ポリシャスは、光沢のある大きな葉が特徴的な熱帯植物で、室内に爽やかで明るい雰囲気をもたらします。葉は薄くしなやかで、明るい黄緑色の美しい斑入りが特徴的です。新芽は鮮やかな黄緑色で、茎から直接展開していきます。コンパクトな樹形と管理のしやすさから、窓際やテーブルの上など、さまざまな場所で楽しめる観葉植物として人気があります。
本記事では、ポリシャスを健やかに育てるためのポイントを詳しくご紹介します。
【目次】
ポリシャスの基本情報
ポリシャスの育て方
ポリシャスの風水・花言葉
ポリシャスのトラブル対処方法
ポリシャスのよくある質問
さいごに
科名 | ウコギ科 |
属名 | タイワンモミジ属 |
学名 | Polyscias |
一般名称 | ポリシャス |
原産 | 東南アジア、オーストラリア、アフリカ |
別名 | タイワンモミジ(和名) |
入手難易度 | 普通 |
栽培難易度 | 簡単~普通 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
温度 | 15℃~25℃を推奨 最低でも10℃以上を維持 |
光 | 直射日光には弱い 明るい窓際などを推奨 |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたらたっぷりと 秋冬:土の表面が乾いて2~3日待ってから |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5~9月 |
・ポリシャスは日光を好む植物であり、特に明るい場所で育てることが推奨されています。しかし、直射日光には注意が必要です。特に夏場の強い日差しは葉焼けを引き起こす可能性があるため、カーテンなどで日光の量を調整することが重要です。
・具体的には、ポリシャスは直射日光が当たる環境でも育つことができますが、夏の強い日差しからは保護する必要があります。理想的には、明るい日陰や半日陰で育てると良いでしょう。また、冬場は温度管理にも注意が必要で、最低でも10℃以上を保つことが求められます。
春から夏にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。具体的には、鉢の中央部分までしっかりと乾いてから水やりを行うことが推奨されています。
水やり後は鉢底から水が流れ出るくらいしっかりと与え、受け皿に溜まった水は捨てることが重要です。これにより根腐れを防ぎます。
秋から冬にかけては、水やりの頻度を控えめにします。土が乾いてから2~3日後に水を与えるようにし、特に冬場は1週間に1〜2回程度で十分です。
冬は空気が乾燥するため、葉水も行うと良いでしょう。ただし、寒い時間帯に水を与えると根や葉が傷む可能性があるため、室温が上がったタイミングで行うことが望ましいです。
ポリシャスには春から秋にかけて、特に生育期である5月から10月にかけて緩効性肥料を与えることが推奨されています。具体的には、2か月に1回の頻度で置き肥を施すか、水に薄めた液体肥料を2週間に1度与える方法があります。
冬場は生育が緩慢になるため、肥料は控えめにするか与えない方が良いとされています。特に寒さが厳しい時期には、根が動かないため肥料焼けを起こす可能性があります。
ポリシャスは春から秋にかけて成長が活発になるため、この期間に液体肥料を与えることが重要です。具体的には、2週間に1度、水やりの代わりに水に薄めた液肥を与えることが推奨されています。
・春から秋(4月~10月)
この期間は植物が活発に成長するため、肥料を与える最適な時期です。緩効性化成肥料を1ヶ月に1回、または液体肥料を2週間に1度与えることが推奨されています。
・夏の高温期(7月~8月)
この時期は根が休むことがあるため、特に注意が必要です。液体肥料のみを2週間ごとに与えることが安全です。
・冬(11月~3月)
冬は植物の成長が鈍るため、基本的には肥料を与えない方が良いとされています。
葉にクモの巣のような糸が見られ、葉がかすれて枯れることがあります。対策としては、水で葉を洗浄し、市販の殺虫剤を使用することが効果的です。また、定期的に霧吹きで葉水を行うことで予防できます。
貝殻のような虫が葉についており、黒いカビ(すす病)が発生することがあります。対策としては、柔らかい布で擦り取り除き、必要に応じて殺虫剤を使用します。
新芽が萎縮し、葉が縮れることがあります。対策としては、縮れた葉をカットし、アブラムシを取り除くこと。また、殺虫剤を使用することも有効です。
葉に明るい灰色の斑点が現れます。この病気は湿度が高い環境で発生しやすいです。対策として、風通しを良くし、感染した葉を取り除くことが重要です。また、適切な水やりを心掛け、過湿を避けることが予防につながります。
葉に褐色の斑点ができ、最終的には葉が枯れることがあります。対策として、こちらも感染した部分を取り除き、適切な水分管理を行うことが大切です。
ポリシャスは、成長が旺盛な観葉植物で、適切な時期に植え替えを行うことが重要です。一般的に、ポリシャスの植え替えは春から初夏(5月から6月)が最適とされています。この時期は植物が活発に成長するため、ストレスを最小限に抑えることができます。また、成長期である春から秋にかけては、根の成長も促進されるため、植え替え後の定着が良好です。
・根詰まり
鉢の中で根が回りすぎている場合、土が水を吸収しにくくなり、植物全体が弱ってしまいます。根が鉢の底から出ている場合や、鉢を持ち上げたときに重さを感じる場合は、根詰まりのサインです。
・葉の変色
下葉が黄色くなったり、しおれたりする場合は、根が健康でない可能性があります。これは水分不足や栄養不足によるもので、植え替えを検討する必要があります。
・水はけの悪化
土壌が水を吸収しにくくなったり、水が鉢底に溜まるようになった場合も植え替えのサインです。これは土壌が劣化していることを示しています。
・成長の停滞
成長期にもかかわらず新しい葉や枝が出ない場合、根が鉢内で窮屈になっている可能性があります。この場合も植え替えを考慮すべきです。
・邪気払い
ポリシャスはそのギザギザした葉によって悪い気を払う力があるとされています。特に、台湾では「富貴樹」として商売繁盛や開運招福の象徴とされており、家庭やオフィスの玄関や窓際に置くことで、悪い運気を寄せ付けない効果が期待できます。
・調和と冷静さ
丸い葉を持つ品種は「調和」の風水効果を持ち、リラックスできる空間を作るために寝室などに適しています。また、ポリシャスは上へ向かって成長するため、仕事運や出世運を高めるとも言われています。特に東の方角に置くことで、その効果が最大限発揮されるとされています。
ポリシャスの花言葉は「大切な思い出」です。この花言葉は、ポリシャスが森林に多く自生していることから名付けられたとされ、ギリシャ語で「ポリ(多い)+スキアス(影)」という意味を持っています。
・葉が落ちる
日当たり不足、水のやりすぎ(やらなすぎ)、寒さが主な原因です。日当たりの良い窓際への移動、適切な水やり管理、冬場は10℃以上の環境維持が必要で、特に冬は水やりを控えめにして乾燥気味に育てることで改善できます。
・葉焼け
強い日差しを浴びすぎることで発生し、葉の色素が抜けて白くなったり、一部が茶色く枯れたりします。カーテンなどで遮光し、焼けた部分はカットして新しい葉の成長を待つことが対策となります。
・根腐れ
水のやりすぎや排水の悪い土壌により根が常に湿った状態になることで発生し、根が黒く変色してぶよぶよになり、葉の黄変や落葉が起こります。早期発見できれば腐った根を切り落として新しい土に植え替えることで復活が可能です。
・根詰まり
鉢の中で根が密集しすぎて水を吸収できなくなる状態で、水が浸透しにくい、底から根が出てくる、葉が黄色くなるなどの症状が現れます。1~2年に1回を目安に一回り大きな鉢に植え替えることで解決できます。
ポリシャスは日当たりの良い室内の窓際を好みますが、夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、レースカーテンで光を和らげることが推奨されます。
生育期である5~10月に肥料を与え、日当たりの良い環境で育てることが重要です。置き肥や液肥を与えることで枝葉がよく茂ります。
ポリシャスには80~100種類あり、細葉や広葉、丸葉など多様な形状があります。特にフルティコーサは細かい切れ込みが特徴です。
日当たり不足、水のやりすぎまたはやらなすぎ、寒さが主な原因です。適切な水やりと日当たりの良い場所への移動が必要です。
ポリシャスは水耕栽培が可能ですが、水中には根から出る老廃物を分解する微生物がいないため、根腐れしやすい点に注意が必要です。
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ポリシャスは、明るい黄緑色の斑入り葉が特徴的な観葉植物です。薄くしなやかな葉は、光を通すような透明感があり、室内を爽やかに演出してくれます。 葉は広卵形で、黄緑色の美しい斑が不規則に入るのが特徴です。新芽は茎から直接、鮮やかな黄緑色で展開し、次々と新しい葉を展開させていく様子も魅力的です。樹形はコンパクトで枝分かれが良く、50-80センチメートル程度の手頃な大きさに育ちます。
定期的に葉を拭いてあげることで、斑入り葉の美しさがより際立ちます。株が大きくなってきたら、春から夏にかけて剪定や株分けを行うことができ、増やすことも可能です。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、受け皿の水は捨てるようにしましょう。