グリーンインテリアを飾る上で、一番肝心なことは相性です。いくら見た目が好みでも、生活スタイルや成長具合に合わない植物もあります。
最近では、植物を取り扱う専門店だけでなく、インテリアショップで見かけることも多くあります。
今回は、おしゃれでインテリア性にすぐれているだけでなく、好みのタイプ別にご紹介します。
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癒される空間にはそれぞれ違いがありますが、グリーンを感じられるかわいさのなかで一番重要なのは、フォルムです。
かわいいフォルムに癒しを感じ、インテリアとの相性が抜群の上位3種類を紹介します。
まっすぐ伸びた茎の先端に、濃い緑色の葉が「手のひら状」に広がるパキラ。茎の基部がふっくらしていて、力強い存在感とかわいらしさが兼ね備えています。
大きく育つと、カイエンナッツと呼ばれる実がつくことがあります。斑入りの種類のほかに、複数寄せ植えして、茎を縄状に編み込んだものもあります。
パンヤ科カポック属に似ていることから、カポックとも呼ばれている「シェフレア」です。光沢のある濃い緑色の葉を広げた姿は、かわいらしさと生命力を感じる立ち姿です。
特に、刃先が丸くなるアルボリコラの品種は、女性の方が好む形となっています。また、淡黄色の斑入りのフイリホンコンもかわいらしさが人気です。
そして、何より丈夫で育てやすいです。
ハート型の鮮やかな緑色の葉に、黄色い斑が入ったポトスは丈夫で、育てやすい品種です。
つる性なので、つるを誘引して楽しむだけでなく、吊り下げて飾ることもできます。
インテリアの照明との共演もおすすめです。
全体的にライムの色が多く入るタイプもさわやかで、大変おすすめです。
室内のシンボルツリーとなるぐらい大きくなる品種だけでなく、葉がかっこよく大型なものも含めてご紹介します。
部屋の主役になる、かっこいい流行りの観葉植物ベスト3をご紹介。
サトイモ科で葉の色彩がおもしろい品種です。一昔前までは珍しい品種でしたが、近年見かけることも多くなっています。
葉が大型でインパクトがあり、光沢の見栄えもかっこいいです。いろいろなジャンルのインテリアに合わせやすいのも魅力的です。
アフリカの亜熱帯・アジア・アメリカなどに、50種類前後あります。特に、観賞用にはフラグアンス・サンデリアナ・スルクロサ・デレメンシスなどが多いです。また、斑模様の違いなどで多くの種類があります。
小さく育てる品種だけでなく、大きさを楽しむ品種も人気です。
その中でも、ドラセナマッサンゲアナ(幸福の木)は人気で、引っ越し祝いなどのギフトにも喜ばれます。
熱帯のジャングルを彷彿とさせる大きく深く切り込んだ葉は、穴があくのも特徴です。デリキオサという品種の実は食用にもなります。
小型の種類の場合は、ハンギングバスケットでも楽しむことができ、ガーデニング資材での遊びの楽しみもあります。
沢山の種類が流通している観葉植物ですが、その中でも普段目にしない品種も多くあります。
珍しく、入手困難とまではいかなくても、お友達の家と被らないちょっと他の人と違う3種類をご紹介します。
大型で、細身の幹で、すっきりとした樹形が特徴の観葉植物です。大きな空間で育てることが可能であれば、2m以上の迫力のある仕立てにすることもできます。
グリーンインテリアの主役になること間違いないです。
レアな品種ですが、管理はさほど難しくないのが、このアマゾンオリーブです。
くねっと曲がった幹が美しいシルエットで、日の陰になった姿も素敵です。また、花と実も楽しむことができ、実を食すこともできます。種が多く甘酸っぱい味わいです。
ユーフォルビア属に属するミルクブッシュは、乾燥した地域に自生しているミルクブッシュは全体的にボリュームがある姿が特徴です。
多肉植物ですので、単体で楽しむだけでなく、他の相性の良い多肉植物と寄せ植えして楽しむことも可能です。
徳利のような膨らんだフォルムと変わった草姿が魅力的な観葉植物です。冬の寒さに気を付ければ、比較的育てやすい品種です。花が咲いた後が種ができ、撒いて育てることは可能です。(繁殖したものを個人での販売は禁止されていることがあります。種から育てる場合はご自身で楽しまれることをおすすめします。)
こちらも徳利みたいに株元が膨らむ種類の観葉植物ですが、若いときはスリム体系で、大きくなるつれ、ポッコリなっていきます。生長が遅いので、若木を買った場合は、ポッコリしてくるのが待ち遠しくなります。
葉軸がしっかりしており、葉の強めなカールが特徴です。名前のごとくですが、マニラの街でよく見かけます。流量が少ないので、入手が困難な場合もあります、ぜったいにほしい方は、見かけ次第すぐにご購入されることをおすすめします。
流行に関係なく、常に愛されている観葉植物の品種を紹介致します。グリーンインテリアが主流になり始めたころから、上位ランキングに入る品種ばかりを紹介します。
フィカス属の常緑または落葉性のゴムの木は、観葉植物が愛され始めたころから不動の人気があります。
観賞用として、ベンジャミン・ガジュマル・インドゴムノキなどがポピュラーです。サイズも幅広く、こまめな剪定で低木に仕立てたり、縄編みや網目状に編み上げることもできます。
また、丈夫で育てやすいのも長く愛されている秘訣かもしれません。
南インドの熱帯・亜熱帯地方、アフリカ・マダガスカルなどに70種類前後あります。
大型に楽しめるものから、小さいものもあり、幅広く対応できる品種です。
固く細長い葉が何枚も直立しており、美しい雲状の模様が入っているのが特徴です。園芸品種のローレンティーが多く出回っており、ハーニーも人気があります。
冬越しは苦手なので、気を付ける必要があります。
ハート形のシルエットが愛らしいのに関わらず、大型にも育てることのできる種類です。葉の量の調整により、より姿が美しく仕立てることが可能です。お世話する楽しみが倍増します。
海沿いなどにあるリゾートホテルなどでよく見かけるオーガスタ、トロピカルなイメージがぴったりな姿です。
インパクトのある大型なので、かっこよくインテリアに合わせることも可能です。
アカサヤネムノキという別名ももつこの観葉植物は、葉っぱがとても特徴的です。
涼やかで軽さが際立ちますが、夜になると葉を閉じます。日中には想像しにくい姿になります。夜以外に葉を閉じる場合などは、生育状況が優れない印になるため、早めに対処が必要です。
棚やデスク回りにも小さめがフィットするかわいい観葉植物も沢山あります。管理が簡単で育てやすい、おすすめの厳選2種をご紹介します。
ブラジルなどに分布する小型のアナナスの仲間です。美しい葉の色が特徴です。パイナップル属で、葉のギザギザした感じがパイナップルを彷彿とさせます。0℃ぐらいの耐寒性があるので、冬場の室内でも防寒なしで育てることが可能です。
まん丸の葉っぱがかわいいく、育て方も簡単です。珍しい品種のため、株が大きいと高値で取引さえている場合もありますが、小さいポットだとお求めやすい価格の物もあります。
中心からすっと伸びた先にお花がつく姿もとっても愛らしいです。
先に正解を言いますが、答えは「YES」です。ただし、ほっといてできるほど簡単ではありませんが、お子さまと一緒に楽しんで育てることも可能です。
簡単に言いますと、「挿し木」です。パイナップルの冠芽の部分をカットし、葉を数倍はがし挿しやすくしてから赤玉土と腐葉土・緩効性肥料を混ぜた土に植え付けます。
熱帯性の植物ですので、冬の作業は避けてください。
順調に生育すると新芽が伸びてきます。順調に育てば2年後ぐらいには株の中心にパイナップルの実が現れるかもしれません。パイナップルを丸ごとご購入するかたや、ご興味があるかたは是非チャレンジしてください。
観葉植物は人気が高く、身近になりつつありますが、日本古来のものが少ないため育て方に寄り添わないとしっかりと育てていくことが難しいです。
暑い地域の生息地だからといって、直射を浴びすぎてしまえば弱りますし、水管理を怠れば残念ながらお別れの時が早まる可能性あります。
ご自身の生活リズムの中に、観葉植物と会話するような管理ができることがベストですが、難しいと感じる場合は丈夫で強健な品種をおすすめします。
グリーンインテリアを上手に使った、インテリアコーディネイトをして、ワンランク上のおしゃれな空間の演出をされてはいかがでしょうか。
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