GREEN News

グリーン設置事例紹介:IT企業オフィス@目黒

GOOD GREENの観葉植物レンタルをご利用頂いているIT企業様より、素敵なオフィスグリーンの写真を送って頂いたのでご紹介させて頂きます。

オフィスの観葉植物
ユッカ_観葉植物設置事例 オーガスタ_観葉植物設置事例

今回ご利用いただいた観葉植物は(1)ユッカ:青年の樹(2)オーガスタ、の2種類です。

日光の良く入る素敵なオフィスで、グリーンの生育にとっても最適な環境でした。今後の成長が楽しみです。

オフィスのグリーンレンタルはGOOD GREENにお任せください!

きまぐれ起業日誌2:新規事業をやるということ

企業勤めをしていた頃は、よく若手から「新規事業がやりたいです」という声を聞いた。やや謙虚な若手だと「まずは既存事業でスキルをつけて、それから新規事業をやりたいです」となる。

ちなみに、新規事業をやりたいという声に対して個人的な肯定否定はない。むしろ、何もやりたいことが無いよりよっぽどよいと思う。

ただ、意識すべきだと思うのは、何を持って新規とすべきか、だ。

おそらく先の声は、世の中に何か自分が関わって新しいものを生み出したいという気持ちから生まれたのだろう。良いことだと思う。

他方、新しいものというのは必ずしも新規事業から生まれるものではないというのが今回のポイントだ。

例えば、世の中におけるイノベーションは、全く新しい何かを発明することから生まれることもあるが、その多くは既存の物事のブラッシュアップから生まれていると思う。

例えばトヨタの強さは、車を作ったこと、ハイブリッドを導入したこと、などもあるが、ジャストインタイムを浸透させたことも大きな要素であることは有名だ。ディーラー網を構築したマーケティングもしかり。そして、おそらく本当の強みはそうした著名な仕組みよりも、日々の目立たない改善活動にあろう。

模倣されないプロダクトもビジネスも難しいし、そのスピードも早まる昨今、本当に新規と呼べるものは何か。新しい事業を作っても、利益を生み出せなければ意味はないし、おそらくその事業はほぼ先駆者がいたり、代替可能な事業やプロダクトが存在する。

そうした中、新規事業も良いけれど、既存事業のブラッシュアップも新規と呼んで良いと思うし、ある意味でスキルとしてはそちらの方が再現性が高いと感じる。

そして、これは蛇足だけど、新規事業は本当に面倒くさい。仮説検証に時間がかかるし、リソースが乏しければしょーもない事務作業に忙殺される。そんな作業は事務の人がやってくれるから、と思っているなら、それも効率考えたら間違っていないのだけれど、例えば将来自分でスタートアップやるならそこも経験しておいた方がいいだろう。

それらを全部やれたところで、やっと土俵に立てるといった感じだ。しかも成功確率高くないから賞賛を受けることも少ない。

それでも新規事業やりたいですか?

きまぐれ起業日誌1:情報コスト

ブログなんて続かないのわかってるもんで、思いつきで書いてみようかと。

結論を先に述べると淡白でつまらないのだけれど、”情報にはコストがかかる”ってことで。

情報には様々な種類があるけれど、例えば「xxの会社のxx事業はうまくいっている」という話。

これは、フタあけてみると実は全然赤字だったり(トップラインは伸びてる場合もある)、利益出ているように見えて、管理会計きっちりやると実は赤字だったり。

新規事業調査するときなんかは、比較的市場規模が大きかったり、認可制の事業だったりするとデータがそこそこネットや書籍で取れるのだけれど、多くの場合そうはいかなかったりする。

その場合、色々な業界関連の人に話を聞きながら仮説を立てていくのだけれど、聞く人によって仮説に矛盾が生じちゃったりすることは多々あって、手元のデータと人から聞いた二次情報を組み合わせながら考えるのだけれど、そこにも矛盾が出てきたりして。

データもサンプルや前提によって大きく信ぴょう性が変わってきたりして。

昔、会計士をやっていた頃に”職業的懐疑心”というワードがあったけれど、これはかなり大事で、1つ1つのエビデンスが強いものでない限り、複数のエビデンスを固めながら真実に近づくというアプローチ。

事業についても、核心に迫るためには複数の情報が必要で、もちろん100%に至ることはないのだけれど、それが低いと判断に混じるギャンブル性が高くなる。

世の中にまだ存在しない事業を作る人はホントに尊敬に値すると僕は思っていて、エビデンス収集がほぼ不可能な中、自分の仮説を信じて突き進むことになる。

他方、既存市場でやるなら先人達の経験や知恵があるから、なるべくそれらを集めようとすることに意味が出てくる。けれども、先に述べた複数のエビデンスを集めるためにはそれなりのコストがかかるわけで。

この場合のコストは金銭的な場合もあるけれど、アクション量という時間的なコストが主に注目される。

個人的には、アクションによって確度が1%でも上がるなら、そこは徹底すべきだと思っている。例外的に新しく市場が出来つつあって、参入者が増えているときなどはスピードが大事なので、走りながら考える度合いが強くなるのだろうけれど。

思ったことをちらつら書いていたらとりとめのない文章になってしまったけれど、とにかく仮説の確度を上げるためにも、コストをサボらずに払う事は大事だなぁと最近実感している。

そこまでしたって、成功の確度は統計的には十分に低いのだから。

キャビノチェ社によるアドバイザリーがスタート

GOOD GREENはキャビノチェ社よりアドバイザリーを受け(代表の折原氏が弊社アドバイザーにジョイン)、植物用水分計Sustee(サスティー)の導入を決定しました。サスティは水やりのタイミングをお知らせする機能を持ち、観葉植物にとって重要な水やりの精度を飛躍的に向上させるプロダクトです。また、グッドデザイン賞・レッドドットといった名だたるデザインに関連する賞を受賞しており、高いインテリア性を誇ります。GOOD GREENでは全てのプランにこちらを導入し、また小売も同時にスタートします。引き続き、GOOD GREENをよろしくお願いいたします。

植物用水分計”Sustee(サスティー)”について

誰でも簡単に水やりが出来る植物用水分計

今日はちょっと弊社が活用しているプロダクト”Sustee(サスティー)”のご紹介です。

サスティー

ペンシル型のかわいいデザイン、これ実は水分計なんです。

植物は”水やり3年”などともいわれますが、家庭で植物を育てる方なんかはさすがに3年も待てないですよね。そんな皆様におススメするのがサスティーです。

そして、なんとこちらのプロダクト、グッドデザイン賞やレッドドット賞も受賞しているんです。プロダクトデザイナー・中林 鉄太郎氏のデザインディレクションのもとに研究を繰り返して完成した素晴らしい製品で、GOOD GREENもすぐに気に入ってしまい、業務提携をして導入することにしました。

サイズ別のサスティー

是非みなさんもお使いになってみてください!

生産者巡りを終えて

九州・関東に続いて東海地方を夏に回った。

今まであまり接点のなかった農家の方々とも多くふれあって色々なことを学ばせてもらったが、よく「農家ってどんなタイプの人が多いの?」という質問を受けるのに対して僕の答えは「十人十色で、どこの業界もある意味同じ」って感じかもしれない。僕が今まで働いてきた監査法人、投資銀行、コンサルティングファーム、ベンチャー企業でも本当に色々なタイプの方がいたし、ビジネスに対してアグレッシブな人もディフェンシブな人も本当に様々で、まあそもそもどちらも多くの人数がいる中でそれらを無理やりカテゴライズする方が無理あるよねって話で。

とりわけ2代目、3代目の若い方々は創意工夫を考えている人は多かったイメージだ。とりわけマーケティングについてそこは感じた。どうしても生産と消費のサプライチェーンが複雑化すればするほど、そこでの情報は断絶されやすく、でもそれだとプロダクトアウトになってしまうので、そこをどうにかしたいという強い思いを感じた。

最近ではアグリテックなんて言葉も市民権を得てきたけど、もっとその辺りに関心を持つ人が増えれば、業界にも新しい風が吹くのかもしれない。

GOOD GREENの目指すところ

サービス開始から1か月が経ったので、初心忘れるべからずということで”なぜGOOD GREENを始めたのか”、”GOOD GREENはどこに向かうのか”を明確にしておこうと思う。

以下、事業計画の抜粋。

 

社員の会社に対する満足度は今後ますます重要になる

  • 昨今では少子高齢化で社員獲得が困難化してきている
  • 採用コストは昨今ますます上昇しており、企業の負担になっている
  • こうした中、採用(IN)だけに注力するのではなく、採用した社員の満足度向上など既存社員の雇用維持・生産性向上(OUT)にも関心が移ってきている

人件費よりも福利厚生インフラを充実させるべき

  • 社員に対する給与額の上乗せなどで一時的に企業につなぎとめることは可能だが、それだけでは人件費率が高まる一方
  • 人間の性質的に金銭的な効果は長続きするものではない
  • それよりも福利厚生的なインフラを整える方が安価で満足度に対してもROIパフォーマンスがよい
  • また、エンジニアなどクリエイティブ職種が増加しており、今まで以上にオフィスや施設の環境(働きやすいデザイン)が重視されてきている

人件費(営業・配送コスト)を圧縮すれば福利厚生サービスはもっと安くなって浸透しやすくなる

  • 既存の福利厚生サービスは高価であり、中小企業に浸透するまでの価格にはなっていない
  • 一般的に利用される福利厚生サービスの価格を押し上げているのは人件費(営業・配送コスト)であり、これらを一括して圧縮している企業はほぼ皆無

 

まあ、起業1か月で初心忘れるわけないですよね。。。

観葉植物の東京都卸売市場における取引状況

観葉植物の産地別取扱実績の推移

観葉植物の産地別取扱実績の推移

東京都卸売市場における観葉植物の取引量は金額ベースでみると愛知県の存在が群を抜いていることがわかります。渥美半島・知多半島だけでなく安城などでも生産が盛んです。

観葉植物の生産状況

観葉植物の都道府県別農家数・作付(収穫)面積・出荷量の推移

観葉植物の生産状況

ご覧の通り、観葉植物の生産量は徐々に減ってきている状況です。リーマンショックの後で激減した後に戻らない理由は単に景気のせいだけとは言えず、生産者の年齢が高くなってきていることや、価格が従来ほどの水準を維持できなくなってきていることより生産者所得が減ってきて生産を中止する方が増加していること、などが昨今では話題にのぼることが多いです。

観葉植物の一般的な流通経路(グリーンレンタルの場合)

グリーンレンタルの仕組みと観葉植物の流通経路

観葉植物レンタルのビジネスモデル

  • 生産者
    • 観葉植物は日本全国でも暖かい地域で作られていることが多く、愛知県、鹿児島県、沖縄県などが主要な生産地となっています。
    • 植物専門の運送業者(市場集荷便)に委託するのが主流で、その理由としては植物を取り扱う配送業者が少ないこと、小口注文に対応していると配送費が割高になったり手間がかかることがあげられます。
    • 昨今ではインターネットで自社ECを用いたり、アマゾンで販売する生産者も出てきています。
  • 卸売(市場)
    • 卸売(市場)は大きく区分すると中央市場と地方市場で構成され、日本全国に大規模なものから小規模なものまで存在します。そのうち東京都の卸売市場では東京都が運営主体となっており、その中で卸売業者が活動をしています。
    • 卸売(市場)での取引は、注文・相対・せりの3種類で行われます。注文取引とは小売・レンタル業者が注文を出して、市場集荷便が生産地まで植物を集荷しにいきます。相対・せりの場合は、生産者が市場に観葉植物を出荷し、それらがせりにかかる前に事前情報をもとに先取りするのが相対、残りのものがせりにかかります。
    • せりの方式はリバースオークション形式が採用されており、機械式せりが主流です。また、最近ではオークネットのような企業も存在感が大きくなってきています。
    • せり価格はその他の方法と同じレベル~半額程度まで幅広く、生産者側としては取引価格の変動が大きくなってしまうため注文取引を志向します。その結果、昨今のせり取引量は全取引の30~50%程度(市場による)になっており、かつての半分がせりにかかっていた状況からは大きな変化が起こりました。
  • 仲卸
    • 問屋のイメージに近い位置づけで、生産者や市場で仕入れた植物を小売・レンタル業者に販売しています。
    • 一定規模になると、小売り・レンタル業者ともに市場での買参人権を取得して、直接市場で仕入れますが(急な需要や小口仕入には仲卸を併用する場合もある)、特に小規模の小売・レンタル業者はせりに参加する時間も、集荷しに行く時間もないため、仲卸が存在感を発揮します。都内だと江戸川区の鹿骨などが集積地として有名です。
  • 小売り・グリーンレンタル業者
    • 卸売(市場)、仲卸、(一部の企業は生産者)から植物を仕入れて法人・個人に販売・レンタルしています。
    • 昨今ではホームセンターのバイイングパワーが非常に強く、日本の観葉植物流通量に占める割合はかなり大きいといえます。