観葉植物を冬に育てるときの最大の敵が「寒さ」です。
観葉植物を育て始めて間もない初心者の方からは特に、今まで元気に育っていた植物が秋口から突然元気をなくして枯れてしまったというケースをよく耳にします。
そこで今回の記事では、気温の下がる冬や春秋の日陰においても負けない観葉植物や、植物を寒さに負けずに育てられる栽培方法を紹介します。記事の内容を役立て、季節や場所を問わない観葉植物ライフを送りましょう!
【目次】
観葉植物の多くは、寒さにあまり強くありません。観葉植物のほとんどが年間を通して温暖な熱帯地域を原産とするものが多く、寒さに適した性質ではないためです。植物の寒さに弱い性質を「耐寒性が弱い」と表現します。
暖かい地方に生息する植物は、細胞膜を形成する脂質に飽和脂肪酸を高い割合で含むことが一般的です。飽和脂肪酸を多く含む細胞膜は暖かい環境では柔らかいものの、寒くなると固くなります。すると、細胞内のさまざまな反応をサポートする膜結合酵素の働きが悪くなり、エネルギーがうまく作れないといった異常が起きやすくなります。結果として起こるのが、葉の変色や落葉といった症状です。
一方、温帯地域で育つ植物は、細胞膜の脂質における不飽和脂肪酸の割合が高いことが一般的です。気温が下がっても固まらずに柔軟性を保てるため、低温障害が起きにくく寒さに強い傾向にあります。
朝夜と昼の温度差が激しい冬は、観葉植物にも大きな負担がかかります。そのような環境で過ごしていると人間も同様に調子が悪くなることが少なくありません。
ここでは、耐寒性の弱い観葉植物に起こりやすいトラブルを紹介します。冬の期間は特に発生しやすい症状ですが、症状が現れても慌てず「観葉植物にはよくあること」と一呼吸置いて、落ち着いて対処しましょう。
寒さによって植物が葉を落とす現象は、自然な生存戦略の一つです。気温が下がると植物の体力も低下するため、エネルギー消費を抑えるべく葉を落とし身軽になります。これは植物の自衛本能による適応であり、通常は心配する必要はありません。しかし、過度な落葉は根腐れの可能性も示唆するため、一度チェックしてみてもよいでしょう。
植物も動物同様、自らが冬を生き抜くために身体や生活に工夫しているようです。より一層、観葉植物のお世話に身が引き締まります。
冬場は葉が枯れてしまうという症状がよく見られます。日光不足や低温状態が主な原因ですが、意外にも日向に置きすぎて葉焼けを起こすこともあります。
空気が乾燥しないよう注意しつつ、空調をうまく調節することが大切です。また、昼夜の温度差にも気を付け、特に朝方の冷え込みには注意しましょう。置き場所を工夫するのも一つの手です。
植物の中には寒さに強いものもあります。例えば、セイヨウタンポポは明治時代に日本に入ってきた外来種ですが、荒れ地や都市部でも生育できる強さを持っています。一方で、在来種のタンポポは開発が進んだ地域では生きづらくなっているそうです。
寒さによる植物の根腐れは、観葉植物の世話をする上で注意すべき重要な問題です。冬場は植物の代謝が低下するため水の吸収量が減少します。しかし、夏と同じペースで水やりを続けてしまい、過剰な水分が根を傷めてしまうケースが少なくありません。
根腐れを防ぐには、気温が低い時期は水やりの量と頻度を減らし、受け皿に溜まった水はすぐに捨てることが大切です。
ある研究では、植物に古典音楽を聴かせると成長が促進されるという結果が出ているようです。寒い季節の植物ケアには音楽療法を取り入れてみるのも一案かもしれません。
根腐れを放置すると植物全体に悪影響を及ぼす可能性がありますが、早期に対処すれば回復の見込みは十分にあります。日々の観察と適切なケアで、大切な植物たちを寒さから守りましょう。
寒い季節は植物の徒長が起こりやすくなります。徒長とは植物の茎や枝などがひょろひょろと間延びした状態で伸びることで、見た目が悪くなるだけでなく株も弱るため速やかな対処が必要です。
冬に徒長が起こるのは、主に以下の原因によります。
徒長が起きたときは環境を改善し、水やりや施肥は控えめにしましょう。
冬に観葉植物が弱ったり枯れたりしやすいのは、熱帯地域原産で寒さに弱いというだけでなく、栽培方法に問題がある場合も少なくありません。
ここでは、冬に観葉植物を枯らす原因となる誤った育て方について解説します。
初心者によくある失敗として「水やりのしすぎ」が挙げられます。植物の生長には水が要るからと、冬になっても春や夏と同じように水やりするケースです。
観葉植物の多くは、冬になると休眠期に入ります。休眠期とは、厳しい環境に適応するために植物が生長や活動を一時的に停止する時期のことです。いわば寝ている状態で、ほぼ生長しないため、水や栄養をあまり必要としません。
生長のために水を必要とする春夏と同じ量の水やりを続けると根が吸収しきれず、じめじめした土の状態が続きます。やがて根腐れが起き、株が弱ります。
冬は土の表面が乾いた後、さらに数日待ってから水やりするなど、頻度を調整することが重要です。ただし、常時暖房を入れて夜でも暖かい部屋で観葉植物を管理している場合は、生長を続けている可能性があります。生長速度が変わらないときは、水やりの頻度を減らさなくても構いません。
冬に冷え込む場所で観葉植物を管理しているなど、置き場所が悪いケースも枯れる原因となります。冷え込む場所とは玄関やトイレ、洗面所、室内の窓際などです。春から秋にかけては問題なくても、冬は気温が下がってぐっと寒くなるため、耐寒性が弱い観葉植物にとっては過酷な環境になります。
特に、窓際には注意が必要です。暖房が入って暖かいと思っていても、窓の近くは外からの冷気で冷え込んでいることは少なくありません。
玄関やトイレ、洗面所などの寒い場所には置かず、暖かいリビングでも窓際から離れた場所で管理しましょう。また、以下のような保温対策も有効です。
日当たりの悪さも、枯れる原因の1つです。春・夏・秋は日当たりがよくても、冬は太陽の位置が低くなり日照時間も短くなるため、観葉植物を置いている部屋に日があまり入らなくなることがあります。
暖かい時間帯はなるべく日に当てることを意識しましょう。日中は窓際でレースカーテン越しに日を当てたり外で日光浴させたり、気温が下がる前に窓際から離して室内に戻したりしてください。
耐寒性の強い観葉植物であっても、冬の間は水やりや日当たりなどのお手入れをする際は注意が必要です。耐寒性の弱い観葉植物を育てるのであれば、なおのこと注意して管理しましょう。
ここでは、特に冬のお手入れで注意すべきポイントについて解説します。
観葉植物によって耐えられる寒さには違いがあります。多くの観葉植物は10℃前後を限度としますが、寒さに強い品種では0~3℃まで耐えられます。購入時に耐寒気温を確認し、それぞれに合った環境を整えることが大切です。
耐寒性が弱い植物を育てるのは難しそうだと感じたら、寒さに強い品種を選ぶのもよいでしょう。
観葉植物は冬にはあまり水を必要としないため、乾燥気味で育てることを意識しましょう。土の表面が乾燥した後、さらに数日そのままにして土の中まで乾いてから水やりするのがコツです。
中まで乾いているかは、土に指を差し込めば確かめられます。指先に土がつけばまだ湿り気があり、つかなければ乾いています。指につかないくらい乾燥させてから水やりしましょう。
なお、水やりの際に水の量まで少なくする必要はありません。間隔を空けて土が乾燥してからたっぷり水やりするのが冬の水やりの基本です。
一日の内で気温にあまり大きな差が出ない場所に置くことも大切です。たとえば、日中は暖房で暖かく、夜間は暖房を消すので一気に寒くなるといった温度変化が大きい環境は、観葉植物にとって好ましいとは言えません。気温差に適応できずに株が弱ったり傷んだりする恐れがあります。
夜に暖房を消すのであれば、観葉植物用の保温カバーをかけたりビニール袋をかぶせたりして冷えすぎないように対策しましょう。
複数の部屋に観葉植物を置いていて、個別にカバーをかけるなどの対策が面倒な場合は、夜はまとめて1つの部屋に移動し、暖房を入れる方法もあります。
冬は休眠期に入るといっても、観葉植物が生きていくためには日光が必要です。そのため、冬でも暖かい日中は窓辺に置いたり屋外に出して日光浴させたりして、日を当てましょう。ただし、葉焼けを起こす可能性があるため、直射日光は当てないようにしてください。
また、植物は適度に風通しが良いところを好みます。室内でもリビングのような一定の広さがあるスペースなら、空気の動きが生まれます。換気扇やサーキュレーターを回すなどして、風の動きを作るのもおすすめです。ただし、乾燥を招くため、風が直接当たらないようにしてください。
外で日光浴をさせるときは、風通しの良い場所を選ぶとよいでしょう。
冬はもともと空気が乾いている季節な上、室内は暖房を入れることでより乾燥します。水やりを減らしている状態でもあり、観葉植物の葉がパリパリになることも珍しくありません。
葉が乾燥したときは、霧吹きで水をかける葉水をおこないましょう。葉の表面だけでなく裏面にも水をかけるのがポイントです。葉の乾燥対策になるだけでなく、ハダニなどの乾いた環境を好む害虫の発生予防にもなります。
なお、葉水に適しているのは午前中から日中の暖かい時間帯です。水は水道からくんだばかりの冷たいものではなく、常温にもどしたものを使いましょう。
バークチップやウッドチップなどを株元に敷くマルチングもおすすめです。バークチップは樹皮を砕いてチップ状にしたもの、ウッドチップは木を砕いてチップ状にしたもので、以下のような効果があります。
マルチング材には、ほかにジュート材や化粧石、ココヤシファイバーなどさまざまな種類があります。好みのものを活用するとよいでしょう。
寒い冬でも観葉植物を健康な状態でキープするためには、なるべく大きな負担や変化を与えないようにすることが大切です。冬場は生長が止まるため、ダメージを受けたときになかなか回復しません。
よかれと思ってしたことで、大切な植物を傷つけてしまうケースも少なくありません。ここでは、観葉植物を元気に冬越しさせるために注意すべきポイントを紹介します。
観葉植物が大きく育ち、鉢が根でいっぱいになったときなどは植え替えが必要です。植え替えをせずにいると、根詰まりを起こして水分を吸収できなくなり、弱る恐れがあります。また、植物の形を整えたり蒸れを防いだりするためには、剪定が欠かせません。
とはいえ、植え替えや剪定はおこなう時期が大切です。休眠している冬におこなうと観葉植物への負担が大きく、弱る原因になります。
観葉植物ごとに異なるものの、植え替えや剪定の一般的な適期は生育期である5~9月ごろです。冬はそっとしておき、暖かくなってから対応しましょう。
エアコンやヒーターで室内を暖めることは観葉植物の冬越しには良い影響を与えますが、風の向きや観葉植物を置く位置に注意が必要です。暖まるだろうと温風が直接当たる位置に観葉植物を置くのは避けましょう。温風が当たり続けると、風によって葉から蒸散する水分量が増えて乾燥が進みます。また温風の熱によって観葉植物の葉が熱されてしまうこともあるでしょう。
エアコンの真下や正面に置くのは避け、温風が直撃しない位置に観葉植物を置いてください。
観葉植物を健やかな状態で育てるためには、生長の度合に応じて適切な肥料を適量施す必要があります。ただし、休眠期に入る冬は、施肥を控えることが重要です。
春や秋と同じ量の肥料を施しても、冬の観葉植物は生長を止めているため吸収できません。鉢中の成分濃度が高くなりすぎて、根が傷む肥料焼けを起こしやすくなるので、十分な注意が必要です。根が傷めば、葉がしおれたり枯れたりするでしょう。
根が水分を吸収するのも、肥料焼けが起こるのも、浸透圧が関係しています。浸透圧とは、液体に溶けた物質が、低濃度のほうから高濃度のほうへと移動する際にかかる力のことです。
普段は土より根に含まれる水分のほうが成分濃度が高いため、土中の水分が根へと移動します。ところが、過剰に施肥して土の成分濃度が高くなると、土から根への水分の移動が起こりません。その結果、根が傷み、株がしおれます。元気がないからと肥料を施すと、かえって傷める原因になるのでやめましょう。
暖かい部屋で管理し冬でも生長している場合は肥料を施しても問題はありませんが、控えめな量で十分です。
観葉植物の越冬には一般的に10〜5℃の温度が必要とされていますが、多くの家庭では日中の室温管理は比較的容易です。しかし、朝と夜中の温度低下が植物にとって最大の脅威となり、これを見落とすと知らぬ間に植物を枯らしてしまう可能性があります。
温度管理を誤ると根腐れや病害虫の発生リスクが高まるという側面もあります。以下に、冬に強い観葉植物の特徴をまとめます。
観葉植物の越冬には温度だけでなく、湿度管理も重要です。適度な乾燥は植物の耐寒性を高める効果があります。
以下では、寒さに強い12種類の観葉植物をご紹介します。どれも冬におすすめの植物たちばかりです。ぜひ新しい観葉植物を買う際の参考にしてください。
パキラは縁起の良いグリーンとして知られ、贈呈用としても人気が高い観葉植物です。その強靭さから、初心者にも適した植物として広く愛されています。乾燥や害虫に強く、耐寒性も備えているため、越冬も比較的容易です。
最低温度7℃程度まで耐えられるため、室内であれば冬場も安心して育てられます。しかし、寒さに強いとはいえ、急激な温度変化には弱いので注意が必要です。水やりは土が乾いてから行い、冬場は特に控えめにすることがポイントです。
パキラの名前の由来は、中南米の先住民族の言葉で「パキラ」が「開く」という意味を持つことから来ています。パキラの特徴的な手のひら状に開いた葉の形状を表しているとされています。
サンセベリアは、その剣のような葉形から「虎の尾」とも呼ばれ、マイナスイオンを放出するとされる人気の観葉植物です。初心者にも扱いやすく、そのスタイリッシュな姿から人気を集める観葉植物です。
耐寒性については、7℃程度までは耐えられるとされていますが、10℃以下になると休眠状態に入り水やりが不要になります。この特性により、過剰な水やりによる根腐れのリスクが低減されます。ただし、冬季の窓際は寒さが厳しいため、夜間は窓から離すなどの配慮が必要です。
サンセベリアの学名「Sansevieria」は、18世紀のナポリ王子ライモンド・デ・サンゴロ・サンセヴェリオに由来しています。サンセベリアの仲間には、夜に二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する性質を持つ種も存在します。まるで小さな空気清浄機です。
シェフレラは、頑丈さと適応力の高さから、観葉植物の中でも特に人気の高い種類です。0℃までの耐寒性を持ち、東北や北海道でも越冬が可能なため、寒冷地での栽培に適しています。乾燥や日陰にも強いため、室内での育成にも向いています。日本風のインテリアとも相性が良く、和洋問わずさまざまな空間に馴染みます。
シェフレラの学名「Schefflera」は、18世紀のポーランド人植物学者ヨハン・ペーター・シェフラーにちなんで名付けられたという説があります。
シェフレラの葉は手のひらに似ていることから「幸運を招く木」として縁起物とされることもあります。空気清浄効果も高いとされ、室内の空気質改善にも一役買うため、健康志向の方にもおすすめです。
オーガスタは、優雅な姿と耐寒性の高さから人気の観葉植物です。バナナに似た大きな葉はトロピカルな雰囲気で、意外にも5℃以上の寒さに耐える強靭さを兼ね備えています。室内の加湿効果も高く、冬の乾燥対策としても重宝されます。ただし、日光不足には弱いため室内でも明るい場所に置く必要があります。
オーガスタの葉は風を受けると自然に裂けることがあります。強風から身を守る植物の知恵ですが、美観を損なうため風通しの良すぎる場所は避けるべきでしょう。
花言葉には「壮大な計画」という意味があり、大きく成長する姿に重ねられているとされています。
モンステラは、特徴的な切れ込みのある葉が魅力的な観葉植物で、耐寒性が比較的高く、5℃程度までの低温に耐えられます。丈夫で育てやすく、初心者にも適していますが、極端な低温では葉が黒くなり枯れてしまうことがあります。モンステラの葉には有毒成分が含まれているため、ペットや小さな子供がいる家庭では注意が必要です。
一方で、NASA(アメリカ航空宇宙局)の研究によると、モンステラは室内の空気を浄化する効果があるとされ、ホルムアルデヒドなどの有害物質を除去する能力があることが分かっています。モンステラは見た目の美しさだけでなく、実用的な面でも優れた観葉植物と言えるでしょう。
名前は、ラテン語の「monstrum(奇怪)」に由来し、ジャングルでモンスターのように見える姿から名付けられたと言われています。
ストレチアは、南アフリカを原産地とする多年草です。長い茎をまっすぐに天に向けて伸ばし、先端に大きく艶やかな葉をつけるスタイリッシュな外観をしています。花期には南国風の色鮮やかな花を咲かせ、葉のみのときとがらりと表情を変えるのもストレチアの魅力の1つです。
耐えられる最低温度は5℃で、極端に寒い地域でなければ冬越しはそれほど難しくありません。夜は5℃を下回っても、日中に暖かい環境であれば育ちます。昼はなるべく日当たりのよい場所で管理するとよいでしょう。水やりのタイミングは土の表面が乾いてから2、3日後です。葉が大きく乾燥しやすいため、様子を見て葉水をおこないましょう。
ガジュマルは、存在感のあるふっくらした幹に濃い緑の葉をたくさんつけるユニークな樹形の観葉植物です。東南アジアやオーストリア北部原産で、日本でも沖縄に自生しています。
最低で5℃まで耐えられるため、寒さの厳しい寒冷地を除けば、冬でもそれほど神経質になることはありません。日中は窓際でレースカーテン越しに日光を当て、夜間は窓から離して部屋の中心部などに置くとよいでしょう。冬の水やりは、土の表面が乾いてから2、3日後にします。
ドラセナは数多くの品種があり、その中でもドラセナ・デレメンシス・コンパクタは小型の種類です。すらりと伸びた幹は節がストライプ状に入り、ツヤのある濃緑色の葉が頂上部でまとまって茂るユニークな姿をしています。
寒さには弱く、10℃以上を保つことが必要です。冬は窓際から離して明るい場所で管理し、夜に冷えるなら保温対策してください。冬の水やりは、土が中まで乾いてから2、3日後にします。
ウスネオイデスは、細い葉がうねうねと伸びるユニークな見た目の植物で、生長するのに土を必要としないエアープランツの一種です。葉の表面に生える細かい毛(トリコーム)を通して空気中の湿気や栄養素を吸収する性質を持ちます。
天井から専用ハンガーなどで吊ると細い葉が垂れさがり、独特のおしゃれ感が演出できます。風通しのよい環境を好むので、壁からは離しましょう。耐寒できる最低気温は5℃程度です。水やりは霧吹きで、冬は1週間に1~2回おこないます。
シュガーバインは、細いつるを伸ばし、手のひらをひろげたような5枚の葉がぽつぽつとつく可憐な見た目の観葉植物です。つるがどんどん伸びるので、高い位置に置いたり吊るしたりするとグリーンが垂れさがっておしゃれな雰囲気になります。
寒さに強く、耐寒最低気温は0℃です。日当たりを好むので、光がよく入る窓際で管理するとよいでしょう。寒冷地では、冬の夜は窓際から離してください。冬は生育が緩やかになるため、水やりは数日に1度にします。
アイビーはツヤのあるカエデのような葉をつけるつる性植物です。ぐんぐん伸びるので、外壁に這わせたりグランドカバーにしたりといった用途もあります。
耐寒性が強く、0℃でも耐えられます。耐陰性もありますが、日当たりのよい場所を好むので明るい窓辺などで育てましょう。日によく当たるほうが葉の緑色もきれいに出ます。春~秋も土が完全に乾いてから水やりし、冬はさらに頻度を減らしてください。
フィカス・エラスティカは、楕円形の大きく革質な葉姿が特徴的なインテリア性の高い常緑高木です。観葉植物としては、卓上サイズの小型のものから2mを越す大型のものまでさまざまなサイズが販売されています。
耐えられる最低気温は5℃です。日光を好むので日中は明るい窓際に起き、気温が下がる夜は窓から離しましょう。水やりのタイミングは、土の表面が乾いてから2、3日後が適切です。
観葉植物の多くは熱帯地域が原産のため、日本の冬は厳しい環境です。しかし、観葉植物への水やりの頻度や置き場所、寒さへの対処などに気をつければ、寒さに弱い観葉植物であっても問題なく冬を越すことができます。耐寒性に強い観葉植物もあるため、初心者の方はそのような観葉植物を購入するのもよいでしょう。お気に入りの観葉植物を見つけて、緑のある暮らしを楽しんでくださいね。
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