害物質も吸収してくれるのですから、まさに自然が与えてくれる空気清浄機と言ってもいいですね。

また家の中にはパソコンやテレビなどの電化製品から発するプラスイオンが溢れています。植物はそのプラスイオンを中和するマイナスイオンを放出してくれているのです。

空気清浄にオススメの植物

サンスベリア

有害物質を吸着、分解する機能を持つため、空気清浄に第一におススメの観葉植物です。和名は「虎の尾」

アフリカ原産のサンスベリアは暑さや乾燥にとても強く、観葉植物の中でも一番よく見かけるものですね。剣のような形をした厚い葉には力強さがあって、清潔感もあり、どんな空間にも似合います。

日陰でも世話がしやすいため、とても育てやすい観葉植物です。とはいえ日光が大好きなので,たまには窓辺においてあげましょう。冬場の水やりは不要です。

観葉植物_尺鉢_サンセベリア_1

光触媒とは

光触媒とは光が起こす化学反応のことをいいますが、触媒ですから化学反応を促すということですね。酸化チタンという物質が光触媒です。酸化チタンが光にあたると化学反応がおき,空気を清浄したり、細菌を殺したり、汚れを浮かしたり、消臭の働きをしたりするのです。

そういうわけでタバコやペットやアンモニア臭が気になる場所に観葉植物を置くことは理にかなっているということなのですね。

部屋やオフィスに観葉植物を置くメリットその2: 加湿効果

洗顔後、顔がつっぱったりしませんか。特に冬は空気が乾燥し、お肌ケアに気を使いますね。夏はどうでしょうか。汗が出るので肌が潤っているように見えるのですが、実はエアコンなどで空気は思った以上に乾燥しています。そこで天然の加湿器といわれる観葉植物の機能をみてみましょう。

グリーンの加湿効果とは

植物は水を根から吸収し、葉から酸素だけでなく水分も出しています。植物が自ら環境を調節することをご承知でしたか。

周りの空気が乾燥すると葉の気孔からどんどん水分を出して湿度を調整することができるのです。つまりグリーンを部屋やオフィスに置くことで、人間にとっても快適な湿度(50~60%)を保つことができるというわけですね。

ウンベラータ

大きな葉を持つグリーンや成長が早く水分吸収力の強いグリーンほど蒸散活動が盛んで加湿効果が高いです。ウンベラータなど、いかがでしょうか。

観葉植物_尺鉢_ウンベラータ_1

加湿効果が健康に与える機能的メリット

空気が乾燥するとどのような弊害があるのでしょうか。よく知られているのは肌への影響です。肌は乾燥するとかゆみが出たり、化粧ののりが悪くなったり、しわができやすくなってしまいます。

のどや鼻の粘膜にも影響します。通常なら外部から入ってきたウイルスをのどや鼻に生えている繊毛がブロックするのですが、乾燥により粘膜の水分が失われると、ウイルスが体内に入り込みやすくなり、風邪やインフルエンザなど感染症を引き起こしてしまうのです。夏でも冷房が効きすぎた環境では空気が乾燥し、夏風邪をひいてしまいます。

目にも影響を与えます。空気が乾燥するとショボショボ感、まぶしさ、痛み、疲れなどドライアイの症状を引き起こします。悪化すると視力の低下を招く場合もあります。

このような症状を少しでも緩和するためには加湿器を置けば解決するのでしょうが、ここで天然の加湿器、観葉植物が活躍するのです。観葉植物によって部屋が適度に加湿されていることは、健康維持のためにとても大切なことなのですね。植物が発散する水分は蒸留水なので、バクテリアの発生にも無縁というわけです。

部屋やオフィスに観葉植物を置くメリットその3:リラックス効果

森を歩くとリフレッシュされた気分になります。また室内にグリーンが身近にあるとほっとして気持ちが落ち着くことは感覚的に誰もが体験していることですね。それはグリーンによって脳内のα派が増大され、リラックス効果が得られるからだ言われています。

しかし以下に上げるような科学的証明をしたグループがあったとは私自身驚きました。是非紹介しましょう。

植物が与える心理的な効果とリラックスの関係

2006年に論文発表された「屋内空間における植物のストレス 緩和効果に関する実験」によると、被験者は安静時からストレスをかけられた状態になった直後、唾液中のストレス成分であるコルチゾールの増加率が「植物あり」のグループでは増加率が75%、「植物なし」のグループでは230%だったそうです。

さらにストレスをかけられてから20分後「植物なし」のグループのコルチゾールの増加率がは600%にもなったそうです。この実験から「植物あり」の状態ではストレスホルモンが軽減されることが実証されたのです。

【参考文献:岩崎, 山本, 権, 渡邉 (2006). 屋内空間における植物のストレス 緩和効果に関する実験. The Japanese Society of Revegetation Technology, 日緑工誌, 32( 1), 247−249】

 

また2010年に東京都農林総合研究センターが行ったアンケート調査では『室内に「植物のない」状態から植物を室内に配置した状態になったことで、被験者は室内の印象 を「変化に富んだ」「 暖かい」「好きな」「気持ちよい」「潤 いがある」と感じた』と報告しています。

【参考文献:沼田・片岡・島地(2010). オフィスで働く人に植物の配置量が及ぼす心理的効果. 東京都農林総合研究センター 】

 

以上のように植物は生理的にも心理的にも私たちをリラックスさせてくれるものなのですね。今まで以上に積極的にグリーンを生活の中に取り入れていきたい気持ちになりましたね。

 

マイナスイオンのもたらす効果

マイナスイオンと聞くと森林浴や滝の近くをイメージします。また最近はマイナスイオンを謳った電化製品をよく目にしますね。ドライヤー、エアコン、空気清浄機、扇風機、、、、でもマイナスイオンって一体どんなものなんでしょうか。そしてどんな効果があるのかみてみましょう。

イオンとは電気を帯びている微小の物質で、プラスの電気を帯びたものを「プラスイオン」、マイナスの電気を帯びたものを「マイナスイオン」と呼びます。

マイナスイオンの効果には様々な報告がありますが、ストレス軽減効果とリラックス効果が代表的なものです。観葉植物はそのようなマイナスイオンを発生させるため、心をなごませ、神経を落ち着かせてイライラや不安を抑える効果があると言われているのです。

リラックスにオススメの植物

緑色をした観葉植物は置くだけで目を休め、心身をリラックスさせる効果があります。さらに加湿効果、空気清浄効果まであるとなれば一石三鳥。是非お部屋に置いてみましょう。

おススメ第一は前の章で紹介したサンスベリア、そしてベンジャミン、アンスリウムといったところです。

ベンジャミン

マイナスイオンを発生するためエコプランツとしてとても人気があります。特徴的なのは幹にねじれがあることです。

観葉植物_8号_ベンジャミンリッチ_1

アンスリウム

和名は「オオベニウチワ」真っ赤な仏炎苞がとても美しく、部屋の雰囲気が明るくなる観葉植物です。やはりマイナスイオンを発生するので空気清浄効果やリラックス効果が期待できます。日焼けを避けるため、レースのカーテン越しに光の差す明るい日陰でのお世話がおすすめです。

観葉植物_アンスリウム_1

部屋やオフィスに観葉植物を置くメリットその4:自然のインテリア効果

グリーンは私たちの心を和ませてくれます。少しでも自然に近く心地よい環境を作るために、観葉植物を上手に選んで、生活の中に取り入れてみませんか。お気に入りが見つかれば育てる楽しみもありますね。

では、どんなことに注意して選べばよいのでしょうか。形がおしゃれだから、と飛びついてしまうと失敗しますよ。

置き場所に似合うか、大きさは適当か、生育環境に合っているか、育てやすいか、どのように育っていく種類なのかを考えて慎重に選びましょう。

お部屋のおしゃれ度アップにおすすめの植物

おしゃれで育てやすい種類をいくつか紹介しましょう。

ユーカリ

ユーカリにはたくさんの種類があります。中でもおススメはレモンユーカリ。香りのよい葉っぱが疲れや不安を取り除いてくれます。玄関に置くといいですね。オーストラリアの原住民、アボリジニは昔からユーカリの葉を薬として使ってきたそうです。多くの効能があり、虫よけや空気の消毒作用もあるようです。葉をすり潰し、熱湯をかけて液を作り、その液で傷の消毒をしたり、痒み止め、喉の腫れ、咳、発熱の治療にも使うことができます。

ワイヤープランツ

細い枝から可愛い小さな葉がたくさん茂ります。冬は室内に取り込むほうが安全ですが、暖かい地域では大丈夫でしょう。ほふく性で鉢から垂れ下がったように茂るので、とても素敵でおしゃれです。寄せ植えにして飾ってもいいですね。

ドラセナ

ドラセナには多くの種類がありますが、いずれも鋭くシャープな形の葉を持っていて、乾燥に強く水やりの頻度が少なくて済みます。とても美しく繊細な姿がおしゃれで、人気があります。リビング、玄関、寝室、オフィス、どこにおいても品の良さを感じさせてくれます。

観葉植物_尺鉢_リサ_1

ミラクルニーム

インドでは街路や庭でよく見かける木で、インドセンダンとも呼ばれます。昔は歯ブラシ代わりに使っていたとも聞きました。甘い香りの花がジャスミンのようです。葉、実、樹皮、種に至るまで余すことなく利用できることから、「神秘の木」として崇められてきました。

無農薬でバラを育てている人にはニームオイルとして愛用されています。天然の虫よけにもなり、鉢植えなどで楽しむことができるおしゃれな観葉植物です。インド原産ということもあり、寒さに弱いため、冬は室内で育てます。

エバーフレッシュ

ねむの木の仲間で、昼間は涼しげで優しい印象の葉を開き、夜になると閉じるという不思議な特徴を持ちます。シンプルでおしゃれな都会的雰囲気を持つことから、人気がある観葉植物です。日光に当てて育てると良く生育します。根が早く伸びるため、最初から少し大きめで深めの鉢に植えてあげることがポイントです。

4月から9月に黄色の花を咲かせます。耐陰性があるので室内でも育てられますが、夏場は葉焼けを防ぐためレースのカーテン越しがいいでしょう。

オフィスのパーテーション(目隠し)におすすめの植物

観葉植物を目隠しに利用するには、いくつか注意しなければならないことがあります。適度なボリュームはあるか、虫はつかないか、常緑で冬に落葉しないか、気温の変化に強い種類か、水やりの頻度はどうか、価格はどうか、等を考慮して選んでください。おすすめはカポックです。

カポック

観葉植物_尺鉢_シェフレラ_1

耐陰性があり、強健で霜さえ当てなければ屋外でも育てられます。育てやすく初心者にはおススメの観葉植物です。1.5メートルに育つ種類もあり、目隠しには最適です。葉は丸みを帯びておしゃれな観葉植物です。葉焼けを防止するためレース越しの日光に当ててやると、よく育ちます。エアコンの風が直接あたると葉が痛むので注意してください。

観葉植物といえば、これまでは主にインテリア雑貨扱いをされてきたのではないでしょうか。上記のように空気清浄効果、加湿効果、心理的・生理的リラックス効果があることを知ることによって、関心を持ち、自分に合った観葉植物を上手に選び、大切に育てていくことが大事だと思います。

観葉植物は犬や猫と同じように生き物です。少しでも長く、慈しみ、愛着をもって育てましょう。生き物はこちらがお世話すれば必ず答えてくれます。是非皆さんもまずは観葉植物の一鉢から手に取ってみませんか。

オフィスで観葉植物をレンタルされる場合は、ぜひ一度GOODGREENまでご相談ください!