パキラは、編み込まれた幹を持つものや自然な単幹のものがある観葉植物です。別名「発財樹(はっさいじゅ)」とも呼ばれ、金運を招く縁起物として人気があります。室内での栽培に適しており、耐陰性が高く初心者でも育てやすい植物として知られています。
本記事では、パキラを元気に育てるためのポイントを詳しくご紹介します。
【目次】
パキラの基本情報
パキラの育て方
パキラの風水・花言葉
パキラのトラブル対処方法
パキラのよくある質問
さいごに
一般名称 | パキラ |
科名 | パンヤ科(アオイ科、 キワタ科) |
属名 | パキラ属 |
学名 | Pachira aquatica |
原産 | 中南米の熱帯地域 |
別名 | カイエンナッツ |
入手難易度 | 簡単 |
栽培難易度 | 簡単 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
温度 | 最低でも10℃以上を維持 冬季には5℃以下になると枯れる可能性あり |
光 | 直射日光には弱い 明るい日陰を推奨 |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたらたっぷりと 秋冬:土の表面が乾いて1週間程度待ってから |
肥料 | 緩効性化成肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5~9月 |
・パキラは中南米原産で、熱帯地域の日当たりの良い場所を好みます。室内で育てる場合は、風通しが良く、日光が当たりやすい窓際が最適です。特に暖かい季節(5月~7月)は生育期となるため、たまに外に出して日光浴をさせると良いでしょう。
・パキラは直射日光に長時間さらされると葉焼けを起こすことがあります。葉が黄色く変色するのは、直射日光が当たりすぎているサインです。特に斑入りの葉を持つ品種は繊細で、葉焼けしやすいため注意が必要です。
・一方で、日光不足も問題です。パキラは耐陰性がありますが、全く日光が届かない場所では元気がなくなり、葉落ちの原因になります。カーテン越しの日光や明るい日陰で育てることが推奨されます。
パキラは春から夏にかけて成長期に入ります。この時期は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。具体的には、3日に1回程度の頻度で水やりを行うことが推奨されています。
鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにします。これにより、根が新鮮な空気を取り込むことができ、健康的に成長します。
秋から冬にかけては成長が緩慢になるため、水やりの頻度を減らします。具体的には、4日から7日に1回程度で十分です。特に寒い時期は、水を控えめにすることが重要です。
冬は土が乾いてから1週間程度あけて水やりを行います。暖房によって気温が上昇したタイミングで与えると良いでしょう。気温が低い朝晩に水やりをすると根傷みの原因になるため注意が必要です。
パキラには、緩効性肥料と液体肥料が推奨されています。緩効性肥料は、土の上に置くだけで効果が持続するため、手間が少なく便利です。液体肥料は水に混ぜて使用し、速効性があります。特に、春から夏の成長期にはこれらの肥料を与えることが重要です。
緩効性肥料は2ヶ月ごとに与えることが推奨されており、液体肥料は水やりの際に10日に1回程度与えると良いでしょう。特に春から夏の間は、パキラが成長するため定期的な施肥が必要です。
パキラは春から夏にかけて成長が活発になるため、この時期に肥料を与えることで、より大きく元気に育てることができます。秋から冬にかけては成長が鈍るため、この時期の施肥は控えめにするか完全にストップすることが推奨されています。
炭疽病は、高温多湿の環境下で発生しやすい真菌性の病気です。葉に褐色や黒色の斑点が現れ、進行すると葉が枯れてしまいます。原因は、空気中に浮遊する胞子が葉に付着して感染することです。
予防には、適切な通気と水管理が重要です。葉の過度な湿り気を避け、水やりは土の表面が乾いてから行います。また、罹患した部分は速やかに除去し、他の健康な部分への感染を防ぎます。定期的な殺菌剤の散布も効果的な予防策となります。
カイガラムシは、茎や葉の裏に付着し、植物の汁を吸収します。乾燥環境で繁殖しやすく、放置すると葉の黄変や落葉を引き起こす可能性があります。
対策には、綿棒や古歯ブラシでの物理的除去、適切な湿度管理、風通しの改善が効果的です。また、定期的に葉を観察し、早期発見・早期対処することが重要です。
ハダニは微小な害虫で、葉の裏側に寄生し、植物の細胞液を吸います。その結果、葉に黄色や白っぽい斑点が現れ、重症の場合は葉が枯れてしまいます。乾燥した環境や高温時期に増殖しやすく、繁殖力が非常に強いのが特徴です。
予防には、定期的な葉の観察と適度な湿度管理が重要です。発見したら、まずは葉を水で洗い流すか、拭き取りを行います。
パキラの植え替えは、観葉植物を健康に育てるために重要な作業です。一般的に、パキラは2~3年に一度の頻度で植え替えが必要とされています。
特に、以下のサインが見られた場合には、植え替えを検討するべきです。
・鉢底から根が出ている
鉢の底から根が見える場合、根詰まりが起こっている可能性があります。
・水やり後の吸水が悪い
土が水を吸収しにくくなっている場合も、根詰まりや土の劣化が考えられます。
・葉が黄色くなる
葉の色が悪くなったり、元気がなくなると、根の健康状態に問題があるかもしれません。
・編み込みパキラの一部が枯れている
編み込まれた幹の一部が枯れると、他の部分にも影響を及ぼす可能性があります。
パキラの植え替えは、5月から9月の間に行うのが最適です。特に5月から7月は生育期であり、植え替え後も早く回復しやすい時期です。逆に、秋から冬にかけては休眠期となるため、この時期の植え替えは避けるべきです24.
パキラは風水において非常に人気のある観葉植物であり、特に金運や商売運を高める効果が期待されています。以下に、パキラの主な花言葉と風水効果をご紹介します。
・金運・商売運
パキラは「発財樹」とも呼ばれ、金運を引き寄せる植物として知られています。台湾の貧しい農民がパキラを育てて成功したという伝説がその由来です。元気に育つパキラがある家はお金に困らないとも言われています。
・恋愛運・対人運
パキラは人間関係を円滑にし、恋愛運を高める効果もあります。気持ちを落ち着かせ、周囲との調和を図る助けとなります。
・健康運
パキラはその生命力から健康運にも良い影響を与えるとされています。特に、リフレッシュや精神的な安定をもたらす効果があります。
・邪気除け
パキラの尖った葉は邪気を払う効果があるとされ、特にトイレや暗い場所に置くことで悪い気を浄化する役割があります。
・快活
この花言葉は、パキラの強い生命力に由来しています。パキラは非常に丈夫で育てやすく、その健康的な緑色の葉としっかりとした幹が、活力を感じさせます。
・勝利
この花言葉は、ある貧しい村人がパキラを育てて商売繁盛し、貧困から脱出したというエピソードに基づいています。このため、パキラは「発財樹」とも呼ばれ、金運を引き寄せる植物としても知られています
パキラが水不足になると、葉がしおれたり、下を向いたりします。特に春から夏の成長期には水をたっぷり与える必要があります。水不足に気づいたら、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水やりを行い、受け皿に溜まった水は捨てるようにします。
水の与えすぎや水はけの悪さが原因で根腐れが起こります。根腐れが進行すると、幹が柔らかくなり、葉も元気を失います。根腐れの初期症状を見つけたら、水やりを控え、日当たりの良い場所に移動させて土を乾燥させます。必要に応じて植え替えを行い、腐った根を取り除きます。
パキラは日光を好む植物ですが、直射日光には弱いです。日光不足になると、茎が細く伸びたり、葉が黄色くなることがあります。日当たりの良い場所に移動し、徐々に直射日光に慣らすことが重要です。
パキラは日当たりの良い明るい室内を好みます。寒さに弱く、屋外で育てる場合は直射日光に注意が必要です。特に冬は室内で育てることが重要です。
主な原因には水やりの過不足、日照不足、根腐れなどがあります。特に水やり過多は根腐れを引き起こしやすいので注意が必要です。
生育期に肥料を与え、日光浴をさせることで葉を大きく育てることができます。ただし、直射日光には注意が必要です。
パキラは非常に長寿で、適切に育てれば50年近く生きることもあります。
日照不足や水不足が原因で葉が下を向くことがあります。水切れの場合は水やりで改善しますが、根詰まりの場合は植え替えが必要です。
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パキラは、その美しい掌状複葉と高い適応力から、多くの家庭やオフィスで愛用される丈夫な観葉植物です。耐陰性が高く初心者でも育てやすい特徴がありますが、冬場は水やりを控えめにして根腐れに注意が必要です。
発財樹(はっさいじゅ)の別名を持ち、金運を招く縁起物としても人気があります。水やりは季節に応じて調整し、肥料は生育期に2~3ヶ月ごとに与えることで健康的な成長を促します。パキラには「金運」「財運」という縁起の良い意味が込められており、適切な管理で長く楽しむことができます。