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観葉植物を買ったことや育てたことがない方でも、「パキラ」と言えば、名前くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そう、あのパキラです。比較的育てるのが簡単な上に、むくむくと成長するので、育てている実感が沸く品種の1つともいえます。
パキラはパンヤ科パンヤ属の植物でカイエンナッツと呼ばれることもありますが、実はパキラの実は食利用されていたことがあるのです(ただし、現在は毒素も確認されており、食用禁止となっている国もあるので、食べないでくださいね)。
鉢植えだと大きさにも限度がありますが、自生している場所だと高さ20mにまで成長する高木です。お店に置かれている一般的なパキラは苗を編みこんだ株や、幹の基部がふくらんだ株をミニ観葉にした株が多くみられます。
パキラはあまりにも有名な植物なので、いろいろな場所で見たことがあるかもしれません。特に大型ホームセンターに行けば、必ずといってよいほど、パキラが置いてあります。大きさは手のひらサイズのものから人間の背丈位のものまでいろいろですね。
まずパキラは寒さに比較的強いとされていますが、7度位は保ってあげないと枯れてしまうおそれがあります。乾燥気味に管理すると、やや寒さには強くなりますが、それでも5度程度まででしょう。室内ならなら冬越しは簡単ですが、それでも夜に冷える場所などは地域によっては避けた方が無難です。
一方で、暑さと暗さには強い観葉植物とされているので、比較的日陰にも強いのですが、だからといって光が足りないと枝がだらしなく伸びてしまったり、弱弱しく葉が育ってしまうので注意しましょう。
出来たら夏はレース越しの日光があたる場所が最適ですが、直射日光が差し込む場所でも徐々に慣らせば葉焼けは起こしにくくなります(ただし斑入り品種を除く)。
パキラの場合、一般的な観葉植物の水やりと同様で、土が乾いたら鉢から水がしみ出るくらいまでたっぷりと水をやるのが基本です。鉢皿に貯まった水はちゃんと捨てましょう。多少水やりを多めにしても失敗して枯れてしまうことは少ないのですが、乾燥にも強いのでむしろ乾かし気味にする方がよいといえます。
なので、年間を通して鉢土の表面が乾いてきたら水を与えれば十分でしょう。
大きな株にしたい場合、あたたくなってくる夏から2~3ヶ月ごとに肥料を与えるのもありですが、もともと成長が早いので必要不可欠ではありません。
生長がとても早く、鉢の中が根づまりしてしまった場合は下葉が落ちたりすることがありますが、そんなときは葉がなくなってしまった枝を切り戻すと新しく新芽が出てきます。
いかがでしたでしょうか?
パキラは比較的植物を育てるのが苦手な人でも育てやすい植物なので、是非まずは一度トライしてみてください!
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